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子猫白書

<1>〜<5>

<1>
[出会い]
<1>出会い

 病棟専用のロビーは下の通院患者用の賑わいが嘘のようにひっそりとしている。"子猫"は自動販売機で買ったジュースを窓際のソファーに座ってゆっくりと飲んでいた。強すぎる日差しだったが目を細めながら光の中でぼんやりしてるのが好きだったのだ。光の暖かさが2ヶ月前にこの世を去った父親の温もりのように思えて、光の中に父の姿が今にも浮かんでくるような気がした。
「なぁーに暗い顔してんだよ?」
弾ける様な明るい声とともに視界が暗くなったと思うと長身の少年が逆光の中、影のように立っていた。
「お前も心臓か?」
そう言って子猫の顔をのぞき込むように顔を近づけた。子猫が黙っていると背筋を伸ばし
「俺はいつ死んでもいいと思ってる。ただ、俺は今生きている。だから、俺は俺の好きなように生きてやる。」
と言うと大きく口を開けて笑った。
「あっはっはーー!その為には野望を持つことだな!」
「・・・野望?」
「そう!野望だ!・・ま・・まずは病院脱走だな。」
最後の言葉は声を落として言った。子猫には何を言ってるのかもわからなくて訝しげに長身の少年を見上げていた。目が慣れてきて影だった少年の顔がはっきり見えてくる。アイドル系の可愛い顔で声のトーンの高さに釣り合っているものの、そこに浮かぶ不敵な笑顔は大人びていて年齢がわかりづらい印象を持たせていた。
「興味あるか?」
聞かれて子猫はうつむいて首を振る。と、少年はまた顔を近づけ子猫の耳元で囁いた。
「今夜、消灯後10時にここに来い。面白い所に連れてってやる。・・あ・・パジャマなんかで来るなよ。ちゃんと服を着て来い。」
子猫はドキッとして一瞬声がつまってしまって、行けない。と言う前に少年は笑い声と目も眩む光を残して立ち去って行ってしまった。
<2>
[脱走]
<2>脱走

 消灯後でも病棟を患者が歩くのは珍しいことではないらしい。上の自動販売機にはない飲み物を買いに1Fまでわざわざ行く人もいるし、外来用の公衆電話をわざわざ使う人もいるし、1Fの喫煙コーナーで雑談している大人達もいた。

 昼間少年からの一方的な約束をさせられた子猫だったが、約束が気になって待ち合わせしたロビーに行ってみると、パジャマにガウンを羽織った彼がいた。
「常習犯だからな。服は禁止だってさ。あっはっは。・・ま・・気にするな。」
そう言って彼は羽織っていたガウンを子猫に着せた。
「服だと怪しまれるからな。外出るまではこれを着てろ。」
子猫がなにをどう言えばいいのかわからないまま戸惑っていると、長身の少年は
「ああ、俺は翔太郎。みんなは翔って呼んでる。よろしくな。」
と言って、子猫の手を取ると先導するように引っ張って行く。
「あ・・あの・・・」
「しっ!黙ってろ。」
威圧的な視線に子猫は手を引かれるまま黙ってついて行くしかなかった。

 薄暗い廊下をいくつか曲がった先に非常用の通用口があった。ただ、そこは休日で玄関が開いてない時の面会人が頻繁に使用する出入り口で緊急の患者が運ばれた時にも家族や呼ばれた親戚が使うものだった。
 その夜も通用口近くの待合室には数人の影があった。囁き声とときどきすすり泣く声に、子猫が恐る恐る顔をむけようとすると
「バカ。見るな!」
と怒ったように翔が囁き、歩調を早めたので、手が強く引かれて子猫の腕の付け根が痛くなった。

通用口から外に出るとひんやりとした外気が肺いっぱいに広がり、興奮して火照る頬を撫でる風が心地良かった。通用口を少し離れると歩調を落としたので、子猫がホッとして小さく息をつくと
「寒くないか?」
と翔が聞いてきた。子猫は翔の顔を見上げながら
「ううん。平気。」
と首を振って笑った。それを見下ろす翔もフッと笑って
「さっきは悪かったな。けど、いくら同情しても人の不幸はどうしてやることも出来ないんだ。だから、今自分がしっかり生きるってことが大事なんだ。」
と言って、ちょっと肩をすくめて見せた。子猫にはやっぱりわかるようなわからないような言葉だった。

 しばらく歩いて病院の駐車場のはずれにくると目の前に数人の人影がかすかに見えてきた。何台かのバイクが雑然と置いてある。
「ヘッド!成功おめでとうッス!」
翔の姿を確認した一人が駆け寄り頭を下げた。それから後ろの誰かに合図してバッグを持って来させた。他の仲間と思える者達も近づき挨拶をしている。
 翔はバッグから着替えを出すとさっさとパジャマから着替え、
「あっはっはー。服を取り上げたって意味ないぜ。」
と笑った。
「ヘッド、彼女は?」
仲間の一人が翔に煙草を差し出し、それに火をつけながら聞いてきた。
「今日から仲間だ。」
煙草の煙を美味しそうに吐き出した翔がそう言った。
「けど・・入院してる子ぢゃぁ・・?」
「だから一緒に脱走したんだろ!脱走仲間だ。・・の前にこの・・」
翔が左の胸を拳で軽く叩く。
「ポンコツ仲間さ。気をつけてやってくれ。No.2。他のみんなもな!」
「うっス!」

 翔はあっけにとられている子猫のガウンを脱がせると自分のパジャマと一緒にバッグにしまい、自分用のメットを子猫にかぶせてやった。それから仲間に用意させておいた自分用のバイクにまたがると、仲間に手伝わせて、子猫を後ろに乗せ掴まらせた。
「ぶっ飛ばされないようにしっかり掴まってろよ!」
そう言ってエンジンをふかせると高笑いとともに発進した。
<3>
[翔]
<3>翔

 翔は県内では最大勢力を誇る暴走族の頭だった。厳しい父親から文武両道を目指すように教育され、剣道、柔道、合気道、空手の有段者であり、ドイツ語、フランス語を使いこなし、英語に至っては日本語よりも得意と豪語する。格式の高い財閥の御坊っちゃまで家庭での会話はすべて敬語を使わなければいけないらしく、敬語のない英語の方が気が楽と言うのも無理ないかもしれなかった。
 けれど唯一の男子である翔の心臓に欠陥があると知った父親は失望を露わにし、困難な課題を与えては翔を試練に立たせ、それに応えれないようなら「お前を捨てる。」とまで言う親だった。生来負けず嫌いの翔は敵対心を持って父親の課題をクリアしていったが、どんなに努力しても誉めてはくれない父親とその父親に従うばかりで愛情をかけてはくれない母親とに反発を強めていった。
 愛情に飢えた孤独な狼。それが翔だった。そして喧嘩がめっぽう強いクソ生意気なガキが、やくざも手を引くほど恐れられる存在として県下に君臨するにはそう時間もかからなかった。それに翔の事件の全ては父親の権力の元、もみ消されていたし、警察にも権力は及び、誰も手出し出来なかったのだから。

 そうした事情を後で知ることになるものの、成り行きでバイクというものに乗ってしまった現時点での子猫は、轟音とともに飛ばす翔に必死でしがみついているのもやっとだった。暖かな春の夜とはいえ、強烈な風で体温は奪われ、指の感覚が麻痺してくるほど冷たくかじかんでいた。もうこれ以上は掴まってられないかも。と思っていたが硬直した指は離そうとしても離れなかったかも知れない。
 ようやく町中の裏通りに来てバイクは速度を落とし停止した。バイクから子猫を降ろそうとしてその指が離れないのに気付いた翔は、笑って手を重ねて擦ってやり、ようやく震える子猫を歩道に降ろした。
「どうした?怖かったのか?」
体の震えが止まらない子猫の冷たくなった両頬を手で包むようにして、顔をのぞき込んだ翔は子猫の鼻の頭に軽くキスをして、すっぽりと包むように抱き締めた。
「翔君〜その子誰よぉ〜!!」
遠巻きに様子を伺っていたレディースの少女達が騒ぎ出す。
「君をつけるなぁー!と言ってるだろうがぁー!!」
マジに怒鳴りつける翔にレディースの少女達は嬉しそうな声をあげる。なまじ可愛い系の顔であるばかりにアイドル扱いされるのを本気で嫌悪してる翔だったが、女性には手をあげないことを承知している彼女達はいつもからかうことでかまわれたいと願っていたのだった。
「その子が新しい彼女なのぉ〜?」
「入院して飢えてるからってロリコンに走るのぉ〜?」
「バカヤロー!!こいつは妹だ!!いくら女好きの俺でも小学生には手出ししないぞー!!」
(小学生?!)ムカッとした子猫だったがそこで反論出来る状況ではないし、黙って様子を見るしかなかった。
「女ならここにいっぱいいるじゃぁ〜ん!」
「はん!俺に抱かれたかったら、その厚い化粧を削ぎ落として来い!それで可愛い素顔だったら、いつでも抱いてやるさ。あっはっはー!」
「なにさー!意地悪ぅー!」
「可愛い女以外は女とは認めてないんだ!はっはーー!」
(何て奴?!)ますますムカムカしてきた子猫は体がいっそう震えるようだった。それに気が付いた翔は
「おっと、悪い悪い。寒かったか。早く中に入ろう。」
と無頓着に笑って子猫の肩に腕をまわして店の中へと連れて行った。
<4>
[ココア]
<4>ココア

 建物の2Fにあるその店は子猫が経験したことのない暗さだった。映画館や消灯後の病院ならわかる。が、営業中のお店の中がどうしてこんなに暗いのか?当たりを見回す勇気もなくただ肩を押されるままに席に進んだ。と広めのコーナーにいた全員が立って翔を迎え、脱出成功のお祝いを言う。開いていたスペースに翔と脱出を手伝った仲間が座り、子猫も向かいの独立したソファーを薦められた。
「何を飲む?」
「ん・・ココア。」
翔に聞かれるままに答えただけなのに一斉に笑いが起こった。
「よくそんな甘いのが飲めるなぁ。おい!おいてあるか?」
カウンターに向かって声をかけるとカウンターの向こうでマスターらしき人物が小さく頷いた。
「ぢゃぁ俺はウィスキーをロックで。」
後から来た他の仲間もそれぞれにアルコールを注文した。
 注文した飲み物がくるまで翔は中心になって会話を盛り上げていた。暗さに目が慣れてくると、女性も所々に座っていて、翔の話に笑顔で応えながらも、チラチラと子猫を意識しているようだった。
「お待たせしました。」
子猫の前にココアが置かれ、子猫は熱さを確認してからそっと掌で包むようにして、一口すすった。その様子を観察していた翔がまた、
「うまいか?ま・・女の子ってのは甘いものが好きらしいな。俺も妹達が小さい頃はよくココアを作ってやったもんだ。」
と笑いながら言った。
「誕生日にはケーキも作ってやったしな。」
「うっそぉ〜!?翔が?」
髪を銀色に近い色に染め、銀色のマニキュアをした少女がキャッキャッと笑う。そう、どう見てもここにいる人達の中で成人に達してると見えるのはごく少数だったのだ。
「お袋は料理しない人だからな。俺は自分の納得したものしか食わないって決めてるし、乳母は和食以外苦手だったし、流行りのものは自分で作るしかなかったから・・今ぢゃなんだって作れるぜ。」
「あぁ〜ん。今度食べさせてぇ〜!」
「お前を先に食ってからなぁー?あっはっはー!」
「きゃぁ〜!モチいいよぉ〜!」
銀色の髪の少女はマジに嬉しそうにはしゃぐ。子猫はもうほとんど翔を無視してココアをすすっていた。
「おかわりするか?」
声に視線を上げると、また翔が子猫を観察するように眺めている。子猫は少しムッとして口元をわずかにとがらせた。
「あっはっはー!やっぱり可愛いなぁ。」
翔は周囲をはばかることもなく言ってのける。銀の髪の彼女がイラついたような視線を投げかけてくる。
「病院で見かけた時あんまり可愛いから声かけたんだけどさぁ・・まさかマジに付いてくるとは思わなかったな。これで小学生でなかったらジュースと騙して酒飲ませて、ものにしちまうとこだけどさ。」
からかうように片目をつぶって見せた翔に子猫は
「もう小学生ぢゃありません。でもお酒は飲みません。」
ときっぱり言った。翔だけでなく周囲の全員が意外という顔をしたので、子猫はますます気持ちが落ち込み始めていた。
「翔君だってまだ未成年でしょう?お酒飲んでいいの?」
「ぐわっ!その"君"だけはやめてくれぇ。」
「入院してるくせに・・・」
「いいんだよ!俺は自分の体のことは一番わかってるんだ。自分のカルテも医者の目を盗んでしっかり見てるしな。・・どうやったってこのポンコツの心臓ぢゃぁ30歳までは生きれないんだ。人の半分あるいは1/3って一生なんだ。今の俺が中学3年だからって、こうあるべきなんて決まり事は必要ないんだよ。」
一瞬沈黙が流れた。が、
「ヘッド!決まってるぜー!」
「最高ッス!!」
仲間が沈黙を破るようにはやし立てた。翔が告げた事はすでに皆承知しているようだった。それでもあらためて聞くと切なさが込み上げてくるようだった。
「・・・ごめんなさい。生意気いって。」
「あっはっはーだ!気にしない、気にしない。こいつらにも俺の前では絶対笑ってろ!例え発作で死にそうになってたって、冗談で俺を笑わせてろ!でなきゃ仲間から外す!って言ってあるんだ。」
アイドル顔の長身の少年はとても中学3年とは思えない不敵さで笑っている。子猫はまじまじと見つめてからため息を吐いた。
「どうした?・・つか、お前、・・で何年だ?」
子猫はこれ以上笑われるのが嫌で戸惑っていたが覚悟を決めて答えた。
「・・同じ。」
「ん?」
「だから・・同じ中3。」
「へ?」
「中学3年なの!」
翔は見開いた目をわざとらしく何度か瞬かせていた。が、
「つき合えー!俺の女になれー!!」
と店中に響く声で叫んだ。
<5>
[お兄ちゃん]
<5>お兄ちゃん

「そんなに警戒すんなよ。」
隣の席をすすめられても、空になったカップを見ておかわりか別のを飲むか聞かれても、居心地悪そうに首を振る子猫に、翔は困り果てたように猫撫で声で言う。
「お酒飲ませて・・どうかしちゃうって。」
「バッカー!あれは冗談だよ!俺は酔った女には手出ししたことないんだぜ!酔った女なんて反応鈍くて嫌いさぁー。布団にゲロでも吐かれたりしたら抱く気も失せるしよぉー。」
 露骨な言葉が次々に繰り出され、子猫はもう、どう応対していいかもわからなくなっていた。
翔が暴走族だとわかっても不思議と恐怖とかが湧かなかったのは、翔の髪が癖のないサラサラの黒髪だったのと、気さくで天衣無縫とも見える笑顔に圧倒されていたからかもしれない。

 翔の仲間は皆髪を染めピアスを耳や鼻にしていて、いかにも危険な匂いがしたが、翔は外見から見るだけではただ年齢よりはいくつか上に見えるというだけの普通の長身の少年だった。後で聞いた話では父親が人に紹介するのにみっともない格好はするな。と釘を刺していたようだった。
 一族の跡取り息子として出席しなければならないパーティーもあるようだったし、親戚が一同に集まる行事も年数回はあるようだった。その為外見だけはいかにも良家のお坊ちゃん風で、可愛い顔立ちが親戚の中でもアイドル的立場にしているらしかった。特に父親の妹で独身のまま会社を幾つか持っている叔母からは可愛がられていたし、翔もその叔母を自分の唯一の理解者であり、尊敬するただ一人の存在という。
 ただ、父親には、厳しく要求ばかりを突きつけてくるし、翔が全てにおいてかなわない、という姉の存在とともに、いつか越えてやる!と敵意をむき出すのだった。それでも、父親を敵対視しながらも言われることを尊重して従っているのは、やはりいつかは認められ愛されたいという表には出せない願いがあったのだろう。その反動でか兄として慕ってくる二人の妹に対しては面倒見もよく可愛がっている様子だった。

「ほらほら、もっとそばにお寄り。それともお兄ちゃんのお膝に座るかい?」
翔がおどけたように言う。反応しない子猫に懲りずに声をかけてることに苛立ちを感じてきた銀髪の少女が
「入院してる子なんだろ?もう返してやったら?」
と面白くなさそうに言った。
「はん!あんな辛気くさいとこに閉じ込められたら生きる気力も失せちまうってもんだ。たまには外の空気に触れて発散しなきゃダメさ。・・なぁ?・・心配するなって。朝の回診までにはタクシーに送らせるからさ。これ以上バイクの後ろで硬直させるわけにもいかないしな。」
そう言って思い出したように翔が笑った。
「そういやぁー小学生にしちゃ胸があるなぁとは思ったけどな。あんまり必死にしがみつくから・・ぷっ・・」
「な・・何?」
子猫が耳を赤くして聞き返す。翔はその様子をちょっと目を細めて見て、さらに悪戯っぽい笑いをこぼす。
「ぷっぷっ・・いやぁー・・背中に柔らかい感触と温もりがさぁー・・あぁー、まだあの感触が残ってるぜぇ。感じちまうなぁー。」
「うぅぅぅ・・・」
子猫はもう顔から火を噴きそうなくらいに真っ赤になっていた。翔はウィークポイントを掴んだとばかりにニヤリ、ニヤリと笑っている。
「尻の方に密着してるアソコの温もりも良かったしなぁ・・締め付ける太股もキュッと引き締まってたようだし・・幼い顔してるくせして以外と体は熟してるのかもなぁ?・・ひょっとしてもう男を知ってるとか?」
「知りませんー!」
叫んだ子猫の声はうわずってかすれていた。子猫はこれ以上ないほどに真っ赤になった顔を両手で覆って膝に伏せた。
「あっはっはー!冗談だって。はっはっはー!」
勝ち誇ったように笑って
「ほーら、お兄ちゃんのいうこと聞いて飲み物を頼まないからだぞぉ。興奮して喉がカラカラか?乳首も立ってるんぢゃないのか?」
と立て板に水のごとく言葉を投げかけてくる。その度に周りの仲間達にも笑いが起こる。子猫は彼等の変わったゲームのコマのようだった。赤面しながらも子猫の中の自尊心がフツフツと込み上げて来ていた。
「ほらほら、何を飲むんだ?それともお兄ちゃんの白濁液を飲むかい?そんなとこで一人で悶えてないでここにおいで。お兄ちゃんの白濁液を直に飲ませてやるから。」
大爆笑だった。銀髪の少女まで聞こえよがしに小馬鹿にした笑い声をあげていた。子猫の中で何かがキレた。

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