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『S』番外編
万里様の「戒君の華麗なるガード日記」
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★「戒君の華麗なるガード日記」其の一★ ○月○×日 曇り 姫とミツル様のアパートへ向かった。 あのような所に姫をお連れするのは気が進まない。そうそうに、策を講じて転居願おう。 ・・・ミツル様も、鍛えれば表の一部ぐらいにはなろう。今は箸にも引っかからぬが・・・。 しかし、日本支部の人間はどうなってるんだ?たるんでいるとしか思えない。 料理教室に通ったり、ファッション雑誌を見ていたり・・・。訓練をなんだと思ってるんだ? 時間があったら、(なくても)鍛えなおさねば。 ・・・・・兄さんが、ファンシーカタログを定期購読しているとは知らなかった・・・・。 しかも、色々なファッションカタログが届く。いくら姫の為とはいえ、変わってしまったな・・・・。 (今度、姫の服を買いに行くときは、連れて行ってもらおう・・・。) |
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★「戒君の華麗なるガード日記」其のニ★ ○月○○日 晴れ 今日、坊ちゃまが仕事を抜けてこられ、婚姻届を姫と書きにいらっしゃった。 これで、名実共に覇羅蛇家の姫である。 自覚を持っていただくように促さなければ。 トレーニングルームで体を動かしていただいた。兄さんや若松と少しトレーニングされていたようだが、もう少し体力をつけてもらおう。 トランポリンやリボン体操が気に入ったようだ。姫は体が柔らかいので、新体操を取り入れたトレーニングなど良いかもしれない。メニューを組んでみよう。 ・・・・姫がトレーニングルームにいると訓練生の態度が違う。いつもより熱心なようだ・・・・・。いい所を見せたいのかなんなのか・・・・。姫が学校に行ってる間に鍛えなおすか・・・。私も少しなまってきたことだし・・・・ふふふ。 夜中、部下に起こされる。坊ちゃまと姫が遊んでいるようだ。坊ちゃまはともかく、姫の動きはウサギが跳ねているようだ。今度、遊びの中に追跡術でも入れてみるか・・・・。かくれんぼ等いいだろうな。姫と遊べると知ったら皆参加したがるだろう。(訓練生には逃走路に罠を仕掛けておくか) ・・・坊ちゃんから、姫に「読唇術」を教えておくように言われる。これも遊びながらの方が覚えやすいであろう。メニューを考えておこう。 (姫から、ビーズのストラップをいただく。かなりうれしい。自慢したら兄さんや、若松、SSSメンバーまで持っていた・・・・。チッ) |
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★「戒君の華麗なるガード日記」其の参★ ○月×○日 晴れ 坊ちゃんが姫の為に犬を連れていらっしゃった。 小鳥の事で落ち込んでいた姫には、嬉しい限りであろう。 蛇の飼育者にはそれ相当に処罰をしたが、こんな事が起こらないように、本宅の者達は訓練しなおそう。 坊ちゃんにドリー(犬。姫が名づけたらしい。ドリームからとったとか。)と一晩添い寝しろと命じられる。 ・・・・どうやって接していいのか分かりかねる。姫の犬なので手荒な事はできない。しょうがないので、躾の本を読む。・・・・・小さい時が肝心らしい。噛み癖や吼え癖を付けないように、何処に連れて行っても大丈夫なように責任を持って躾なければ。愛情は姫が十分に注いでくれるであろう。 ・・・・・・あとは、坊ちゃんがあまり嫉妬しなければいいのだが・・・。 |
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★「戒君の華麗なるガード日記」其の四★ ○月××日 晴天 今日は、坊ちゃんと姫の結婚式が滞りなく行われた。 喜ばしいことである。 ・・・しかし、SSSの態度は眼に余るものがある。 式が始まらない内から酔っている隊員がいるとはけしからん。 酔っていては、いざという時に体の動きが鈍る。 キラー隊の者には、完全オフ以外は飲まさないようにしているのに・・・。 若林も、今日は大役を任されたからか、いつに無く如才ない態度で・・・・あのしおらしい顔の下で何を考えているのか分からない。 しかし・・・ ・・・あぁ、坊ちゃんの晴れ姿・・・・ 各国のお歴々方も目を奪われていて・・・誇らしくて胸がいっぱいになりました・・・。 ますます姫にはがんばっていただかなければ・・・。 新婚旅行の間の勉強は、兄さんとも相談してみよう・・・。 あぁ、本当に今日は、何をやってもそつなくこなされる坊ちゃんの素晴らしさを認識した1日でした。 |
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★「戒君の華麗なるガード日記」其の五★ ○月××日 晴れ パリにて 今日は、胸が痛くなるような感動を覚えた日でした。 姫はまだ幼く、これからの方だと思っておりましたが、 ・・・いや、分かっていたつもりでもこんなに気高く魂の底から坊ちゃんを愛しておられ、「姫」という呼び名にふさわしい方だという事を再認識いたしました。 坊ちゃんの私室を辞した後、兄さんと少し話しをしたのですが、姫を得られて坊ちゃんはますます気高く崇高な存在になられたように感じます。 やはり、私の尊敬する坊ちゃんだと感じました。 ですが、やはりなぜ若林は坊ちゃんに意見するのか。 一度相手をしてやらねばなるまい。 訓練の相手でもして足腰が立たないようにしてやる。 |
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