ギャルズタウンのお好きな街にあなたのサイトの看板を出せます。 ギャルズタウンをご利用いただいているレジデントの皆様に参加していただきたいです。 21000人以上の皆様にご利用していただいている無料サービスです。 ギャルズタウンのヘルプ委員、メイヤー、レジデントの皆さんが真心を込めて作ってくれたヘルプページです。 ギャルズタウンの案内ページです。 商用サイトを運営なさっている方のための相談・提案サービスです。
ギャルズタウンの総合トップページへ!
Click here to visit our sponsor
万里novels


  §オリジナル小説§「はじめまして」



高校の入学式…講堂の入り口から見える桜が

式が始まる前から気になっていた。

一番後ろに並んでいる事を幸いに、こっそり抜け出す。

講堂をぐるりと包むように並ぶ桜並木を、

人にみつからないように裏まで歩いていく。

ちょうど真裏に、一番おおきな樹が満開の花を咲かせていた。

風に花びらが乗って散っていく様は、

情緒など分からない俺でも、見とれてしまう。


ぼぉーと、桜の樹を見上げ意識が遠い世界を漂っていたら

突然樹の上から人が降って来た。

「うわっ!なっ、なんだ!」

「くっくっくっ、ごめんね?

でも、口を開けて上を見ていると毛虫が降ってくるよ?」

「・・・・・・っ?!」

動揺してしまった事と口を開けたまぬけ顔を見られていた事に

赤くなりながら、降ってきた人をみやった。

その人は、俺とあまり変わらなさそうだが、私服の女性だった。

ショートカットの中々の美人だ・・・・

がっ、驚かされた事で印象は最悪だ。

「君、新入生?式を抜け出していいの?」

「あんたには、関係ないだろ。」

不機嫌さを隠そうとせずそういうと、

この変な女からさっさと離れようとした。

「待って、私も新入生なの!制服は間に合わなかったけど。」

「はぁ?」

俺はびっくりして、ふりかえった。

「はじめまして、御伽 蓉子よ。同じクラスになるといいわね。」

笑って、手を差し出す蓉子を見つめながら、

俺はしばらく固まっていた・・・・。

桜の中で出会った蓉子とこの先、

良くも悪くも係わり合いを持つ事をこの時の俺は知らなかった。


藤野 陽平 15歳・・・・波乱の高校生活の始まりである