雪
雪が降る サラサラ・・・・・・サラサラ
汚れてしまったわたしの心を
白い魔力で洗いながしてくれる
血みどろの洗浄にも 静かな住宅街にも
等しく雪は降る
降り積もって 人は冷たさにこごえる
雪の冷たさは人の冷たさではないのかな?
こんなにも冷たいけれど、子供たちはおおはしゃぎだ
毎年当たり前のように降り積もる地域では
雪なんて生活のジャマにしかならないうっとうしいものなのだろう
これが、積もるのが珍しい所だと話しは別だ
みんなが雪のけがれなき白さに感動し
生活のジャマにはなるがひとときのやすらぎを覚える
宵闇のなかに白く浮かび上がる白銀の世界
けがれを知らない赤子のように
かわいく美しく、そしてもろく崩れ去ってしまいそうに見える
公園の真白なじゅんたんの上に
小さな小さな足跡が続いている
こんな雪の日にでも人々の生活は絶え間なく続いているんだね
雪が降る・・・・・サラサラ・・・・・サラサラ・・・・・
冬の枯れ山を白一色の美しい世界へとかえる
寒い寒い世の中に 小さな天使が舞い降りてくる
ゆっくりと時間をかけて――