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Morning Air 寒い冬の朝、会社に出かける時間、まだ外は真っ暗なままだ。 眠い目をこすりながら、起き上がると、テレビとPCのスイッチを入れ、 キッチンへオレンジジュースを取りにいく。 テレビのウェザーチャンネルが、24時間変わらないパターンのニュースを流している。 先週来の寒波の影響で、今日も一日中かなりの冷え込みらしい。 日中も氷点下から脱出することはないらしい。。 PCが立ち上がってきたので、とりあえず、という感じでメールをチェックする。 たいしたメールは入っていない。 昨夜寝る前にチェックしたのだから、当たり前か。。。 オレンジジュースを口にしながら、インターネットのインスタントメッセンジャーの立ち上げをする。 立ちあげると同時にいとしい人の名前が、オンラインであることを表示してチカチカと輝いている。 そして、数秒で、着信の音が鳴った。 「おはよう、白くまさん。今日も凍ってるの?」 笑みを含んだ、いたずらっぽい声が聞こえてくるようだ。 「おはよう。眠いです。。外は今日も一日氷点下だよ」 化粧をしながらも、テレビとネットに目をやる。 Tシャツの上にスウェットを着込み。ジーンズに足を通す。 15分程度、海の向こうの彼女と朝の(そして彼女にはお休み前の)おしゃべり。 「じゃあ、いかなきゃ。おやすみ。いい夢見てね」 「うん、いってらっしゃい。」 PCの電源を落とし、TVのスイッチを切って、玄関へと向かう。 身体にフィットする皮のジャケットと大き目のマフラー、足元はもちろんブーツ。 溜まっているゴミを手に、玄関のドアを開けると、目の前の廊下の電球が切れそうになっているのに、気づいた。 うーむ。。。 手元の時計を確認して、慌てて鍵を閉めると、建物の裏口へと向かった。 ゴミを入れるコンテナの横で、初老の男が作業しているのが目に入る。 「おはよう、ニーノ。」 「ああ、おはようさん。」 ニーノのポルトガルの移民で、ラテン訛りの強い英語をしゃべる。 一度、片言のポルトガル語で挨拶したら、びっくりして、それ以来、顔を見れば何か話し掛けてくるようになった。 あまり治安のいいといえないこの町では、こんなじいさんでも、近くに知り合いがいるにこしたことはない。。。 建物の管理を任されている彼に、廊下の電球が切れていることを伝え、外に出るドアを開けた。 青く澄み渡った空の下、外の空気は冷たく冴え渡っていて、身体の芯までが一気に引き締まるようだ。 今朝の気温はマイナス9度。 来月には愛しい人が海を越えてこの街に来る。。 私は大きく一つ息を吸い込むと、朝日の射し始めた住宅街の中を、バスストップに向かって歩き出した。 |
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超小品? 海外で遠距離…そんな感じですね。 私小説かといわれるとそうでもないのですが、全く違うとも言いきれないような(爆) 雰囲気ですよね、なんとなく、朝の感じ。この非常に暑い今日この頃。 遠い異国の地で過ごした頃の、寒い寒い、身の引き締まるような、キンと晴れた青空の朝、思い出してみたりしました。 Aug 15, 2002 M.K |