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1月23日「ライラ・ミラ・ライラ」レポ

 

始めに。

1月の初旬に発表された、2001年2月のbaseよしもとのスケジュールには、ライセンスの名前はありませんでした。この時期は、思い出したくもないほど、「まさか」というコンビの解散が続いていた時期。ライセンスにも「まさか」と思った。でも、ライセンスだけは、本当に「まさか」という気持ちでした。ライには、解散以外にも、アタマをよぎる予想がありました。そっちの予想だったら、当たって欲しいくらいだ。どちらにしろ、このソロイベントに行ったら、ハッキリすると思う。これまで皆勤していた大阪ソロだから、今回ももちろん行くけれど、今回は、少し特別な気持ちでチケットをとりました。

 

開場のときにもらったアンケートには、「コーナーで藤原をドッキリにかけます」という秘密告知が。どうやら、シュガーライフをどっきりにかけてでも実はそれがまたドッキリで・・・みたいに複雑なよう。ライのイベントで、こういうほのぼのドッキリは恒例だけど、なんだかだんだん複雑になっていくね。フージーの慌てる顔を想像したら、楽しみになってきました(^^)。

 

 

舞台には、茶色い幕がかかり、銀色の剣が飾ってありました。

オープニングトーク

オープニングからしゃべってくれるのってちょっと心が華やぎます。井本くんが、服装と髪型がまるで王子様のようでした。顔も併せて見ると、ますます王子様でした(^^;。なのに話はけっこうビロウな話ばっかりでした。井本くんの「なんで、栄養ドリンクを飲んだあとって、必ず瓶に書いてある成分を見るん?」「なんで、公衆トイレのウ○コははみ出てるん?」という疑問を呈すものだから、フージーも、「こないだそんなトイレでどうしてもしなアカンときがあって、よけながらしたらオレのもはみ出した」っていう話を楽しそうにしてました。なんか・・・ライって、シモネタすきだよね?しかも汚いほうのシモネタ(笑)。子供みたいで可愛いな、と単純に思ったり、男前なのにシモネタいっぱい言うなんてすごいなぁ、と感心したり。相変わらず、ライのトークには、いろいろとイイ意味で思うところがあります。

 

オープニングVTR

寒空の下、寒そうな顔で通天閣や動物園を歩くライセンス。ちょっとモノクロがかった映像に収まるライは、その場所がどんなに大阪ちっくなベタなところでも、すごくハマる。この人たちはただ顔がいいだけじゃないんだ、と、こんなときに実感して、わたしはひとり、心の中で頷いてる(笑)。だけど、イベントが終わってみたら、この場所でロケをしたのにも、もしかしたらちゃんと意味があって、それがライセンスのはからいのひとつでもあったのかも知れないな、とも思いました。

 

コント「おいしい話」

ライセンスのふたりの元に、ドラマ出演の話が舞い込んでくる。乗り気ではない井本くん、反対に、ちょっと惹かれてるフージー。ふたりは、他にはジャニーズの人ばかりが受けに来るオーディションを、受けに行きます。相方の反対を気にしながら、オーディション会場に訪れたフージーが目にしたモノは・・・。

オオゲサに誉めるならば、そこがまるでオーディション会場のように見えた、という感じでしょうか。周りに、他の挑戦者が居るような気を一瞬でも起こしたのは、きっとふたりの演技力からだと思います。ネタとしては、このオーディションが終わったあとの、ライセンスのふたりの楽屋でのやりとりをあらわしたところがかなり面白いです。反撃に出るときのフージーの意地悪そうな表情は、いたずらっ子のようでナカナカいい感じです。ライの置かれた状況ももしかしたらちょっと皮肉っていたのかもしれないなと思ったのは、イベントも終わってからでした。

 

短いコント「父との約束」

息子に対して「医者になれ」という父(フージー)と、嫌がる息子マサツグ(井本)。息子はずっと陰マイクで、最後だけ登場します。それがオチのようになってる。前回のイベントあたりから、ライのイベントでやってくれる「短いコント」にはかなりはまっていたのですが、これもご多分に漏れず、でした。バカバカしさに、かなり笑わせてもらいました(^^)。ちなみに井本くんの役名・マサツグはたしか、井本くんのお兄さんの名前だったと思います。

 

VTR

のちほどこのイベントに登場するシュガーライフのふたりが映ります。安達くんは、上半身裸・・・。そんな状態で、「涙」や「相方」について語る。安達くんの思う相方の哲平くんの存在がひどすぎて、逆に笑ってしまいました。ある意味当たってるような気もするし(^^;前触れなく、安達くんのちょっとキ○ガイ入った演技を見せられると、少しドキッとしますね。

 

コント「俺の唯一の理解者・小林先生」

フージーがツッパリの生徒、井本くんが定年間近のおじいさん先生。どうしようもない不良生徒に、優しく接する小林先生ですが、ツッパリ生徒は冷たい反応。だけど、心の中では・・・

フージーの演技のメリハリが効いていて、それが、このコントのポイントだったな、と思います。よくあるようで普通じゃない設定なのに、最終的には「ええ話やなぁ」「ええコントやなぁ」と、普通に感心してしまっていたのも、自分でなんだか可笑しかったです。

 

短いコント「遅ればせながらメリークリスマス」

トナカイがフージー、サンタクロースが井本くん。自分の鼻が赤いことに疑問を持ったトナカイは・・・

ほんとに「遅ればせながら」だったので笑ってしまいました。ほのぼのコント・ライセンス風バイオレンス、というような感じでしょうか?いいなぁ、ライの短いコント。

 

VTR

今度はライセンスのふたりが、「涙」や「相方」について語る。何故か、井本くんが「ボビー」、フージーが「ハヤシ」という名前らしいです。たぶんキザキャラ・・・だと思うのですが、正直言って意味不明でした(^^;ライのブリッジは深いのか何なのか、理解できないことが多いです。彼らが、楽しんでやっているのなら、それでもいいんですけどね。

 

コント「あの頃、君は若かった」

ふたりとも、超が付くほどアホな小学生。アホ小学生が遊ぶ様子を表したのが前半。それがけっこう長く続いたので、「もしかしてこのコント、これで終わり?」と危ぐしましたが、これで終わったらライセンスじゃないもんな、よかった。

後半、設定は急に時間を飛び越えて・・・それが、タイトル通りのことになります。このコントには「流石ライセンス・・・」と唸ってしまいました。面白かった。設定に引き込まれたなと思います。このイベントの通常の長さのコントの中で、いちばんよかったなと思ったモノがこれでした。

 

短いコント「井本よ、お前どうでもいい発見やめてくれ」

ネタ合わせ中、煮詰まるライセンスの様子を表しただけの短いコント。もしかしてこれ、実話かな?(笑)ほんとにバカバカしくって、ケラケラ笑ってしまいました(^^)こういうのをネタとしてしまうセンスもやっぱり好きです。

 

VTR

シュガーライフのふたりが、ライセンスについて語るもの。安達くんが言うには、藤原さんは「アホ」、井本さんは「キチガイ」だそうです(笑)。「ほんとはこのイベントに出るものイヤイヤなんです」とカミングアウト。ライセンスのふたりがどれだけアホでキチガイか、いろんな話をしてくれて面白かったです(^^)。そんなん言うても好きなくせに〜という感じですね。

 

ユニットコント「恩返し」

ライセンスとシュガーライフの4人によるユニットコント。フージーが子供役。イイコにしてるフージーのもとへ、「ご褒美をあげよう」「恩返しをしたい」という人(人?)たちが集まってきます。でもフージーはどれも要りません。早く寝たいのにみんなどうしてもフージーに来てもらいたいみたい。

そんなフージーを「誰が連れていけるか」という「藤原くんどこに?ショー」が突如、始まりました。その司会者として、次長課長の河本くんが登場したので、場内騒然!このままユニットコントは、コーナーへと突入していきました・・・ああビックリした。

まぁ結果としてはどれもフージーのお気に召さなかった、ということなのですが、いきなりの展開にほんと驚きました。しかし面白かったです。仕切りのクセにボケっぱなしの河本くんも含めてね。

 

VTR

ライセンスが、シュガーライフについて語るVTR。安達くんは「痩せた男」、哲平くんには「痩せ犬」と、なんとも的確なコメントを(笑)。終いには、哲平くんは安達くんの飼い犬ということになってしまいました。これもなんとなく当たってるような気がする(^^;そうだとしたら、可愛い犬だね(^^)。ライの辛口コメントが面白かったです。

 

コント「お仕事」

フージーが、車に乗っているときにスピード違反で捕まりました。捕まえて、職務質問をする警官が井本くん。彼のする質問は、まるで・・・。

芸人さんとか有名人の人がきっといちどくらいは経験してるのではないかと思われるあるあるネタっぽい部分と、ライセンスらしい理不尽な部分がうまくミックスされていて、よかったと思います。欲を言えば、そのボケひとつずつで、もちょっと爆笑が欲しかったかな。

 

コーナー「シュガーライフからのみっつのお願い」

このコーナーは、シュガーライフがMCです。内容は、タイトル通りですね。後輩から先輩へ要求をするという感じ。シュガーライフが立って仕切ってて、ライが椅子に座ってるのがちょっと新鮮。まずひとつ目が、

1.一発ギャグをください

安達くん曰く「村越さんと肩を並べるbaseのギャグキング・ライセンスですからね」だって。ムラコには勝てないし、ライにはギャグはあんまり似合わないし(^^;。

やたらとフージーにギャグを振り、何回やらせても滑らせるシュガーライフが可笑しかった。結局、井本くんが考え出した「誰か膝小僧ください!」というギャグをもらうことになりました。これが、比較的ウケてたやつってことです(^^;。

2.植松を誉めろ

誉めるところの少ない男・哲平くんを、1分で10個、誉めろというなかなか難しいお題が出されました・・・。できなかったら罰ゲーム。そしてあっさりできないライセンス。そんなにあっさり放棄しなくても〜っていう感じ(笑)。

罰ゲームは、シュガーライフに殴られるっていうやつだったんですが、ガリガリのふたりは、体育会系のライセンスを殴るなんて難しかったのか、結局「顎をなでる」っていう可愛いものに変わっていました(^^)。

3.ネタやってくれ

ここで、いっぽんのVTRが流れました。今年の「ABCお笑い新人グランプリ」の、シュガーライフのネタのV。セクハラ防止講習会のコント、これすごく面白かったよね。ネタが終わり、Vは、審査員の講評の部分へ。ピックアップされたのが、大竹まことのコメント。ガーライのあるボケを評して、「千堂あきほは、どうなの?」。大竹まことが、たぶんかなりの皮肉を込めて言った部分で、それを聞いたシュガーライフの、その場での表情の変化もちょっと見ものだったし、このコンクールのあとのガブンチョライブなどでも、「大竹まことファック!」と叫んだりして、かなり根に持っている様子でした。

そしてライセンスに出されたお題は、「この『千堂あきほ』の部分、ライセンスならどう変える?」というもの。やはり滑ったあと、「1000円ちょうだい!」という台詞を編み出したフージーに、井本くんが大竹まことのモノマネで「1000円はどうなの?」と言っていたのが可笑しかった。そして結局、井本くんの「セン・・・チメンタルジャーニーか、伊代はまだ16か!」というゴリ押しボケがウケて、コーナーはしまっていきました。

シュガーライフが「それでは、『シュガーライフからのみっつのお願い』でした!」とコーナーをしめようとすると、ライセンスのふたりがスクッと立ち上がった。シュガーライフを押しのけて

「ライセンスからのみっつのお願い!」

という怒鳴り。そう、ここまでは、シュガーライフに対してのドッキリコーナーだったのでした。おそらく、これはガーライは知らなかったはず、かなり慌ててたから。土下座なんかしてた(笑)。イキってるライセンスがすごく、可愛い。フージーはこのあとドッキリにかけられると思うと、イキってるのがますます可愛く見えます。ガーライへの、まず最初の「お願い」は、

1.ビンタさせて

なんともストレートなお願いで笑ってしまいました。まぁ、さっきまで先輩に対して散々失礼をされたから、その仕返しということだそうです。標的になったのは安達くん。「歯ぁ食いしばれ」とベタに言われて、殴られる気満々でいた安達くんですが、フェイントで哲平くんがバシッと殴られてました(笑)。そゆことね、フフ。

2.即興漫才をしろ

出されたお題は「バレンタイン」「卒業」で漫才させられるガーライです。漫才もできる彼らですが、作り込んだネタが得意なように見えるので、だいぶん苦労していました(^^)。

3.小学校のときの文集を読む

シュガーライフのふたりの、小学校のときの文集を密かに入手しているというそうで・・・意地悪表情たっぷりで、フージーが舞台袖を指さしました・・・出てきたのは、文集を手にしたひとりのお母さん・・・。

これが、フージーのお母さんでした。ガーライの文集ではなく、フージーの文集を持ってきてた。ここがドッキリだったのでした。ガーライをドッキリにかけたつもりでいたので、動揺しまくりのフージー。こんな、ほのぼのしたドッキリなら大歓迎。フージーのお母さんも見られたしね(^^)。

お母さんが持ってきたのは、小学校4年生のときの作文。4年生が終わるときの文集で、「どこに行くのだ4年生」というタイトル。読み上げるお母さん。文章はけっこう賢そうな感じの作文ですが、やたらと、勉強を頑張りたいとか、賢くなりたい、などと連発する、なんだか将来漫才師になるとは思えないような子の作文でした。きっとフージーはアタマええねんな。

 

みんなで散々、作文とフージーのリアクションを楽しんで、井本くんが「ドッキリのコーナーでした!」と、やっとコーナーを閉めました。

 

エンディング

ドッキリに対する文句を散々言うフージー、おかんに対してまで「なんでお前出てくんねん」なんて文句言ってる。何度やられても、「ドッキリ怖い・・・」と嘆いています(^^)。

この日出たメンバー全員集合。河本くんも居ます。ライセンスと河本くんの絡みって、実はけっこう新鮮です。シュガーライフにも、ライブの感想を聞いたりなど、いつものエンディング。

 

最後になって、ちょっと真面目な表情のライセンスのふたりから、告知がありました。少し、いや、とても、ドキドキしながら、客席で見守るわたしたち。

 

予想通りと言うべきなのでしょうか。ライセンスのふたりが教えてくれたのは、「baseを卒業して、東京へ行く」という、前向きな発表でした。「本当は、言わないで行こうと思ったんだけど、ソロイベントに来てくれたお客さんにだけは、どうしても言いたかった」と言ってくれた、井本くんの心遣いが嬉しかった。

2丁目劇場がなくなって、ライセンスが東京の番組でレギュラーを持ち始めた99年の4月くらいから、ずっと持っていた危機感でした。いつかは東京へ行くんだろう。それがいつになるか、だけだったのかもしれません。彼らが、それからもしばらく大阪に居てくれたおかげで、6回も大阪でソロイベントを見ることができた。彼らの劇場の出番もいっぱい見ることができた。そして、21世紀の幕開けとともに、新しい一歩を踏み出すライセンスが、とても頼もしく思えました。

それでもふたりは少し、いつもの調子じゃなくて、客席から「頑張って!」という声が飛んだとき、フージーは「おう、頑張るわ!」、井本くんは「うるさい!」とふたりバラバラのリアクションだったり、彼らも彼らなりの寂しさを感じてくれているんだろうと思わせてくれました。

シュガーライフのふたりから、ライセンスへ花束の贈呈。安達くんが、ちょっと泣いてました。きっと、ライセンスに可愛がってもらっていたんだろうな、と思って、微笑ましくなりました。ちょっとしんみりしたあとに、河本くんからは、花ならぬ、鼻(付け鼻)贈呈があって、爆笑したり。base在籍最後のライセンスのソロライブは、こんな風に過ぎていきました。

 

 

この1週間後のGAORAの出番で、ライセンスは本当にbaseを卒業していきました。彼らにとってどれだけよい道で、どれだけ前向きな決断だとしても、そういう風に、自分たちの進むべき道を定めるときには、きっととても勇気が居ると思います。ライセンスは、2丁目のオーディションイベント「ワチャチャブレイク」で好きになったという、わたしにとってはものすごく若いときから見てきた異例のコンビなだけに、彼らがブレイクから上に上がれるか、リーグ戦で勝ち残れるかなど、まるで、ひな鳥を見守るように、ドキドキしながら応援してきた時期がありました。いつまでもライセンスはそういう位置にいると思っていたのに、いつの間に、こんなに成長していたんだろう。こんな決断を下せるようになるなんて。飛び立った鳥を、これからは、純粋に楽しませてもらうために応援していきたいと思います。

東京なんていつでも行けるし、大阪でもライブはやってくれると言っていたし、彼らのこれからの活動が楽しみです。

(2001.3.31記)

 

 

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