10月28日「ランバラル」レポ
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ギリギリに会場に駆けこんだわたしが驚いたのは、客席がほぼ埋まっていたから。2丁目でランディーズとイベントやったときにあんなに満員だったのは全部ランのファンやったのか!?とか(今のランのソロは満員だからね。でも恋ウルのお客さんがみんなランのファンだったわけないよね)、みんなライセンスのことを東京芸人と思ってるのかなぁなんていうわけの分からない心配までしたりと、baseのライセンスソロに来るたびにわたしが嘆いて客さんの少なさが、解消されたことが嬉しかったです。土曜日だったということもよかったと思います。今までのソロはずっとド平日でしたからね。どしゃ降りの雨でしたが、こんな風にちょっと嬉しい気持ちで、わたしが会場に入った途端にイベントは始まりました。
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いつもはVTRからイベントが始まるので、ちょっと驚いてしまいました。でもなんだか嬉しかったです。相変わらず、ライのトークは大好き。 この日、ライセンスはソロイベントなのに、朝からNHKの「オンエアバトル」の収録に行ってきたんだそうです。わたしはこの日が大阪での収録だって忘れてたのでよけいびっくりしてたんですが(^^;。「朝9時からリハーサルやで!」と井本くんは軽く噴っていました。収録の結果は言ってくれなかったので、放送されるんだったらいいなと願っています。 井本くんかフージーのどっちかが、最近やっと携帯でメールができるようになったという話。フージーから井本くんへのお願いで、「打ち合わせの時間とかをメールで打ったとき、返信で『OK、相棒!』って打つのはやめて!」とのこと・・・(^^;。そのほかにも井本くんのメールはサムいらしく、ライが何か仕事であんまりうまいこといかなくて落ち込んで家に帰った日のこと。フージーのところに井本くんからメールが届き、何かなと思って見てみると「大丈夫。俺たちにはあしたがある!」と書いてあったんだそうです(笑)。なんか、井本くんてけっこうそういうところあるのね(^^)。彼の反論としては、「真剣な気持ちでメール打ってるか!?」とのこと。真剣に打つと寒くなるのかぁ(笑)。
このイベントについて「お芝居もあります。またこれがすごいんですよ」と気になる告知などもして、イベントはスタート。
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井本くんとフージーがひとりずつ映る。普通の映像と、それと同じものが、バックが緑色で本人たちが黒い影のようになった映像と、ふたりの名前の字幕とが、交互に出る。最後に、ふたりが並ぶ。このカッコよさは、お笑い芸人の域をとっくに超えてるな。今から始まるのがお笑いのイベントとはとても思えない、カッコいいふたりでした。
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フージーがベビーシッター、井本くんが赤ちゃん。最初はコントの概念を軽く覆すような(笑)やりとりが。その後、ミルク、あやす、あんよ、遊ぶ、寝かす、などと、いちおう一通りの子守りをしていくフージーなのですが・・・。明らかに赤ちゃんのせいで、フージーは混乱していきます。すごく、変な赤ちゃんです。ライセンスらしいキ○ガイコント。ふたりのキャラも良さもよく出ていて、きっと誰が見ても楽しめる。だから、すごく面白かったです。
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ライがイベントでショートコントをするのって初めてじゃないかな?でもこれは、ショートコントと呼ぶにはちょっとだけ長いものでした。長さが中途半端というか(^^;。 彼らが「アホだなぁ!」と感じるものをギュッと凝縮したような感じの、まさにバカコントでした。あーバカバカしい!でもこーいうの好きやぁ。
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フージーが大映し。暗めの画面で彼は、「女について」「夢について」「自分について」を語ります。いつもの、ものすごく渋い声で、あの切れ長の目で、見ているほうは、ちょっとクラクラ来そうです。・・・でも、ちょっと変。ちょっとやりすぎというか。若干だけ、カッコつけすぎなところが、妙に可笑しい。きっと、カッコ良さを見せることが目的ではないんだろうと思う。だけど、何を意図しているかは分からないままでした。
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フージーが、あるゲーム会社に、「芸人育成ゲームを作るので、芸人の動きを撮らせてほしいということで呼ばれます。ゲーム会社のコンピュータ担当は、井本くん演じる原田。ちなみにこの原田という名字、高校時代に存在した「3人目のライセンス」の名前だそうです(7月の「ガブリエル・バカストゥータ」レポ参照)。 体のあちこちに変な機械を付けて、漫才をさせられるフージー。「いつも通りお願いします」というから、普段の通り演じると、原田から、「そうじゃなかったでしょう?」と罵声が飛ぶのです・・・。 ものすごく不条理なネタ。不条理ぎらいのわたしからしたら、見てたらだんだん腹が立ってくる。ラストなんかいちばん不条理やなって思う。振り回されるフージーが可哀想でなりません。でも、こんな風に「不条理やな!」などと感情を動かされていたということは、それだけで充分引きこまれているということでもあると思います。
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今度は、シュガーライフ植松くんが「女」「夢」「自分」について語ります。植松くんの、「普通の人っぽいところ」を、より特化したようなしゃべりかた。だから逆に、うさんくさくも見えました。彼ならもっとカッコよく見せられるはずだろー。でも、これももしかして何かを狙ってるのかな?まだ意図が掴めない。そんなブリッジ。
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裏組織のボスがフージー。彼を10年間守り続けたSPが井本くでもボスは、そんなSPの声もきいたことがないし、名前も知りません。 ちょっと暗めの、渋い雰囲気で始まるコントは、あっというまに「コントらしいコント」に早変わり!会場は爆笑に包まれました。あーアホらしー(^^;。でもめっちゃ笑いました。こんなコント、大好き!
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フージーが、犬の散歩にやってきた公園。そこには、掃除機を連れたおっさんがいるのです。おっさんは、掃除機を掃除機と認識しているのに、掃除機をペットだとも思い込んでいて、フージーの連れた犬にライバル心を燃やす。そんなキ○ガイのおっさんに振り回されるフージー。 ラストが怖くて、ホラーみたいにゾッとしてしまいました。キ○ガイの連鎖。そう思わせるふたりの演技がすごかった。最初から最後までキ○ガイの井本くもそうだし、最後だけ豹変するフージーも。こんなコントも、ライのふたりの根幹に流れているんだろうか?すごいな・・・。
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テレビか舞台か分からないけど、出番待ちのライセンス。ふたりだけの楽屋のはずが・・・何故か居る、進行の子か誰かが扮したひとりの黒人。当然「???」となるライセンス。「ここ、俺らの楽屋やんなぁ!?」と、コソコソ話し合うふたり・・・。このイベントでのショートコントは、ホンマにアホで単純で、素直に笑えてすごくよかった。普通のサイズのコントが、奥が深くてなんだか黒いモノが多かったので、その対比として見ると、どちらもますます楽しめたのです。
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シュガーライフ安達くんの番。同じように「女」「夢」「自分」について語っていくのですが・・・彼のキャラが、どんどんおかしくなっていく。キャラというよりも、もう彼自身が変になっていく。もともとキ○ガイを演じるのは上手い人だけど、それ以上に、テレビとかで放映はたぶんできない、このイベントで流すのだってギリギリなくらいに・・・安達くん、怖い・・・。相変わらず、何を意図しているのか分からないままです。
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大好きな、ライセンスのトークコーナー。今回はテーマが決められていて、「学校の七不思議を決めよう」というものでした。みっつくらいまでならよく聞くけど、7個全部ってなかなかきかないから、ここで決めてしまおうという感じ。あらかじめ、4つまではボードに書いてあります。まずはそれについてトーク。 「音楽室からピアノの音」 この、聴こえてくる曲って何なんだろう?と客席に訊いたりとか、客席とのコミュニケーションもとりながら進行していきました。曲は「トルコ行進曲」らしいということになりました(2鹿らいあると思うけどどっちかは分からないです)。そんな結果よりも、井本くんがいろいろと間違えたことを言ってフージーにツッコまれたとき、「オレは間違えてもいいんじゃ!カッコいいから!」と怒鳴る、というミニコントみたいなのがすごくおかしかったです(この後も何度も繰り返されました)。井本くんてほんとにすごくカッコいいのに、それすら逆手にとったギャグ(?)だなんてスゴイ。爆笑でした。 「トイレの花子さん」 「ベートーベンの目が光る」 いろんなパターンの怪談が話されました。音楽室関係はマシですが、トイレのはけっこうどれも怖いですよね。でも舞台は明るい雰囲気(^^)。ライセンスのおバカなトーク。 「理科室の模型が動く」 客席の人がしゃべった、「模型が、朝、掃除してる」っていうのがバカバカしくて面白かったです。 ここまでが、あらかじめ決まっている七不思議。残りを、みんなで決めることになりました。 残りのみっつはけっこうおかしなものになりました。 「誰のウンコなん?」 は、小学校とかでトイレに誰のものか分からないでっかいウンコが残っているときがあるという話から。井本くんがテンション上がってこのことについて一生懸命しゃべっているのが面白かったです(^^)。怪談とかじゃ全然ないねぇ(笑)。 「なんか知らんけどリレーの時裸足の奴」 は、そのまんま(笑)。「『裸足のほうが速いねーん』とか言ってるやつおるなぁ!」と、ライのふたりは盛り上がってました(^^)。 「五年生のとき、女子は和菓子くうの?」 これは、女子だけ別教室に集められて行なう恒例の行事のことだそうです。別教室で和菓子を食べてると教えられたらしい・・・しかし、なんで「お菓子」じゃなくて「和菓子」限定??? これらの、「新・学校の七不思議」、ライのふたりは「みんな、学校で言って(広めて)ね」と言ってました。「ただし、空気を読んで。でないと頭おかしいと思われるから」だって。なんだ、ちゃんと分かってるんやん(笑)。
企画もののトークコーナーというのは初めて見ました。何をやっても器用にこなせるコンビですが、このコーナーももちろんそうでした。
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シュガーライフとのユニットコント。良い子が安達くん、悪い子がフージー、普通の子が植松くん、井本が井本くん(笑い)。井本って何じゃ?それにしても、欽ドン懐かしいなぁ。 形式は欽ドンと一緒で、「○○の場合」と4人が順に現れるオムニバス形式。もちろん井本くんがオチなんだけど、その前の悪い子とかもけっこうおかしかったです。みんなけっこうその役にハマっていました。もともとのキャラに合ってるんですね。個人的におかしかったのは、携帯電話をネタにしたとき。「悪い子」はコントとして面白かったのですが、「井本の場合」は、普通に彼が使っている着メロを流されて「それホンマにオレのやないか」とビックリしてツッコんでいたのが笑えました。こんなユニットコントも、いいですね(^^)。
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字幕「ライセンスが芝居をするために、ひとりの脚本家がペンをとった。その男の名は・・・小出水直樹」 歓声があがる。そのままモニタは、小出水くんの映像へ。この脚本についての意気込みを語る小出くん。恋愛ドラマだって?いつも通り、カッコつけてしゃべる小出くん。大物ゲストもあるんだそう。期待。シメの言葉は「それでは、愛の3文芝居、スタートです」。
お芝居は、青春恋愛もの(???)でした。ライセンスとシュガーライフの4人は卒業間近の高校3年生。ゴウ(フージー)とエリ(安達)は恋人同士。アキラ(植松)とエミ(井本)は互いに好きなんだけど言い出せない関係。ただし、井本くん扮するエリ、しゃべれる言葉は「だっふんだ」しかありません。ああ、このへんからもう小出テイスト(^^;。 ストーリィとしては、この4人はダブルデートで遊園地に行くことになり、ゴウとエリの企みで、アキラとエミをふたりっきりにして、ふたりをくっつけることに成功します。その様子を見ていたエリが、「いいなぁ・・・アキラって、ほんとにエミのことを好きなんだね。ゴウは、わたしのことを愛しているの?」と詰め寄ります。「愛してるって言ってよ!でなきゃ、ファックしたいって言ってよ!」と叫ぶエリ。照れて、愛してると言えないゴウが、「ファックしたい!」と叫ぶと、その途端、エリは死にます・・・。 病院にて、駆けつけたアキラ、エミと共に嘆くゴウ。「俺があのとき、『ファックしたい』なんて言わなければ・・・」。その瞬間、死んだはずのエリの体がピクッと動きます。驚いて、「ファックしたい」という言葉を繰り返すゴウ。何度も繰り返すとエリの体の動きはどんどん大きくなり・・・最後には起きあがります・・・毛布の中から大声とともに飛び出したのは、野性爆弾のロッシーでした!
そんなお芝居。ロッシーはこれだけのためになんちゅう役や(笑)。フージーは男前で、エリにいきなりキスしたところなんかほんとカッコよかったりしたんだけど、やっぱり青春モノというよりも、「小出水モノ」という感じのお芝居でした。まぁ、コントですよねぇ。わたしはシャンプーのネタも好きなので、そんな発想が入ったコントだと思ったら、楽しめました。ライセンスのイベントらしくない変な雰囲気で面白かったですねぇ。ライセンスはいうてもまだまだ若手なので、こうやって新しいことにどんどんチャレンジしていって欲しいです。
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ああ、一瞬「旗上げ」を想像してしまいました(赤上げて、白上げないで・・・)。この場合、「新団体を旗揚げする」の旗揚げでしたね(苦笑)。 プロレス新団体を旗揚げした4人は、練習に励んでいます。リーダーはフージー。彼は一生懸命。でも、台湾人の王(ワン)さん(安達)、女子レスラー(井本)、マスクマン(植松)は、やる気がない。マスクマンはスーツ着てるし、「蒸れるから」とすぐマスクを外そうとしたり。3人でコソコソ固まって、フージーの目の前でフージーをのけ者にしたりする、弱っちい3人。ユニットならではの、ワヤワヤした雰囲気が魅力。ユニットっぽいユニットでした。こういうコントこそ、大勢でやっている意味があるような気もします。楽しかったです。
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井本くんが、路上で歌う弾き語りの人。ギターを弾きながら歌っていると、そばに、待ち合わせをしているらしいフージーが現れます。井本くんは、フージーのことを歌にし・・・フージーは、歌われたことをすごく、気にするのです。 珍しく(でもないか、最近では)、ツッコミがないコントでした。やっぱり、このコントでフージーが演じる、井本くんの歌の歌詞に翻弄されるキャラクターは、少しだけ気が狂っている感じがして怖い。こんな人が居そうで、そして実際居たら何かの弾みに事件とかを起こしそうな気がする。このイベントでやったライセンスの(コンビでの)コントは、みんな、こんな奇妙な怖さを持ったものばかりでした。ライセンスというコンビは、わたしなんかが思っているよりもずっと、いろんな面を持っているのかもしれません。
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最後は、井本くんに「女」「夢」「自分」についてのイメージを訊くインタビュー。オカマみたいな変なサングラスをかけた井本くんのしゃべることは、まずフージーのものと被る。普通っぽい植松くんのとも被る。とことんキ○ガイの安達くんのすら被る。井本くんが、今までの3人のキャラを全部なぞって演じてくれているような感じ。で、そのたびに「え!?被ってるの!?」と大げさに驚く。なるほどね、そのために、長い前振りやってんや。やっと、納得がいきました。 最後、カメラが引いて、井本くんの全身が映って、お終い。
そして、そのまま、終演でした。
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お客さんが多いことは、見ているほうにも少し違った気分で見させる効果があったのかもしれませんが、そのことを差し引いても、ライセンスの良さがキチンと出た、いいイベントだったと思います。たぶん彼らは、自分たちがカッコいいことを自覚してる。でも、自覚してることを一切おもてに出していない。どころか、自覚した上で、それを逆手にとって笑いにしたり、逆に徹底してアホなキャラやきしょいキャラ、そして今回特に多かった怖いキャラを演じたり、そういうことが自然にできるコンビだと思います。そうして彼らから生まれてくる笑いのレベルは、だんだんと高くなっていっていくような気がします。そういうことを、ひしひしと感じたイベントでした。いいイベントだったと思います。ライセンスには(も)もちろん売れてほしいって思うけど、やっぱり大阪でもイベントはやり続けてもらわないと困るなぁ(^^;。 (2000.11.25記)
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