12月23日「コバちゃんのガチガチサタデー」レポ
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小林友治が、ケンドーコバヤシになってから早10か月・・・ピンになる前、なってから、いろいろありました。こんなところで語るには、思い入れも強すぎる。いろんなことがありすぎた。だから、何も言いません。この日のアフターライブは、ケンドーコバヤシ初ソロイベントです。
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開場し、席について、もらったアンケート用紙を見てみると、「ネタはどうでしたか?」とネタやコーナーのタイトル、「ゲストはどうでしたか?」と3組のゲスト名、などが書いてありました。このイベント、「大物ゲストなし」がチケットにも書いてあるくらい売りだったんじゃないのかな?しかも「渡辺鐘」「中川家」「レイザーラモン」と、妙にリアリティがある名前・・・。「もしかして、騙されてる?」と頭をよぎりました。でも、いつも、コバのホラを信じるフリをしているわたしは、かなり混乱しました(^^;。 開演は、ちょっとおしてる。21:00を少しまわったとき、ライブは客席から唐突に始まりました。 「5分押しで始まります」と会場にアナウンスが流れると、客席からスクッと立ち上がった人物がひとり。進行の川口ともさん。モストのソロでもお馴染みだった(^^)。ス、スケバン!?「早くコバヤシを出せってんだよー!」と、ガラ悪く怒ってる。わたしたちがそれに爆笑しているあいだに、舞台では、本当にコバのイベントが始まっている。
歌うは「ブルーシャトー」の替え歌。バカバカしい替え歌(^^)。ニコニコしつつもポカンと見ているわたしたちに、中盤まで来たところでコバがいきなりブチギレ!「なんで笑わんねんお前ら!!笑いが分かってねぇ!!」 爆笑の渦に巻き込まれる客席を後目に、コバは舞台から帰ってしまいました・・・。ああ、コバの美声、もっと聴きたかったのに(^^;。 スケバンのともさんに、わたしたちがなじられる。「コバヤシ、帰っちまったじゃねーかよー」。そこへ、彼女の学校の先生(構成作家の寺本さん)が、彼女を捜しに来る。彼女を見つけ、連れ戻そうとします。「こんな不良のたまり場(baseのことらしい)に居るんじゃない!」「うるせー!」って感じのやりとり。結局、先生は説得されて、「このイベントが面白くなかったら帰るんだ」と、一緒に見ることになります。 再びわたしたちの視線は舞台に戻る。コバ登場。
出た!小林小鉄風漫談!というか、コバがいつもの「小林小鉄」になりきって、漫談を。ベタな漫才のネタも小鉄風に料理され、また、山本小鉄のモノマネも漫談の中に盛り込まれて、いつも見ているモノマネも、斬新に変身している。大阪市営地下鉄に関する喩えなんか、たまんないなぁ、っていう感じ。なんで、この人にかかると、いろんなことがこんなに面白くなるんだろう?
字幕で説明が出る。コバが愛読している雑誌に載っている、包茎手術の広告の中の4コマ漫画を、アフレコ付きで見せようというだけの企画。ただ、この4コマがかなりいろんな意味で面白いんだそう。声担当は何故かシュガーライフのふたり。 内容だけとったら、本当にビックリするほど面白くなかったです。ホンマにビックリした(笑)。でも、舞台のモニタにでっかく映される面白くない漫画のコマを見て、シュガーライフのふたりが台詞を読むのを聴いてたら、いつも以上に爆笑してしまっていました。不思議・・・本当は面白くないのに・・・なんでだろう?
合唱部の女の人のような扮装をしたコバが、楽譜を持って発声練習。マライア=キャリーのように7オクターブの声を出したくて、発声練習のフレーズをいろいろと考えながら・・・というようなネタ。面白フレーズに爆笑したあと、2オクターブくらいしか出なくてガックリするコバがいちいち可愛いなと思う。 見どころ盛りだくさんのネタ。前にホームラン寄席でやっていた、演劇部の発声練習のものと、少し似ているけど、それともまた違う感じのモノでした。ああ、また見たいなぁ。
開演前、事前アンケートで「あなたの恥ずかしい性体験をおしえてください」という、とても書きにくい(笑)アンケートがありました。迷った挙げ句、時間もなかったので出さないままだったのですが、そのアンケートを使ってのトークコーナーでした。 読まれたアンケートに爆笑してしまいました。「本名、藤波辰巳さん、44歳。職業、社長」とコバがいつもの調子で読み上げて、架空の相談事に答えてみせる。そしてたぶん、ホンモノの藤波辰巳に即しているであろうことをいっぱい並べ立ててる。会場から、男のお客さんの笑い声が響く。コバのイベントならではの光景。その後も「火野正平くん51歳、職業:俳優」で、「喜多川由美さんと温泉に行ってきます」としめられたり、「鶴田ヤスコさん、職業:未亡人」が、「毎日、寂しくてたまりません」と相談してきたり(これ、ジャンボ鶴田の奥さんのことだそうです)、わたしたちのアンケートは〜?とツッコみたくなるほど、すっかりコント模様のトークコーナーでした。しかも、「お客さんにもらった事前アンケートはオモテに貼りだしてます」とコバから最後に告知。マジですか?だったらイヤだなぁ〜(^^;。
コバが、ジャージを着た、中学校かどこかの教師。怪我がまだ治らない左腕は吊ったままだから、まるで体育教師のように見えるけれど、これが歴史の教師。歴史の年号を覚える授業を受け持つ。ものすごく怖くて、差別的で、その男っぽさがすごすぎて、彼のフェロモンに圧倒されっぱなし。むちゃくちゃとしか言いようがない年号の覚えかたは、後半はあまりにも飛びすぎて、もう苦笑するしかありませんでした。けっこう上手いオチに感心しつつ、ビジュアル的にも男子の心も女子の心もがっちり掴んだまま、そのままこのイベントは終演を迎えようとしています・・・。
いったんコバが舞台からハケると、客席の先生(寺本さん)が、また立ち上がる。「ハハハハハ!最高や!」と、さっきまでの反対姿勢はどこへやら、すっかりお気に召した様子。ともちゃんに「コンビ組もう」なんて誘ったりしてる(笑)。そしてエンディングで出てきたコバに「弟子にしてください!」なんて頭を下げたり。しかし、コバに軽くあしらわれる。
エンドロールは、薬師丸ひろ子主演の角川映画(たぶん「Wの悲劇」)のエンドロールをそのまま流すという、大胆かつ斬新なもの(笑)。字幕の中で「高木美保(新人)」と書いてあったのが時代を感じさせました。・・・最後まで、ほんとに爆笑の渦のままでした。
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イベントの最中から気付いてはいたけれど、終わって改めてアンケート用紙を見ると、おかしさがこみ上げてくる。アンケートに書いてあったモノ、何から何までウソやってんなぁ(^^)。名前くらいしか、本当のことを書くところはありませんでした。肝心の、コバへのメッセージを書くのには余白を使わざるを得ない、っていう感じ(笑)。 しかも、劇場の外に出たら、さきほどのネタで「外に貼っておきます」と言っていた、性に関するアンケートだけは、本当に貼っているのでした。明らかにスタッフが偽造したっぽいものもあったけど、絶対ホンモノもある・・・。こんなことだけは本当のことすんねや、と、また笑ってしまいました。 コバがこんな人なのは、よく分かっているつもりだけど、それをイベントとして見せられると本当に壮観だなぁ、なんて改めて思うのでした。 タイトルの「ガチガチサタデー」は、モストの最後のライブと同じパターンのタイトルで、それを見たときは少し、複雑な気持ちになりました。イベントそのものも、コバのやりたいことをやっているという点では変わっていませんでした。だけどそれはちょっと嬉しかった。 超が付くくらいの満員の会場も嬉しかったけど、複雑でもあったり。なんだかいろんな思いが渦巻いた、baseで過ごしたクリスマスでした。きっとわたしは、コバに対する思い入れが強すぎるんだと思う。 だけど、たった1200円で、彼のことを1時間見ていられるのなら、いくらでも通うぜ、とも思うのでした。本当にたったひとりでのライブなのに、淋しさを感じさせないコバの力量って、当たり前のことだけどやっぱりものすごい、と実感しました。彼の歩くイバラの芸人ロードは、カッコよすぎます。
(2001.3.3記)
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