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12月3日「ビキビキビッキーズ〜みんなに広めようビキビキの輪〜」

始めに。

大好きなビッキーズの、初めてのソロイベントは、予想通りのタイトルでした。だけど、これ以外あり得ないタイトル。否が応でも、楽しみは膨らみます。2000年の9月、突然のガブンチョライブ卒業があってから、ソロイベントまで2ヶ月間、待ちに待ったという感じでした。

ガブンチョを卒業したときも、ガブンチョ時代に「連帯責任」というイベントをロザン・レギュラーとやったときも、それより前にトリイホールで「☆君にはこの星が見えるか」というイベントをロザン・ブラックマヨネーズとやったときも、ずっと頭の片隅にあった「いつかビッキーズのソロイベントが見たい」という願望。それがやっと叶う日が、12.3でした。このイベントが決まったときの嬉しい気持ちは、きっとなかなか忘れられないと思います。そんな風に、すごく感慨深く迎えた、世紀末の日曜日でした。

 

 

 

オープニングコント

「チャレンジ500」というテレビ番組。司会者がスッチー、チャレンジャーが木部ちゃん。500本のうまい棒を使って、一発ギャグを500個する、という企画。ジャージ姿の木部ちゃんが、チャレンジしているあいだに、「ビキビキビッキーズ」が始まる、という寸法。木部ちゃんが慌てながらギャグを考えている姿が可愛い(^^)。そして舞台は暗転、イベントが始まります。

 

オープニングVTR

元自動車工のふたりらしく、作業服を着て自動車工場での姿。部品をいじったり、工具を使ったり。テープの早まわしで工場を駆けまわるふたりを可愛いなぁと見とれたり、スッチーが工具をピストルのように構えてこちらを真面目な表情で見ているのが素敵で惚れ直したり、ふたりの魅力がいっぱいのVTRでした。最後は、工場をバックに立ち、コンビに字幕「LSD」(ビッキーズの前のコンビ名)、いや違うわ!と字幕を手で払い、「ビッキーズ」と紹介、そしてイベントタイトル「ビキビキビッキーズ〜世界に広げようビキビキの輪〜」。

 

漫才

ビッキーズ初ソロイベントでの初めてのネタは、漫才でした。私服で漫才。1年間くらい、彼らの新ネタを毎週のように見ることができた幸せな時期もあったのですが、それがなくなって、すごく久しぶりに感じた分、ほんとに嬉しかった漫才です。

「ロックにイメージを変えたい」とはスッチー。「ワンパターンから脱したい」と語るスッチーの、木部ちゃんへのレクチャー。ありふれた題材の漫才。それが彼らにかかるとキラキラの言葉に変わる。そういう瞬間をいつも見られるから、わたしはビッキーのことが好きなんだろうな。オープニングが漫才というのは「漫才師」である彼らにとって当たり前のことなんだろうけど、それも嬉しく感じるくらい、わたしは彼らの漫才に飢えていたようです・・・。

 

VTR「芸人side−B」

スッチーのアフターステージの様子を盗撮、ファンには垂涎モノ。でも彼のアフターステージは、かなり可愛かったです。ゲームセンターでスロットに夢中なスッチーは、1時間ほど経って、手持ちのコインがなくなると、台の下にもぐって落ちていたコインを拾うという大人げない行動(笑)、しかもそのコインでフィーバーして大喜び!可愛いけどー(笑)。最後の字幕は「もうすぐ30歳」。アハハ、爆笑でした。

 

コント

田舎特集を組むことになった雑誌の記者・木部ちゃんが、田舎のビキー村に取材にやってきた。役場の観光課のおっちゃんがスッチー。彼のむちゃくちゃな観光案内・・・。

ビッキーズのコントは、スッチーのキャラのキレが勝負やと思う。それに加えて、キャラだけじゃなく、言葉で笑わせてくれるから、漫才だけじゃなくコントでも戦えるコンビだと思ってます。今回のこのコントは、ビッキーズにしては少し言葉が足りなかった。足りてても届かなかった。少し残念。でも途中爆笑もあって、ほんとは文句を言うような出来じゃないんですけどね。どうしても厳しくなってしまいます(^^;。

 

VTR「芸人side−B」

今度は木部ちゃんのアフターステージ・・・これには、もういろんな意味でビビりました・・・。豹柄の服を着て豹柄の帽子を被った木部ちゃんもゲーセンへ。そこで、パラパラのダンスゲームに興じる女の子のうしろで踊りまくった挙げ句、最後には女の子のゲームに割り込み、踊り出す始末(苦笑)。もちろん最後の字幕は「もうすぐ30歳」。アハハ、ひどい30歳!最高でした。もうケラケラ笑ってました。

 

コント

「このコントは事実をもとに構成されています」というナレーションのあと、始まったコントには本当に目を奪われました・・・違う意味で。

自室でくつろぐ木部ちゃん。その姿だけでも笑いが起こる。何故全身黄色???そこへ、害虫駆除の業者がやってきて、「害のあるもの」をどんどん見つけてくる・・・出てくる出てくる木部ちゃんの私服!

ただひたすら、木部ちゃんのセンスに呆れ続けました(^^;。コントというよりかは、コーナーに近かったような気がします。コントと言われて、作りこんだモノを期待していたこともあって、少し肩透かしを喰らわされた気持ちはあり、その点はちょっと残念でしたが、木部ちゃんのセンスにずっと笑わされてきたファンにとっては、その集大成(笑)ともいえる爆笑コントでした。これに続編があったらある意味恐いな・・・でもまだまだ出てきそうだな(^^;。

 

VTR「ビキビキインタビュー」

ビッキーズのことを「ビキビキ」とか「ビキビキビッキーズ」と呼ぶようになったのは、野性爆弾のロッシーからなんだそうです。このイベントタイトルの名付け親でもあるロッシーに、何故そう呼ぶようになったのか訊くことになりました・・・。

ロッシー・・・ひとことも意味通じひんやん(^^;何しゃべってるかちっとも分からへんやん・・・可愛いけど!面白いけど!結局VTRは全部、こんな感じ。面白かったけどー。でもちゃんとした由来のエピソード聞きたかったなぁ(まぁたぶんロッシーが噛んだとかそんなだと思うけど(笑))。

 

コーナー「ビキビキトーク」

ふたりだけのトークコーナー。ここは、「ビキビキ教布教」ということで、お馴染みの「ビキビキビッキーズ!」という言葉と振りを、ふたりがどれだけ広められるか、というものでした。

 

まずは木部ちゃんがひとりでチャレンジしてきたVを流します。彼が行ったのは大阪城公園の城天。パンクっぽいいかついバンドの演奏にのりながら、「ビキビキビッキーズ!」とやる木部ちゃんはけっこう可愛かったけどおかしかったです。スッチーはそんな木部ちゃんにツッコんだり感心したり、まぁ、それが普通やと思っていました。ハプニングは、このときに起きました。VTRの調子がおかしいので、何度も巻き戻したりしているうちに、画面のすみに映るスッチーが見つかっちゃったのです。一緒にロケに行ってたのに、初めてこのVを見たかのようなリアクションがバレてしまった(^^;。そのときのふたりの慌てたようすを、ドキドキしながら見守ることになりました。焦ったり、開き直ったり・・・いつも、ビッキーズにはドキドキさせられながら、この2年間のビキライフを過ごしてきましたが、初のソロイベントでこんなにドキドキさせられるとはね(^^;。

開き直って、みんなでVを見て、ドキドキ、ヤキモキしながら木部ちゃん編を終え、今度はスッチー編。これも、木部ちゃんは知らないというていでやるはずだったらしいです。でももうバレちゃったので仕方なく一緒にやってました(^^;。スッチーは、深夜、テレビの番組が終わったあとに流れ続ける「夜の街」の映像の片隅で、「ビキビキビッキーズ!」とやり続けるというモノでした。夜明けのテレビに、スッチーが映っていたと思うとちょっとドキドキしました。ビデオをアップにして、実際にスッチーが映っていたときは客席も盛り上がっていたし、めっちゃ地味だけどなんだか心温まるいいVTRだったなと思います。

 

ほんとにハプニングがあって大変なコーナーでした。でもなんとかこなしてくれた。このひとつのコーナーを、こんな大きなモノに喩えるのは違うかも知れないけれど、ビッキーズのこれからの芸人人生、山も谷もあると思うけど、こんな風にふたりで力を合わせて乗り切っていって欲しいな、なんて思ってしまいました。

 

VTR

「ビキビキビッキーズ!」を声と振り付きで、いろんな人にやってもらおうというVTR。外に出て、中学生、OL、子供、おばちゃん、などなど、もうほんとにいろいろな人がやってくれるビキビキビッキーズ。親しみやすくて、分かりやすいし、ノリやすい。いいなぁビキビキビッキーズって・・・と、いろんな人がやるのを見ていると、今さらながら実感させられました(^^)。

 

コント

木部ちゃんが映画館に映画を見に来ると、隣りの席に現れた男子高校生・・・。

ビッキーズのコントで、ホストクラブにバイトとして応募してくる高校生のネタがありましたけど、キャラとしてはそんな感じ。このキャラでいる必然性はホストのほうが高いので、比較するとホストネタのほうが好きなのですが、やっぱりこのインパクトはすごいなと思います。あとは、スッチーのキャラだけに頼らなくなればもっといいんだけどな、という感じです。

 

お芝居

映画「2001年宇宙の旅」の映像が流され、壮大なものヘじまりそうな予感。ただ、これがお芝居だと知ったのはこのお芝居が終わってからなのですが、終わってからも「・・・お芝居なのか?」と首を傾げてしまったことはたしかです。

宇宙船に乗っている博士(木部)と助手(須知)は、火星からの帰り。やることがない宇宙の道中、博士は、「ざんげゲーム」をしよう、と助手に持ちかけます。それが悲惨な結末をもたらすことを知ってか知らずか・・・。

ストーリィとしてはこんな感じ。これが真面目に繰り広げられたら、マジ芝居大好きのわたしの心をとらえて離さなかったに違いありません。でなければ正反対に、徹底的におちゃらけて演じるのも面白かったかもしれません。なのに、このビッキーズのふたり芝居は、なんとも中途半端でした・・・。

台詞につまって台本を見たり、自分の言った台詞に笑ったり・・・「できないことを笑う」のが意図だとしたら、ちょっと中途半端すぎました。わたしはこのコーナーのあいだ、客席でやきもきするだけで、目の前のものを楽しむ余裕は一切ありませんでした。

だからちょっと残念なコーナーではありました。分からなかったのはわたしだけかもしれないけれど、でも結局、何がやりたかったか分からないままでしたしね。

 

秘蔵VTR

秘蔵VTRの名の通りの、本当に貴重な映像でした。これはふたりが23歳の夏、初めての漫才を人前でやったときの映像だったのです。

今よりもちょっと若いふたりは、ふたりともダレダレのTシャツに、明らかにダサいキャップを被って、民家みたいなステージで(ふすまとか見えた)、今と違ってまったく面白くない漫才をしていました。漫才ですらあるのかどうか?。「面白くない話が続くのでカットします」なんて編集もされてたし(笑)。そしてなんとも締まらない終わりかたをしていきました(^^;。違う意味で面白かったわ。

でも最後、字幕が「23歳・夏、ここからはじまりました」と出たとき、思わず拍手してしまいました。感動すらしていたと言っていいと思います。たぶん、この、初めてのソロイベントのためにこのVTRをとっておいたんじゃないかと思うのですが、このVTRがわたしたちに与えた感動は、きっとビッキーズの予想以上に大きかったんじゃないかなぁ。今でも、このときの気持ちを思い出すとちょっとジンとしてしまいます。

 

漫才

あんなVTRのあとに、ビシッとスーツを着て漫才をしてくれるなんて反則や。あのVTRのことをしゃべってくれ、「あのときよりは、少しはマシになったんちゃうかな?」と笑顔で言うふたりに、わたしはもうやられていました。

ネタは、VTRからの続きらしく、「初めてのこと」について。ビッキーズの漫才。当時の2丁目が漫才禁止だったこともあって、わたしは初めてビッキーズの漫才を見たのがけっこう遅く、あれからまだ2年も経っていないのに、彼らの漫才がこんなにもわたしのスタンダードになるなんて思いませんでした。彼らのコトバを聞いているだけで幸せです。この日も、「やっぱりビッキーズは漫才だなぁ!」と、しみじみと思わされる、安心して見られる漫才でした。

 

 

いったんハケて、そのままエンディング。ホッとしたような表情のふたりを、とてもいとおしく感じてしまいました。ここでスッチーが言った、「ビッキーズの第1回のイベントを見たことを、自慢してもらえるような漫才師になりたい」という言葉がとても嬉しくて、このコンビにずっと付いていこうと、改めて心に刻み込みました。

 

エンディングVTR

最初から最後まで、ビックリさせられたVTR。「ビキビキビッキーズ!」のかけ声とポーズを、いろんな人にやってもらうというのは変わらないんだけど、それをやってくれるメンバーがすごい!baseメンバーに限らない、まさに吉本オールスター!師匠と呼ばれる人たち、新喜劇の人たち、極楽とんぼとかの東京の人、そしてモストデンジャラスコンビの村越くんまで!(笑)みんな、ビッキーズのふたりと一緒に、「ビキビキビッキーズ!」と笑顔でやってくれています。ビッキーズのふたりは全身タイツでずっと出てたのですが、ハリガネロックのときだけは、松口くんと大上くんはその全身タイツを着てやってました(笑)。延々と流れる、たくさんの人たちによる「ビキビキビッキーズ!」。ビッキーズは、ファンだけじゃなく、こんなにもたくさんの人に愛されてるコンビなんだな、ということを実感させられる、本当に素敵なVTRでした。このVTRだけでも、見に来た甲斐はあったような気がします・・・。

 

コント

あ、忘れてた(^^;。オープニングのコントの続きは、このエンディングで、でした。「チャレンジ500」に挑戦中の木部ちゃん。500本の「うまい棒」を使って、500個のギャグを考えている彼は、499個まで順調に来たのに・・・500目でアウト!ああー、と残念がる木部ちゃん、番組を締める司会者のスッチー。

このうまい棒は、イベントの終わり、帰るときにお客さんにいっぽんずつ配られました。わたしがもらったのはたこ焼き味。大事にとっておこうかなとも思ったけれど、ビッキーズのイベントと同じように、美味しくいただいてしまいました(笑)。

 

 

 

イベントそのものの出来は、良いような悪いような、不思議な感じでした。レポを読んでいただいたかたには分かると思いますが、決して誉める部分だけではありませんでしたしね。だけど、なんでこんなに感動したんだろうな・・・。それは、もちろんわたしが、ビッキーズを大好きだからというのもあると思うけれど、それだけじゃなく、ビッキーズのふたりが一生懸命だったこと、そんなビッキーズをみんな大好きなんだなと感じたこと・・・理由としては、そんなことが挙げられるんじゃないかと思います。そう思わせられたいちばん顕著なモノが、初めての漫才や、エンディングのVTRだったんだろうな。

ビッキーズの漫才はすごく安心して観ていられるけれど、ビッキーズというコンビのことは、なんだか妙に心配しながら見ています。感情がすぐ表に出るふたりだと思うので、例えば去年、ABCの予選を落ちたときなんか、舞台で見ているだけなのに落ち込んでいるのが分かるくらいで、死ぬほどハラハラさせられたことを、よく覚えています。わたしより歳上とは思えないそんな可愛いふたりには、何故か自分でもビックリするほど思い入れがあります。出待ちも一切したことがないし、ツアーにも行ったことがないけれど、そういうところとは関係なく、大好きなコンビです。わたし個人の存在とかではなくて、「こんなスタンスのファン」が存在することが、いつかふたりに伝わったらいいなと思っています。そして、いつか「ビキビキビッキーズ」が本当に世界に広まったらいいなと思います。

(2001.2.2)

 

 

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