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3月3日「ピストルモンキー〜サードマン〜」レポ

始めに。

2丁拳銃の単独ライブ「ピストルモンキー」シリーズの第3弾です。わたしは、大阪公演があった第2回目から観ました。前回の出来がすごくよかったので、楽しみにして来ました。

今回も会場は大阪リサイタルホール。いちにちだけの公演だったので、チケットが獲れるかどうか不安だったのですが、なんとか大丈夫でした。当日の会場も、さほどギュウギュウでもなく、よい感じいっぱい。見やすい会場なので、どこに座っても大丈夫ですけれどね。

3か月にいっかい単独が行われるのはなんだかとてもよいペースのように思う。最近はbaseの、月イチとか2か月にいっかいとかの、ちょっと詰めた感じのペースに慣れていたから、この1か月の差がなんだかすごく、余裕があるように感じるのです。

 

オープニングコント

雪村刑事というひとりの刑事(修士)が、殺人事件の現場検証をしている。彼を悩ませるのは、「3」にまつわるキーワード。今日が3月3日、現場に遺されたみっつの紙ひこうき、そして「GERφ(ジーイーアールファイ)」という言葉。

殺されて倒れている人にかぶせられた布をとると、死んだはずの人が動いた!客席も一緒に驚く。中から現れたのは、小堀くんでした。彼は、何故か潜んでいた、砧警察書の轟刑事。出会ったふたりはやり合いながらも、一緒事件を追うことになります...

 

VTR

BGMはジャズトランペットの奏でる音色...大人っぽくてちょっとゾクッとします。刑事ふたりが、犯人らしき人影を追い掛けて走るV。映画みたいな、とてもキレイな映像です。台詞らしきものがまったくないところも2ちょけんっぽいような気もします。

コント

椅子がむっつ、縦に並べてあって、そのうちのひとつに学生服姿のシュウちゃんが座ってる。他の椅子には、やはり学生服姿のマネキン人形。彼ら(?)は同級生で、修学旅行に出発したところ。テンションの上がったシュウちゃんと、冷静な(当たり前だけど)マネキン同級生との落差がおかしい。そこへ、バスガイドさん登場・・・これが、2ちょけんソロお馴染みの小堀くん扮する女性キャラ「虹子」・・・彼女のキャラクターは、見てもらう他実際ないですが、「お笑い」じゃあないですねぇ(^^;いや、お笑いやけど。怖いです、とにかく。そして笑える。それに対峙するシュウちゃんが、動きや台詞がコミカルでとにかく可愛い。

ラストの大惨事と、それを逆手にとった(というかモチーフにした、という感じかな?)エンディングは、最初のコントからしてこの完成度か!と驚かされました・・・。ちょっとした演劇やショーを観ているような気分でした。

 

VTR

刑事ふたりは喫茶店に居る。そこへ、「サードマン」らしき人影が。会計もそこそこに、追いかける刑事。喫茶店の店員が伝票を掴んで「お勘定!」と言いながら(字幕が出る)、刑事を追いかける。3組の追いかけっこ。屋外を走っているんだけど、空が晴れていて、風景がキレイで、たぶん普通の街なのに、なんだかちょっと特別な感じ。

コント

ある楽屋。ふたりはコンビです・・・お笑いコンビじゃなく、マジシャンのふたり組。そのコンビ名に爆笑してしまいました(^^;。ふたりの会話がコントの主たる部分ですが、それを聞いているうち、ふたりの関係がだんだん分かってきます。小堀くんのほうが師匠のような存在、シュウちゃんが弟子。そして話のメインは、ギャランティーの配分・・・・・・

ほとんど分け前を弟子にあげない小堀くんの、のらりくらりと話をかわす様はすごく面白かったです。1本目のコントほど「魅せる」ネタではなかったけれど、言葉メインでこんな風に引き込んでくれるの、大好きです。

 

VTR

相変わらず追いかけっこの3組。

コント

小堀くんがゲームセンターにやってくる。彼が目を止めたのは「Shujiライダーと写真を撮ろう」という、プリクラ風の匡体。ボタンを押すと、シュウちゃん扮するShujiライダーがポーズを決めてくれるのですが・・・。2ちょけんではたまにある、ボケとツッコミ逆転ネタ。シュウちゃんのアホらしいポーズが、子どもみたいですごく可愛い。素直に笑えるネタだなーと思います。きっとやってる人たちが楽しんでたんじゃないかな、うん。

 

VTR

サードマンを追いかけてきた刑事ふたりは、難波千日前にある「アムザ1000」のビルの中へ。見たことのある風景に2丁拳銃が居ると、なんだかホッとする。アムザの中を、エレベータを使って、階段を使って、サードマンを追いかけるふたり。しかし逃げられる。

コント

ふたりはあるメーカーの社員。夜通し会議室に籠って、新しいバナナ飲料のネーミングを決めます。その会議(?)の様子がネタ。しょうもない名前ばかり羅列される前半は若干ダレましたけど、キーワードの「GERφ」にストーリィを持っていく後半は引き込まれました・・・かなり長いネタで、それ以上にこの会議が長かったんだと思うとうんざりしてしまうというのは、実際にわたしが会議に参加していたわけじゃないのにそう思ってしまうという効果かな、と思います。

 

漫才

2丁拳銃は、コントももちろんそうなんだけど、漫才でさえも、ソロイベントにときにしか観る機会がないというのがかなり寂しい。テレビなどでさえもほとんど観ないもの。そういう日々は、なんだかちょっと変な感じ。

ネタは、カッコいい男とは、とか、歴史上の人物の台詞とか、陰のある男がカッコいい、とか、そんなのが前半。小堀くんの変な解釈は相変わらず好きだ。だけど後半の、「○○な女の子と××な女の子、どっちがいい?」というネタは、あまりに使い旧されたパターンだなぁと思いました。同じパターンでも今までのものより面白かったらいいんだろうけど、そーでもなかったしね(同じくらい)。なんか、全体的に見るとこんなにいいイベントだったのに、いつも漫才になると辛口を書いてしまいます。でもそれは、期待している心はずっとかわらない、ということでもあるのです(^^)。

 

VTR

雪村刑事と轟刑事はまだサードマンを追う。ついに追いつめた先は、あるビルの屋上。空がとてもキレイ。サードマンは、屋上のフェンスを越えて、ビルから飛び降りようとする。雪村刑事がそれを止めようとする、そこで次のコントへ。

コント

屋上のすみで、男がひとり。飛び降り自殺しようとしているのかと思って、シュウちゃんは止める。だけど、話をよく聞くと男は、自殺しようとしているのではない。さっきのVTRと連動したネタ。ふたりのやりとりがネタになっています。紙ひこうきをうまく使ってる。とぼけた小堀くんの珍妙な論理に、少しずつ、だんだんと、言いこめられていくシュウちゃんが不思議に笑えます。

 

VTR

「とべなかった男」のVTR。その男の頭の上を、紙ひこうきが飛んでいく。やっぱりすごく空がキレイだなという印象が残ります。2丁拳銃のイベントのVTRは毎回、コミカルなものも、真剣なものも、コントにリンクしたものも、どれもすごく好きです。

エンディングVTR

スタッフロールが流れます。ここを見るときはいつも、このイベントが出来のいいテレビ番組か、エンターテイメントショウのようなものに見えてしまいます。それくらい、作り込まれたものだなぁと思うということ。緻密で、伏線が張ってあって、見るところが多いほど、得した気になる。こういうイベント、大好きです。

 

エンディング

エンドロールを見ていたときはあんな感想を持っていたのに、エンディングの2丁拳銃を観ると、なんだかホッとしてしまいます。このイベントはテレビ番組なんかじゃなくて、ちゃんと、「ライブだったんだな」と実感する。「このあと死ぬほど酒を飲みます」なんて言って、2丁目で観ていたときと変わらない顔で笑っている2丁拳銃の姿は、変わらない彼らの心を現すようで、それもやっぱりホッとします。ちなみに小堀くんは「これからオーバーオールを流行らす」宣言を堂々と行なっていました(笑)。次回の「ピストルモンキー」は6月くらいかな?とのこと。そういえば、2丁拳銃の単独ライブは今までも何回か観てきたけれど、ハズレだなーと思ったのはいちばん最初に観たモノだけ(96年の「ダーティーハリー」)。それ以降のイベントは、タイプはいろいろと違ったりもしましたが、大満足なものばかりでした。2丁拳銃のことは今はもう、テレビで見ることが多いから、遠く感じることもあるけれど、出来のいいイベントだけじゃなく、彼らのこんな顔を観られるのなら、次も行こう、そう思いました。

(2001.7.1記)

 

 

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