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4月19日「ハリガネロックin両A面カップリングライブ 大上邦博の月に向かって伸びろ/ロックユウキのBirthday is Dead」レポ

 

始めに。

ハリガネロックがついに東名阪ツアーをすることになった2000年4月。このイベントはその皮切りとなる大阪公演atbaseよしもと。しかも、「コンビのひとりずつがひとつのライブを担当」という新しい試みです。月イチイベントは次々と趣向を変え、ライブにいくだけでもういっぱいいっぱい。この日も楽しみです。しかも、これを終えてもまだ2回、ハリガネのソロが見られる。スゴイ1か月になりそうです。

 

「大上邦博の月に向かって伸びろ」レポ

 

VTRとかナシで、大上くんだけがひょこっと登場。会場、何故か爆笑。ここは、大上くんのオープニングの挨拶であるとともに、決意表明の場でもありました。「服装から歩み寄ろうと思っています」と述べる今日の大上くんの服は、大上くんの可愛いらしさをよく出したものでした
。「僕は今まで、みなさんのことがちょっとキライでした。それは、みなさんが僕のことをあまりすきじゃないからです」
と、劇場の外でbaseファンらしき人に「ちょっとアンタ!」と呼び止められたときの様子を悲しそうに(笑)語ってくれました。でも、これからはそんなことがあっても
「ボクからみなさんを包みこむように頑張ります!」
という力強い宣言。なのにやはり会場には何故か笑い。

あと、「これからは趣味を持ちます」という決意も。「いろいろ考えています。モダンバレエ、サックス、英会話・・・」。モダンバレエ(トゥシューズとかを履かない現代風バレエ)はいいかもしれないなどとわたしは頭の中で考えていたのですが、振り払っても振り払っても、大上くんがクラシックバレエを踊っている映像しか(トロカデロのイメージ・・・)浮かんできませんでした(笑)。たぶん会場の笑いもそのせいかもしれませんね。

そして、前回のトークウォーリアズで物議を醸し出した「個室ビデオ」。これを「やめます!」と宣言。拍手の起きる客席に向かって、「でも・・・ビデオを借りるのはいいですか?」と問いかけ、客席がなんとなく「それくらいならいいんじゃない?」という雰囲気になると、安心したような表情をしていたのが素敵でした。

全体に、なんだか笑えて仕方なかったオープニングでした。

 

 

スクリーンに字幕が流れます。「これは、大上の願望を芝居にしたものである」とのこと。お芝居か・・・楽しみ。そしてタイトル、

「気まぐれな放課後」作・演出:大上邦博

ある高校の放課後、帰宅途中の女子高生ふたり(うめさんドラさん)。今日も彼女たちの噂の的は、容姿端麗、学業優秀、スポーツ万能、それでいて驕ることなく優しい、クラスメイトの「大上くん」のことでした。たまたま通りかかった大上くんを取り囲み、「勉強を教えて」などとねだっています。そこへ、ちょっと不良っぽいクラスメイト(杏)が通りかかり、「大上くんひとり占めしないでよ!」とケンカになりかけたところを、大上くんが止め、みんなで仲直りの歌「夜空ノムコウ」(ギター演奏(?):大上)を歌って、仲良く学校帰りのマクドナルドへ向かおうとします。

そこへ、テニス部のキャプテン(チュートリアル福田)が、大上くんをテニス部に勧誘しに現れます。大上くんさえ入部してくれたら、テニス部はインターハイに行け、福田くんはスポーツ推薦で大学に行けるんだそうです。始めは断っていた大上くんですが、「テニスで対決してお前が勝ったら入部する」ということになります。結果は、大上くんの勝ち。大上くんは
「オレが今、手抜きして負けてやったとしたら、それで大学に行っても、お前は、オレの影を一生背負い続けることになるだろう」
と福田くんに向かって言います。そして
「大丈夫、その力があればオレがいなくてもインターハイには行けるよ」
とも。「お前にはかなわないな」と、福田くんはハレバレとした表情で去っていきます。「すごーい」と、憧れの眼差しで大上くんを見つめる女子4人。

そこへ、今度はヤンキーふたりが、「いっぱい女の子連れてんじゃねーか」などと言って絡んできました。ヤンキーは、チュートリアル徳井くんと、モジャモジャパーマの松口くん(!)。「やめろよ、彼女たちイヤがってるだろ」と、事を荒立てずに場を去ろうとした大上くんですが、ヤンキーたちがつかみかかってきたものだから、「ついやってしまった」という感じでヤンキーふたりを投げとばしてしまいます。やはり「すごーい」と取り囲む女の子たち・・・

 

お芝居が終わったとたん、急に態度を豹変させるうめさんドラさん、杏の4人。松口くんやチュートリアルも出てきてぶーたれてる(笑)。「オレ、あれだけのために2時に入る必要あったんすか?」とは徳井くん。「・・(パーマのヅラをつけているため)髪型おかしなってきたから帰るわ」とは松口くん。それに対して「リハーサル何度もやって気持ちよくなりたいから」と大上くんの言い訳。みんながどれだけ責めても動じないようでした。

客席は、最初から最後まで爆笑のままでした。「気恥ずかしくて笑う」「バカバカしくて笑う」「とにかく大上くんの思考回路がおかしくて笑う」などなど、今まであまり体験したことがないような種類の笑いでした。もう、ここまででもこのイベントOK。

 

さて、このお芝居の中でも特に印象に残っている台詞のやりとりをいくつか。覚えているだけ(ニュアンスのみのものもあり)。

女の子「(大上くんを誉めちぎったあと)それにひきかえクラスの堂土ったらさぁ・・・(と悪口を言いかける)」
大上「コラ!クラスメイトの悪口を言うもんじゃないぞ」
女の子「ゴメンナサ〜イ」

女の子「大上くんの将来何になるの?やっぱりお医者さん?(大上くんのお父さんは医者だという設定)」
大上「うん、僕は医者になって、世界中のあちこちにいる恵まれない子どもたちを助けてやりたいんだ」
(女の子たち、感動のあまり涙ぐむ)

女の子「なんだか、大上くんが遠くへいってしまいそうな気がする・・・」
大上「大丈夫、オレはいつまで経っても、奈良県立志貴高校3年2組出席番号2番、大上邦博さ!」

 

「クイズ・300人にききました」

ちょっと前にGAORAを見に行ったとき、大上くんに関するアンケートが配られていたので、答えて帰ってきました。「大上のよいところ」「悪いところ」「モノに例えると」などでした。これがここで使われたわけですね。懐かしの「クイズ100人に聞きました」形式。大上くんが司会で、ふた組の家族が対決します。
まずは、「松口さんファミリー」。松口くんを筆頭に、長男の司(シンドバット鈴木)、長男の理恵(青空・須藤)の3人。鈴木くんと須藤さんの登場に歓声が。
対するは、「大上さんファミリー」。これは、大上くんのほんとの家族が!お母さんのエイコさん、お兄ちゃんのテツヤさん、従姉妹のナツミちゃん。ほんとはお父さんも来るはずだったのに、「テレビじゃないのか。それなら出ない」ということになったんだそうです(笑)。この登場のときから、コーナーの目玉となったお兄ちゃんは既にその存在感をアピールしていたのでした。

まずは「大上くんのいいところといえば」

まずは大上チームが解答権を得て、ひとりずつ答えます。お母さんが答えるときには横からいろいろ言うくせに、自分の番になったら外してばっかりのお兄ちゃんが面白すぎる。答えの方は「面白い」という答えが不正解だったり、松口チームの出した答えが「ツッコミがうまい」だったり。しかしとにかくお兄ちゃん。30歳越えてるとは思えないテンション・・・(^^)。

第2問「大上くんが似てるもの」

こんなものに似てると言われてイヤだろうなぁと思う答えが飛び交う中、大上チームは「煙突」という答えでいっぺん不正解だったのに、お兄ちゃんが「風呂屋の煙突」とゴリ押ししたりしてた。やっぱりお兄ちゃん。

第3問「大上くんの欠点は?」

最初の対戦で須藤さんが答えたのは「ハゲかけている」。今まで大上くんは「100人にききました」っぽく客席に「あるあるある〜」の声を求めてきていましたが、この答えのときは自然発生的に「あるあるある〜」の声が(^^;。大上くん、ムッとしてました(笑)。
松口くんが、いっぱいある中からどれにしようが必死で悩んでいたり、鈴木くんの答え、
「同棲していた彼女と別れたとき、荷物をとりにきた彼女のお父さんとにらみ合いになった」(実話らしい←でも大上くん曰く、「にらみ合いにはなってない」)
に、大上くんのお母さんが悲しそうなカオをしていたり、やたらと活気を帯びてきました。

「面白くない」という答えが9位に入っていたことも衝撃的。大上くんのテンションはどんどん下がっていきました。しかし、ほんとにお兄ちゃん、すごすぎる。ボケだけじゃなくツッコミもやってみせ、松口くんに「プレステージ出たらいいのに」って言われてました。「落ちたら困るわ」とは大上くんの弁。

やたらと盛り上がってこのコーナー、幕。

 

 

「大上邦博が最も輝くとき。それはハリガネ漫才のときである」という字幕が流れたあと・・・

ハリガネ漫才

私服で漫才でした。松口くんはまるでヤンキーのよう。しかし今までヅラばかりで気付かなかったけど、髪の毛の色がだいぶん黒に戻ってきましたね。

時事っぽく、キムタクと工藤静香の種子島旅行のことから。そこから「釣り」のネタに発展してゆく。ハプニングは、ここで起きました。

松口くんが、オチへつながる言葉をかみすぎて続けられなくなり、やむなく次のネタへ。しかし、そこでもさっきの動揺が抜けないのかやっぱり噛んでしまう。イーッってなる松口くん。
「そんな、『大丈夫かなぁ?』みたいな目で見守らないでくれ!」
と客席に向かって軽くキレてみたり。でも客席の「心配の目」は止まりませんでした。結局、後半ほとんどネタにならないままハリガネ漫才、おしまい。・・・珍しいものを見た。あんなに動揺する松口くんなんて、貴重。ファンとしては、ちょっと嬉しかったり、でも漫才もちゃんと見たかったなぁと思ったり、複雑なキモチでした。アンケートには「ちょっとロックしすぎてたな」って書きました(^^)。

 

 

全員集合でエンディング・・・のはずが、大上くんが出てきてみんなを呼んでも全然出てこない(笑)。指導力、ないのか・・・?やっと、松口くんはじめこのイベントに出た人全員が出てきてのエンディングになりました。すぐ、次のイベントは始まります。

 

 

「ロックユウキのbirthday is dead」レポ

 

オープニングを飾るのは、各種情報誌でも事前に告知されていたユニット「27」!松口くんが、ギター担当のフットボールアワー後藤くんと組み、「9216(クニヒロ)」の歌詞で歌を歌うというもの。学生服姿、頭には黄色い帽子(小学校1年生が被るような)のふたりは
「男子中高生のカリスマ、27です!!」
と自己紹介。モニターに、
「作詞:9216、作曲:後藤輝基、編曲:27」
と文字が出て、後藤くんのアコーステイックギターが鳴り、歌が始まります。歌詞は、モニターに映されます。

最初の歌は、結婚について歌った歌でした。プロポーズの歌のようなロマンテイックなものではありません(笑)。結婚しよう、僕は次男だから親との同居はしなくていいんだ、みたいな、環境とか条件について歌いあげたモノ。松口くん、歌はあんまり上手くないね(失礼)、でも、この歌の良さ(=面白さ)はめちゃくちゃ伝わってくる。ギターは死ぬほど上手いけど同じく歌はそんなに上手くない後藤くんの(さっきから失礼)、
「♪次男の特権!」
っていう合いの手が面白さを増幅させてる。ちょっとはマジ歌、マジギターが聴けるのかな、という期待は吹っ飛び、歌の面白さに笑い転げていたのでした。1曲目を終えたとき、後藤くんが「・・・恥ずかしくない!」と自分に言い聞かせるように叫んでいたのが印象的。・・・恥ずかしかったのか?(笑)

曲が終わると、手を上げて観客の声援(?)に応える27のふたり。そして、9216の絵を見るコーナーも設けられていました。どこかで見たことのあるような画風と、どこかで見たことあるようだけどひと味違うコトバ。呆れる27。絵に添えられたコトバたちがおかしすぎる。いくつか紹介。

「バシャールもシャクレもいいこと言うね」

自分も同じことしてるんじゃないの?と思わずツッコみたくなる、バシャール軌保や326に対する強烈な皮肉。ちなみに、シャクレって326のことだそうです。

「ベストは尽くすものではない。着るものだ」

・・・ただただ爆笑。

 

さて2曲め。「切ないバラード」と松口くんに紹介されたタイトルは
「一夜の恋」
・・・自分のお気に入りのアダルトビデオに出逢ったときの喜び、のちにそれを借りに行って他の人に借りられていたときの哀しみ、その代わりに借りたビデオがハズレだったときの落胆を、切々と歌いあげた、ある意味、まさにラブバラード(笑)。最後には、有名AV女優の名前をふたりが交互に叫ぶ部分もあり、なるほど男子中高生の鑑。すごい歌や・・・。

最後の歌は「春よ来い」。ノリノリのポップソングだそうです。さぁ、どう来るか・・・。

これは、9216らしい、男の人が自分の髪の毛の心配をするときの歌でした。体毛の濃い男の人に強烈に嫉妬してみたり、「これからはワカメを食べる。頭皮を強くする」と決意を述べてみたり。歌っている27のふたりにはあんまり関係なさそうですが、歌詞の真面目なのかふざけているのかよく分からないところが、おかしさを倍増させているんでしょうね・・・とにかく3曲とも、すごかった。「歌」でこんなに笑ったの生まれて初めて。どんなコミックソングもかなわないと思う、27と9216の歌でした。

 

「横山やすしメモリアル・大喜利対決」

舞台中央には、故・横山やすしが生前行ったイベントのポスターが飾ってある。そこへ、レフェリーの格好をしたチュートリアル徳井くんが登場する。このコーナーは、ロックユウキが、大喜利で対決し、より高みを目指そうというもの。猪木のテーマでロックユウキ登場。

対戦相手は、やすし師匠と同じく天才少年漫才師といわれるりあるキッズの安田くん。形式は、面白い答えが出るごとに椅子をひとつ重ねていき、先に5段積み重なった方が勝ちというもの。椅子運びの山田くん役は大上くん。椅子だけ積んでそそくさと帰る様子がおかしい。

さて、大喜利はというと、ロックユウキがどれだけ面白い答えを出しても、安田くんがどれだけ面白くない答えを出しても、絶対に松口くんは正解にはならず、安田くんは絶対に正解となる形式(形式?)。最初は戸惑っていた客席も、これは松口くんのヘコむ顔を見たりこうやって彼の向上心を煽るための企画なんだと分かってからは安心して笑ってました。

 

「徹底企画!松口祐樹VS木村拓哉」

そうか、いずれは全面対決をしなくてはならない両者が、ここで対決か、と感慨深く思ったわたし(^^;。松口くんも、どうしてもこれをやりたかったんだそうです。

舞台には、両者の比較が一目りょう然のパネル。ドラマでキムタクが着ていたのと同じ服を着ている松口くん(黄色いダウンジャケットみたいなやつ・・・ゴメンナサイよく分からない)そして「西のキムタク」松口側の友人として、ふたりの人物が。まずは大上くん、そしてたむけんが!

なんとも腑に落ちない様子のふたりをよそに、松口くんは熱く、自分とキムタクの比較をおこなっていきます。生年月日、好きな食べ物、趣味、飼っているペット、などなど・・・。松口くんの好きな食べ物「トロ」に、松口くんが「だってうまいやん」と言うと、大上・たむらの「うまいけど!!」というユニゾンツッコミが入ったことに感動したり、「ペット」の項目でキムタクは「○○(犬種。忘れた)のボニータちゃん」と書いていたのに対し、松口くんは
「ハリガネロックの大上ちゃん」
との答えに爆笑したり・・・。

そして、たぶん松口くんがここまでキムタクを意識するきっかけのひとつになったと思う、松口くんが乗っているバイクがキムタクがドラマで乗っていたのと同じものだった(しかも松口くんのほうがだいぶん前から乗っていたんだって)という話へ。まず、そのドラマでキムタクがバイクに乗っているシーンをVTRで見たあと、なんと松口くんは、「オレのほうがカッコいい。ここに乗ってくる!」と言い出したのです。

最初は冗談かと思いました。だから松口くんが舞台からハケて、袖からエンジンをふかす音が聞こえてきたときはビックリしました。だけど、バイクに乗って舞台に登場した松口くんを見てもっとビックリしました。渡哲也も真っ青の、おっさんサングラスをかけていたから。服はキムタクと同じのを着ているのに、このアピールはいったい何?と爆笑でした。

 

それから、ドラマ「ビューテイフル・ライフ」のシーン(常盤貴子が道が工事をしてたためデートに遅れる。キムタクと電話番号を交換する。というシーン)を見たあと、松口くんがオレにもできると、舞台で同じお芝居に挑戦することになりました。わたしはこのドラマを見たことなかったので興味しんしん。相手役は青空の岡さん。声がとても可愛くて、全体にもすごく可愛い。そのあと出てきた松口くんは、頭は長髪ボサボサのヅラだし、台詞のしゃべり方はイキりすぎというよりもさらに変な方向にいってるし、せっかくの岡さんの可愛さがブチ壊しだったのでした(^^;。

大上くんやたむけんに過剰なくらいボロカスに言われてるのにそれでも負けない松口くんはやっぱりロックだったと思います。

最後に一言。全てにおいて、キムタクよりも松口くんのほうが格好いいです!こんな企画をするということは、まだまだ松口くんは自分のことを分かってないと思います(^^)。

 

エンディング

ふたつのイベントの総合エンデイングでもあるのに、すっかり他のゲストたちに混じってうしろに収まっちゃってる大上くんがおかしい。松口くんに言われて慌てて出てきてました。ほとんど今日の主役やってんから、ちゃんと前に出てこなくちゃ(^^)。
そして、たまには好きなことだけやるイベントがあってもいいでしょう、と松口くん。もちろん、と心の中で頷いていました。他のメンバーに告知をしてもらい、自分たちの告知をして・・・ハリガネの4月はまだ始まったばかりです。

(2000.5.27記)

 

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