4月30日「伝説ロック」レポ
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今までそういうライブがなかったというのもあるけれど、お笑いのためにこんなに遠征するのは初めてのこと。でも、このライブの告知を聞いた瞬間に、後先考えず「行く!」と決めていました。こうやってファンを動かすハリガネロックのパワーを実感しました。 遠征となると、それまでの行程も一筋縄ではいきませんでした。まずチケット獲りでは、このチケットは即完売だったのに「ぴあの係員遅刻」という信じられない出来ごとのため、危うく獲り逃がすところでした。東京入りはライブの当日だったのですが、その前日は友だちが家に来てクイズをしていたため当日朝まで全く眠れず。新幹線(こだま。安い)でなんとか睡眠をとって、それでもまだなんだかボーッとしたまま、東京駅へ降り立ちました。たった1日の滞在。このあいだに、ハリガネロックはどんなパワーをくれるだろう? もちろん初めて足を踏み入れる劇場、代々木フジタヴァンテには、もうたくさんの人がいました。ハリガネのライブなのに、関東弁が行き交う不思議な空間・・・小心者のわたしはちょっとドキドキ(笑)。友だちの顔を見つけると安心したりしていました。ファンがこんなんだから、ハリガネ自身はもっと緊張していたんだろうな、とは、このときは思う余裕はナシ。こんな感じでむかえた、ハリガネ東名阪ツアーのラストを飾る「伝説ロック」。
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オープニングの曲は、「トークウォーリアズ」のときと同じ、ゆっくりした男性ボーカルのロックな曲。あとで知ったんだけど、プロレスラーの入場テーマの曲らしいです。照明がセンターマイクをゆっくり照らします。
東京での漫才らしく、東京の女の子は、というようなネタから。東京に限らない、最近の女の子のファッションについてバサッと斬ったり。後半は、名前の略し方のちょっと昔のネタを絡めつつ、そこからまたちょっと発展させたものでした。 緊張しているのかな?なんて最初は思ったけれど、そんなことない。ハリガネはいつものように飛ばす飛ばす。なんだ、大阪と何も変わらない。だったら大丈夫、とちょっと安心。スーツ姿に見惚れる余裕も出てきていた後半でした。
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テーマトークのコーナー、なのですが、ここは、東京初ライブということで、自己紹介的なテーマが主でした。きっとこの空間には、今までハリガネをテレビでしか見たことがない人がいっぱいいるはずで、そういうファンの人にも嬉しいし、今までなんども見ているファンの人も、今さら改めてハリガネのふたりの口から聞くことは滅多になくなった話だから、やっぱり嬉しかったんじゃないかと思います。実際、わたしはすごく嬉しかった。 「コンビ結成について」 わたしが直接見ていない、ハリガネロックに至るまでの紆余曲折。もちろんエピソードそのものはけっこう聞いているけれど、こういうドラマティックな話は何度聞いてもワクワクする。だけど、ふたりが「前はモストの小林、ケンドーコバヤシと松口VS小林っていうのを組んでて、」「俺はルートの堂土とあっぱれ団を」っていう風にしゃべったときに、軽くどよめきが起きたのには流石にちょっと驚いてしまいましたが・・・そんな人も見に来たんだって思うとウレシカッタけどね。お互いの、前のコンビを別れるときの様子は、すごく面白かったです。 そうして、大上くんを誘った松口くん。大上くんは堂土くんと別れなくてはいけません。大上くんは、松口くんに誘われて、「ちょっと考えさせて」と、ちょっと時間をもらったそう。そのときのことを松口くんは大上くんに「あのとき、俺か堂土かもう決めてたのか?」という風に問いかけました。すると大上くんはちょっとだけ照れたみたいな顔、無言で「・・・(お前・・・)」みたいな風に指さしてました。あら素敵。そしてあとは有名な、ファーストフード店で堂土くんに「別れてくれへんか」と切り出したという話に。これも、今聞くと素敵。その頃は、当人たちにとってはそれどころじゃなかったんだろうけど。 「コンビ名について」 雑誌のインタビューなどでは答えているのをよく見るものの、ラジオやライブのトークでこの話をしているのを見るのは初めてでした。「ハリガネロック」というこのカッコいいコンビ名は、「ハリガネ」「ロック」っていうふたつの言葉をたまたま持ち寄ってできたものなんだそうです。松口くんが「ハリガネ」という言葉が好きで、それは、ハウンドドッグ大友康平の地元に「針金さん(字これで合ってるかな?)」というものすごく強い人がいたというエピソードからなんだそうです。そして「ロック」が好きだった、というのも。サザンオールスターズが好きな大上くんは今でも「ロックずき」という風に見られるのがイヤみたいでしたが、「じゃあ、『ハリガネオールスターズ』か?」って松口くんに問われていたのには笑ってしまいました。「オールスターっていうから何人出てくるかと思ったら、終始ふたりっきり(笑)」っていう大上くんの台詞に爆笑。 ボツになったコンビ名たち・・・。カメラ+ライフで「カメライフ」、それから「アングラ」、もうほとんど決まりかけだったものに「ろくでなしブルース」などがあったんだそうです。あー、ハリガネロックでよかったー。 「セールスポイントは?」 松口くんは「全部」と言い切りました。カッコよし。大上くんは「目・・・?」それから「年齢のわりにはきれいなお肌」だそうです。自分で目がセールスポイントだと言い切る人って我が家ではけっこう笑いぐさになったりしてるのですが・・・大上くんも、そうかしら?(ゴメン)。おかしなもので、「全部」と言い切る松口くんより「目」という大上くんの方が可笑しい気がしてしまいます(^^; 「スポーツはどっちがうまい?」という質問もありました。わたしは個人的には、サッカーなら松口くん、野球なら大上くんかな?って思ってましたが、松口くん曰く「野球も俺の方が」なんだそうです。ピッチャーをやってもサブマリンなので相手は打ちにくいらしい。ピッチングフォームも披露してくれました。真面目に投げてるんだけど、なんか可笑しいねん。可愛いっていうかね。 「この世界に入る前は何をしていたのか?」 大上くんはもちろん「高校生」。松口くんは9ヶ月間、空港で機内食を運び入れる仕事をしていたんだそうです。だから英語しゃべれるよ、っていう話になって、でも「beef」とか「forty-five」とか、しゃべってみせたのはそれくらいだったんですが、最後に、シメの一言みたいな(「サインは飛行機が出る直前にお願いします」というような言葉)を流暢にしゃべっていたのには会場ちょっとワーッとなりました。beefとかfishとかいう言葉はすぐ通じたけれど「幕の内」っていう言葉が外国人の人になかなか通じず、インド人に何やらワーッと聞かれて「マクノウチ!」と一生懸命答えていたら、実はそのインド人「いらっしゃいませを日本語でなんと言う?」っていう風に訊いていただけだった、というエピソードには笑いました。それからいちにち、そのインドの会社の人は日本人に向かって「マクノウチ」と言い続けていたんだそうです、アハハ。 「好きな女性のタイプは?」 松口くんの好きな女性のタイプは変遷を続けたあげく、今は「マッサージの上手い人」ということになっているんだそうです。マッサージが上手ければとりあえずOKらしいです。さて、大上くんなのですが、まさかここから、東京でのイベントなのにまたエロトークが聴けるとは思いませんでした。もちろん、3月のトークウォーリアズのときよりはずぅっと薄味でしたけれど・・・初めてハリガネを見た人にも、今のハリガネのやりたいことをきちんと見せてくれる。彼らの自信の現れだな、と思ってちょっと嬉しかったです。 エロトークは、大上くんが個室ビデオの良さを語る、というところから入っていきました。爆笑する人と、ちょっと引き気味の人に分かれる代々木フジタヴァンテ(笑)。わたしは、どちらにも当てはまっていたかも。早く個室ビデオ通いやめてね。お金もかかるしね。さて、そうなると、対抗せざるを得ないのが松口くんのエロビデ編集王話。でも今回は編集というよりも、AVそのものの素晴らしさについて語っていました。ストーリィのバカバカしさが面白い、というような熱弁で、キーワードとなる「ゴメンナサイ、今、手が放せないの」には、聞いた2度目なのにまた大爆笑してしまいました(詳しいエピソードは割愛)。それから「○○しないと3日で死ぬの」もね(笑)。
こんな風に、東京初ソロイベントにて、自分たちのことを自己紹介しまくったハリガネロック。どの項目も、今のハリガネロックを形成するのに欠かせないものなんだと思います。今のハリガネも、ちょっと昔のハリガネも、そしてもちろんこれからのハリガネ、全てのハリガネロックを、ずっと受け止めていきたいって思いました。
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出囃子は、V6の「メイドインジャパン」。これは、ハリガネロック初代の出囃子なんだと、「ブンブンリクエスト」第1回の放送で言っていた。たぶんこの頃のハリガネも2丁目で見ているけれど、出囃子のことまで覚えていないのがちょっと悔しかった。だけど、ここで聴けて嬉しかった。そして、着替えて出てきたハリガネロック。松口くんが黒いシャツ、大上くんが茶色いシャツ。どっちも半袖。そうか、今ここ熱いもんな。私服で漫才です。東京でのソロは、ネタメインだと聞いていて、「そしたらコントもするのかな?」と不思議に思っていたのですが、ここでセンターマイクが立ったのを見て、すごく安心している自分が居ました。やっぱり、ハリガネロックはハリガネ漫才なんだ。 22日の名古屋のソロイベント「この小林さん・・・」でやっていた漫才がメイン。「小柳ゆきの怖さについて」「奇跡の救出・初めてのおつかい」ネタなど。松口くんが大上くんを海原はるか・かなたのように扱うところも見られました。いつものようにキチンと笑いながら、もしかしたらこのイベント、こんな風に漫才が何本か見られるのかも、って思ったら、すごく嬉しくなってきました。
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こういうテーマトークもハリガネの得意のパターン。今まで何度も見てきたけれど、そのときどきでテーマは変わるし、ハリガネは面白くなり続けてるし、何度見たって嬉しい。キーワードをもとにトークしていくコーナーです。 「ビューティフル・ライフ」 ドラマのビューティフルライフをどう思う?というもの。この次のテーマのときもそうだったんだけど、大上くんがそのものの擁護を、松口くんが徹底批判を、みたいな構図がすっかりできあがっていたのがおかしかったです。このテーマでも、大上くんは「泣いた」とすっかりドラマのファンになっている様子だし、松口くんはドラマの矛盾を突きまくっていてすごかった。わたしはこのドラマ見たことがなかったので、松口くんの言うことがあんまり解らなくて残念だったのでしたが、見ていたらたぶん同じような感想を持っていたのではないかと推測します。単なる松口ファンなだけかもしれませんが(^^; 「体感ゲーム」 これも、先に上げたようなふたりの構図。大上くんは「面白いやん」みたいな感じ。ノッポの大上くんがダンレボとか○○マニアとかの前で体を動かしている様子は想像するだけでちょっと可笑しい。松口くんはタイピングまでに及んでいる最近のゲーセン事情にちょっと呆れ気味でした。どんな流行りモノでも素直に取り入れてしまう大上くんの可愛さが良いなぁとすごく思いました。 「モーニング娘。」 モーニング娘そのものの良さ・悪さについて語られることはあんまりなくて、どのメンバーがいい?という、普通の男の子らしい話だったのが微笑ましかったです。大上くんは、後藤、市井、安部の3人が好きらしい。実はわたし、未だに全員の顔と名前が一致してないんですけれど、これって、わりと人気のある3人ですよね?後藤真希ちゃんはわたしも可愛いと思います。松口くんは、「矢口」とのこと。会場、ちょっと「えーっ」ってなってました。矢口って、フットボールアワーのネタにも名前出てきたことがあるし、そういう存在なのかな?そういう人を松口くんがいちばんいいって言ってるのが、なんだか松口くんらしいなぁと思いました。ちなみに、SPEEDでは絵里子が嫌いなんだそうです・・・(^^; 「キックボード」 大阪で流行ってるってことは、もちろん東京でも流行ってるんだよなぁと、当たり前のことを考えてしまったどうにも流行に疎いわたし(^^;。松口くんは、キックボードにぶつけられて、思わず相手の人を蹴ってしまったんだそうです。ぶつけられてめっちゃ痛かったらしい。よくケンカにならなかったなぁって思いました。
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再びスーツに、しかも最初のものとは違うモノに着替えての漫才。こんだけ漫才が見られたら、東京まで来た甲斐あったな、っていう感じ。しかもお色直し付きやで!贅沢ないちにちでした。 「サラ金のCMおかしい」「お酒は飲める方がいい」な漫才。新ネタかな?初めて見ました。お酒のネタはだいぶ弾けていてすごく面白かったです(^^)。3回出てきても、会場のハリガネを迎えるテンションは変わらない。それは、ハリガネがそれ以上のものをぶつけてくれるからだと思います。
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松口くんが持つきっと膨大な数であろうプロレスビデオコレクションの中から厳選の、面白シーンを自らの編集で一挙公開。以前の大阪のイベントでも同じコーナーがありましたね。そのときも、プロレスをよく知らないファンまで巻き込んで大ウケだったコーナー。でもまさか東京でも見られるとは思わなかったので、嬉しいやらビックリするやら。ひとつひとつにタイトルがついています。ビデオを操作するのも松口くん。 「持ちすぎ」ラッシャー木村が(誰かに)宣戦布告をするとき、レフェリーが持っていたマイクを奪おうとするんだけどレフェリーも渡さなくて、ずっとお互い持ったまま、っていう・・・。
てな感じ。松コバやザコバ大好きなわたしですが、プロレスはまったく知りません。だけど、彼らが作ってきてくれるこういうビデオはめちゃくちゃ面白い。彼らが夢中なものならきっとわたしも好きになれる、その典型だと思います。誰よりも笑っている松口くんを見ながら、遙か東京の地で、大好きなものに巻き込まれて笑っている幸せを感じました。
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お色直しも4回目。今度はまた私服。大上くんの夏らしい白いシャツが眩しい。 時事ネタで、有珠山が噴火して避難している人は、っていうちょっとテレビではしにくそうなネタから。途中、大阪の「両A面」ライブで松口くんが噛みすぎて失敗した釣りのネタに入っていったので冷や冷やしながら見ていたのですが、ちょっと危ういところもありながらも、なんとか成功。思い切り胸をなで下ろすと同時に、心の中で拍手してしまいました。その後、松口くんの恋愛テクニック、恋愛さしすせそのネタへ。この部分は初めて見ました。さしすせそを使って彼女に告白するシーンでは、愛の台詞を客席に向かって言い放つので、ちょっと嬉しかったりしました(←アホ)。 東京では、4本の漫才を見た。ハリガネファンがネタを見る目が厳しいっていうのはきっと東京でも変わらないと思うんだけど、それでも初めての会場で、初めて観るお客さんもたくさん居たであろう中で、みんなたくさん笑っていた。わたしも、いつも通りか、いつも以上に笑っていた。この事実を、とても嬉しく思います。
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次回は8月にまた東京でやりたいということ。うわー、大阪では月イチだし、東京でもあるしで、ハリガネファンは普段のスーパーベースとかのライブなんか見に行ってる暇がないくらいにいっぱいいっぱいやなぁ。 東京で「伝説」を作ることができたのか。それは、これからのハリガネロックにかかっていると思います。もちろん、このライブは大成功。「伝説ロック」は、伝説への足がかりになるライブ。大きな一歩を踏み出したハリガネロックをこの目で見ることができました。いつか、ハリガネロックが本当に伝説の域まで登りつめたとき、このライブが語られることがあれば、と思います。そして、わたしはずっとついていけたらいいな。ハリガネに振り回される人生もまた素敵な人生だと思うのです。 ライブを終えたら、気持ちよく疲れていました。漫才を4本、コーナー3本というのは、本気で見ていたらけっこう疲れる。劇場を出ると、出待ちのファンの子の相手もほとんどできずに急いでタクシーに乗り込むハリガネのふたりを見ることができました。その姿はまるでスターのよう。うん、やっぱり伝説だったかもしれない、とそれを見てニッコリしてしまいました。そして、わたしは友達と、東京でのライブアフターを楽しんだのでした。
(2000.6.3記)
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