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4月6日「ジェットボールアワー」レポ

 

始めに。

偶然にも、初舞台からずっと追いかけるカタチとなったフットボールアワーが、初めてのソロイベントをする。それだけで、もう感慨無量。決まったときの感想ももうよく覚えていないくらい。そこから、わたしの必死な運動がはじまりました(^^;。このイベントに来るのを迷っている友達には、とりあえず必死で口説く。フットボールアワー自身にはもうそんなに必死にならなくてもファンですらついていけないくらいの快進撃だったから、こんなに必死になれるときというのはそうそうなくて、必死な自分をちょっと楽しんだり。だけど、このイベントのお客さんの入りはこれからのフットボールアワーを左右されるかもしれないと思ったら、必死になるのも仕方ない、とイベントを終えた今は思います。

そんな風だったから、会場に入ったわたしはまず客席を見渡した。そこそこ埋まっている会場を見て、力が抜けそうなくらい安心しました。そして、いい感じに落ち着いている雰囲気だったのも、すごく嬉しかったです。

 

オープニング

舞台が明転する。普通の家の、普通の食卓。茶ぶ台が、舞台向かって右側におかれてる。そのさらに右側には電子レンジ。茶ぶ台の上にはお皿が乗っていて、ナレーションが流れます。「今日は帰りが遅くなるので、テーブルの上のオムライスをレンジでチンして食べなさい・母より」

そこへ、舞台左側より、フットボールアワーのふたりが駆け込んでくる。後藤くんが子ども、岩尾くんがお父さん。全速力で走ってくるから何事かと思ったら、ふたりともゴム紐でつながれてる(笑)。必死で、茶ぶ台の上のオムライスだけ掴むけれど、ゴムに引っ張られて舞台袖へと消えてしまう・・・再び現れ、今度はオムライスをレンジへ入れる作業・・・また必死(笑)。

爆笑というか・・・とにかく、客席全員釘付け(笑)。笑いというよりも「うそーん」「えーっ!?」って感じ。ほんの短いコントでした。そのあいだ、とにかく笑ったし、ビックリしたし、面白かったし・・・フットボールアワーって、こんなすごいセンスも持ってたんだー、と、彼らの力に改めて驚かされた、フット初ソロオープニングでした。でも言葉で書いてもこのコントの面白さって伝わんないよね。

 

VTR

青い空にフットボールアワー。そして「ジェット」ボールアワーらしく、よく晴れた飛行場でのふたり。イメージビデオかっていうくらい、爽やかな映像。けっこう長いこのVTRにみんなまた釘付け。みんなが見ていたっていう証拠に、VTRが終わって、「ジェットボールアワー」というロゴが出たときに、会場から自然に拍手が沸き起こっていた。まだオープニングVだよぉ、早いってば、と可笑しくなると同時に、感動もしていた。フットって、みんなに愛されてるんやな。

 

コント「車掌」

電車の運転席のセット。車掌の制服を来たふたり。ここは大阪環状線。えっと、内回り線を走ってます。岩尾くんのアナウンスの仕方がおかしいと言って笑う後藤くんとの会話から、ふたりは言い争いになり・・・しまいに、っていうコント。最初っから最後まで言葉遊び。アナウンスでお互いの悪口を言いあったり、乗客を軽くドッキリにかけてみたり、そしてそれに夢中になったふたりは・・・。

テンポがよくて、初ソロイベントの初めてのネタとは全然思えないくらいに安心して笑い転げてました。それどころか、「また傑作できたな」って思った。わたしはまだまだフットのふたりを見くびってたのかもしれないな。そう思わせられる傑作です。もしもどこかで披露することがあれば、みなさん、安心してご覧ください(^^)。

 

ブリッジ

奥田民生の「マシマロ」を岩尾くんが歌う。

「♪ヒゲ伸びても気にしない」

そこへ後藤くんのつっこみが「気にせえよ!」

と入る。延々そのやりとり(^^)。のんちゃんは、実際とは違って何があっても「ヒゲ伸びても気にしない」らしい。「だから気にせえって!」って後藤くんもキレてくる。声だけのブリッジ。でもすっごい可愛らしくて面白かったー。

 

コント「スイッチ」

仕事がたまって、会社に泊まりこむ羽目になってしまった後藤くん。そこへ、帰ったはずの同僚の鈴木(岩尾)は、彼女に振られて泣きながら戻ってくる。後藤くんにかまってほしい鈴木さんは、後藤が「寝るぞ」と電気のスイッチを消すと、泣き出したりなどいろんなことを・・・たまりかねた後藤くんがスイッチを付けると、たいてい、思ってたことと違うことをやっている、っていうオチ(^^)。

かなり、長いネタです。それだけバリエーションがあるってこと。「次は何が来るんだろー?」とワクワクしてスイッチが付くとやっぱり爆笑、っていう繰り返し。だから、かなり満足。また見たいです、どこでやっても通用すると思います。

 

コント「喫茶イントロ」

ビジネススーツ姿の後藤くんと、女装したのんちゃん。ふたりは、別居しはじめて1年経つ夫婦。久しぶりに喫茶店で顔を合わせ、夫のほうから妻に離婚を切り出す。深刻な顔をして話し合うふたり・・・そこへいきなり流れ出すイントロ。ふたりは、舞台向かって左はしに置いてあるスタンドマイクに向かって駆け出す!

となんとまぁバカバカしいコント。のんちゃんの裏ぶれた感じの女装と、後藤くんの岡けんたそっくりになってしまうスーツ姿だけでもおかしいのにさぁ(笑)。しかも、オチはかなり素敵です。のんちゃんがやしきたかじんを熱唄する姿も必見です。遊びゴコロ満載のネタです。視覚的にもとことん楽しめて、ちゃんとストーリィもあって、文句のつけようがない。どっかで再演される可能性は低そうやなって思うのだけが残念です。

 

VTR「岩尾望の初体験」

「初めてのタバコ」

セオリー通り、むせてた(^^)。可愛かった。タバコを持つ手つきもぎこちなくてほんと可愛い。このイベントを通して、のんちゃんの映像に対する「可愛い〜」っていう声はすごかった。しかも「キャー」っていう感じじゃなく、声出さないように頑張ってるんだけどどうしても我慢できなくて「・・・可愛いー」って言ってしまった、みたいな声もたくさん。わたしもそうでした。それくらい、のんちゃんずっと可愛かったんだ。

「初めてのコンタクト」

あら、のんちゃんって裸眼なんだね、そう言えば、楽屋でコンタクトをはめる後藤くんに怖そうとかラジオでいろいろ言っていたような気もします。でも、はめたことない人は習わなくちゃ絶対無理だと思う・・・案の定、ビクビクッとなって全然ムリでした。またそれも可愛くてねぇ(^^;

「初めての激走」

本気で走るのんちゃんはなんだかおかしい。だけどやっぱり可愛い。プラス、けっこう足速いんちゃう???

「初めてのドッキリ」

のんちゃんには、「初めてのタバコの録り直し」と伝えているのだそうですが、タバコに火薬(火綿ではない)を仕掛け、反応を見ようというもの。火薬がバチバチッと火を吹いた瞬間、のんちゃんはリアクションをとることもわすれて固まっていました(^^;そばでは笑い転げる後藤くん。うん、いいVTRやね!

 

ベストセレクションコント「銀行強盗」

こんなコーナーもあるとは・・・流石初ソロ、みんなに優しいイベントです。このネタは、base初期のフットの傑作。初めての「ガブンチョWAR」でもこれをやって1位だったし、「ABC」の予選でも見事通過したし(それが最優秀賞につながった)、GAORAのガブンチョスペシャルでもやってたし、とにかく節目節目に持ってきていたネタでした。わたしは個人的にこのネタを「銀行強盗後」と呼んでいたのですが、ここでは、ごく普通のタイトルで披露されました。

銀行強盗をして逃げてきたふたり。自分らが流れているニュースを見て、報じられた自分の特徴を知り、岩尾くんがイーッってなる(笑)ネタです。若さをアピールするところで今までとちょっと違うネタが挟まれてたり、リピーターには嬉しい部分も。

でも何より嬉しかったのは、ちょっとした続編が付けられていたこと!!結局、死んでしまった岩尾くんは、死んでからもイーッてなることになります(^^)。たまらないおまけでした!

 

VTR

まず、「鉛筆削り」の写真が出る。のんちゃんの声で

「えんぴつけずり」

と解説が。次に「鉛筆」の写真が出て、のんちゃんの解説

「えんぴつけずりにけずられ」

と、こういう風にどんどんどんどん発展していくというもの。ラストは、ある郵便局の局長さんの家庭を解説するものになっていました(^^)。面白かったなぁー。

 

漫才

漫才はここでお披露目となりました。漫才もコントも、お世辞抜きでどっちも面白いコンビは、イベントの構成も悩みそうだよな、って思います。

「コンビ組んで1年になるけど、意外とお互いのことは知らない」と、のんちゃんが後藤くんの仕事以外のカオをどんどん想像していくネタ、その後は「YESかNOかでお答えください」と、のんちゃんが後藤くんに質問を浴びせかけていくネタ。なんだかフットお得意のパターンになりつつある。だからきちんと面白い。わたしは初舞台から、面白くないネタもいろいろ見てきた自負が多少なりともあるので、成長したなと感じられる。それってすごく嬉しいことだよね。

 

VTR「後藤輝基写真館」

見たことがない、後藤くんの幼い頃の写真を見られるに違いない!VTRのタイトルですごくワクワクしました。

期待に違わず、可愛らしい赤ちゃんの写真からスタート。もー、わたしただでさえ赤ちゃん大すきやのに、これがのちのFH後藤だと思ったら尚更可愛い。そこからだんだん成長してゆき、小学校にあがったあたりも「男前の男の子」という感じでとても素敵。その後、多少ヤバ目の写真(ちょっと菅くんの小さい頃の写真チック)もあり、中学・高校に上がると、たしかにカオは今の後藤くんだから男前なんだけど、角刈り・黒ブチメガネ、と明らかにダサい写真が続きました。「そろそろ高校卒業かな」と思ったあたりの次の写真は、いきなり「エレキグラム後藤」でした。そのあいだが知りたいのに・・・(^^;

最後、「6歳のときの映像」で締めくくり。よくビデオなんか残ってたもんだなぁ。「ひょうきんな子ども」の映像でした。明るい子だったってきいてたけど、ほんとにそうやってんねー。

 

ベストセレクションコント「機内」

わりと最近の傑作にあたるコント。個人的な思い出話をすれば、1月10日「ABC」でフットが最優秀をとった日のガブンチョで演ったネタです。ただでさえふたりがじゃれあってるように見えるネタやのに、ABCのことがあるからか、とにかくふたりがいちゃいちゃしてるようにしか見えなくて幸せだったことを思い出します。

お医者さんふたりは飛行機で旅行中。そこへ、機内に病人発生!さぁどうする?っていうコント。これも既に、いろんなところでやってますよね。このネタは、特に新しいアレンジはなし。さっきの「銀行強盗」が嬉しかった分期待をしてしまっていたのでそこだけは残念でした。でも傑作。

 

VTR「岩尾望の少年時代」

井上陽水が流れる中、のんちゃんの写真を披露!期待度はさっきの後藤くんの比じゃない!

赤ちゃんの頃ののんちゃんは、「のんちゃん」っていう呼び方がピッタリくる、とても愛くるしい赤ちゃんでした(^^)思わず抱きしめたくなっちゃう。いつもニコニコ笑ってるほんとに可愛い赤ちゃん。赤ちゃんから、幼稚園くらいまでの写真が続きます。ヒゲ濃いとか、口元に特徴があるとか、そういう意味での面影は全くないです。この可愛い赤ちゃんがどう成長して今ののんちゃんになったのかな、と思っていたのですが、幼稚園くらいから時代は進まない。ずっと可愛いまんま・・・そしていきなり、写真は「ABC」の受賞の瞬間のシーン(のんちゃんダブルピース)のものになったのでした。爆笑。そのあいだは〜!?

 

コント「鶴の恩返し」

酒屋さんを営む後藤くん。彼が、いつものように店をひらいていると、そこへ鶴(岩尾)が訪れました。鶴は以前、罠にかかっていたところを後藤くんに助けてもらったんだそうです。「恩返しにきました」という鶴を、後藤くんは何故か邪険に扱う、その理由は、というコント。「のんちゃんの発想だなぁ〜」と強く思う、彼の持つマニアックさが随所に出たネタ。のんちゃんのこういうところを、まず最初にすきになったんだよな、ってことを思い出してた。最近は分かりやすいネタも多くて、ちょっと忘れていたことを思い出していた・・・

 

VTR

「餃子の王将」のCMで、お馴染みの「餃子1日100万個」のフレーズが流れる。岩尾望の挑戦シリーズ(いつからシリーズに・・・)「人は1日で『餃子』と100万回言えるか」です。

ただひたすら「餃子」と言い続けるのんちゃん。3時間経っても、10時間経っても・・・そしてどんどんだらけてくる。ふてくされてもいる。10時間経った頃、相方の後藤くんが差入れに来てくれました。「腹減ったやろ?食べるか?」と差し出したのは、餃子(笑)。それを見たのんちゃんは、ついに壊れてしまいました。

余談ですが、このVTRを見てわたしや友だちはイベント後、「晩ごはん何食べる?」となって、「王将しかないやろ」と戎橋筋の王将へと繰り出したのでした。わたしたちと同じ考えの人が山ほどいて王将はジェットボールアワー帰りのファンでいっぱいに違いないと思っていたのですが、全然そんなことなかった(^^;いや、きっと2階はファンでいっぱいに違いないね(笑)。

もひとつ余談。このとき一緒にゴハン食べにいった友だちによると、「1日100万回『餃子』って言うのはムリ」だそうです。

 

コント「誘拐」

岩尾くんが、娘を誘拐されたお母さん、後藤くんは刑事。影マイクの犯人は、身代金ではなく「オレを笑わせたら娘は返す」という要求をしてきて、母親と刑事は一生懸命面白いことを考えます。

わたしにとって、このふたりがコンビを組む布石のひとつだったと思う、99年1月2丁目劇場でのイベント「ドレキグラム」のラストのコントも、これとなんだか似てたなぁと思う。こういう感じのことが、ふたりのやりたいことの原点なんだなと再確認をした気持ちでした。このコントの中で演じられるネタが、実際のこのイベントの中でやっていたネタとリンクしているところなどが、特に似ていた。あのときの気持ちや、今このネタをやっているときの気持ちをずっと忘れずに、これからも走っていってほしいって強く思った。ガンバレフットボールアワー。

 

 

エンドロールが流れ、そしてエンディング。

エンディングはあっさりでした。いっぱい埋まった客席へのお礼、「たくさん可愛いって言ってくれてありがとう」っていうのんちゃんのお礼。いえいえ、こちらこそ!

 

 

全然すべて達成されてなかったけど、フットボールアワーは、わたしの前に現れた「出るイベント全部に行こうとする」初めてのコンビでした。「微妙に飽き性」のわたしは、こういう状態は長くは続かないって分かっていたわりには、けっこう頑張って通ってたと思います。好きだから一生懸命通ってたけど、やっぱり途中、このふたりが一緒にいる新鮮さが薄れた頃とかに、「疲れたかも」とアタマをよぎることもあったりして。それは別にフットのせいじゃなく、イベントそのもののせいでもあったのかもしれないけど、そんな風に思ってしまう自分がすごくキライでした。だけどこの日、初めて2時間ずぅっとフットボールアワーを堪能して、そういう気持ちが吹き飛んだ。やっぱりこのふたりが出るときにはできるだけ足を運びたい、って強く思いました。やっぱり、このふたりが一緒にいることは嬉しいことで、わたしがその人たちをすきなことも嬉しいこと。このイベントはたぶん、「ABC」で最優秀賞を獲ったごほうびの意味あいも大きかったと思います。そう思ったら、このイベントを見られただけでも、あの賞をとってくれたことはよかったです。次は、ガブンチョを卒業したときにやることになるのかもしれないな、と勝手に思っていますが、だとしても、またフットボールアワーのソロイベントは見たい、と思います。

(2000.5.22記)

 

 

 

 

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