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5月11日「無理無理!!ランディーズvol.6〜心機一転〜」レポ

始めに。

ランディーズ初のソロイベント「無理無理!ランディーズ」シリーズが始まったのがちょうど1年前の5月13日のことでした。それからふた月にいっかい、イベントを重ね、今回で6回目。記念すべき1周年です。わたしも、そのほとんどを観てくることができて、とても嬉しく思う。ただでさえ、他のコンビと違う波にいつも巻き込まれがちだったランディーズは、この1年でもっと激動の波に乗って、正直、普段の日に彼らをまともに観ることはあまりできません。見ること自体はできてもそれがまともな状況じゃない。2か月にいっかいのイベントで、彼らが居る場所を再確認することを繰り返してきたけれど、この4月からの彼らは、ますます忙しくなってるみたい。ちょっと、不安なまま、それでも観たくて苦労してチケットを獲りました。

 

オープニングコント

警備員の制服がよく似合う高井くん。彼が警備しているのは、「怪盗ターチンゲール」が狙うエリザベス女王の秘宝「ゴールデンホース」...そこへやってきたターチンゲール。渡すものかと身構える高井くん。しかし、ターチンゲールの狙いはなんと!

ていう感じのオープニングコント。まっ、ターチンゲールの狙いはよく考えたら全然意外でもなんでもないんですけどね。ランディーズのオープニングコントはいつもこんな感じ。すごくかわいくてほほえましいって思います。いつか、今までのオープニングコントばかり集めたコーナーとかやってみて欲しいなぁ。

オープニングVTR

無理無理シリーズのオープニングVTRはいつも、これからイベントで流される「不可能に挑戦」シリーズのVTRのダイジェストです。これから観るものへの期待を煽るので、これはいい手法だなぁといつも感心します。

 

漫才

私服で登場。最初はこの春から増えたランディーズのレギュラー番組についてのお話。あと、「物まねできたからやっていい?」なんていう話。もうソロイベントも6回目だから、緊張とかもしてないように見えるのがたくましいなと思う。その後、本編は「モテへん男の気持ちが分からない!!」ってネタ。いくら人気者のランディーズとはいえ、モテない気持ちの少しくらいは分かるのでは?なんて思って面白かったです。キレがあるし、素直に笑えるし、よかったですね。こういう漫才ではじまると、いろんなことにとても安心します。。。

 

VTR

恒例の「無理に挑戦シリーズ」のブリッジ。この日はまず、「頭で瓦割り10枚に挑戦」。クラシックな挑戦モノですね。挑戦するのはターチンです。まず「1枚」に挑戦してOK、高井くんも挑戦してOKででした。しかし10枚となると...5回本気でやってあかんくて、「おまえ、このままやったらヘタレやぞ」と言われたターチンは、「ヘタレでいい!」と言い残してガクッと死んでしまいました(笑)。ということで「無理!」。

 

コーナー「タイマン演技対決!」

無理無理恒例の、ランディーズのふたりの対決シリーズ。勝ったほうに「今後ランディーズに『演技』関係の仕事が来た際に『演技的全権』を握る」という、妙にリアルな賞品があるというのも恒例。ふたりの魅力がいっぱいに出るので、大好きなコーナーです。

 

最初は、「名シーンにチャレンジ!」

ふたりがそれぞれドラマの有名なシーンを再現するという単純なもの。まず高井くんは「101回目のプロポーズ」の「僕は死にません!」のところをすることに。始まる前に、実際のVTRを見ようということになったのですが、モニタに映し出されたドラマの武田鉄矢の演技を見て、何故か場内大爆笑。ランディーズも苦笑。わたしも妙に笑ってしまいました。バブル時代のトレンディドラマだから可笑しいのかなぁ?さて、高井くんがする演技、ターチンが浅野温子役をすることになりました。高井くんの演技・・・これが、芸人さん用語でいうところの「マンキン」ってやつかしら?(^^;熱い演技がよく似合う高井くんにしても、熱すぎるくらい。なのでまた爆笑してしまいました。でも、上手いですね、流石です。

ターチンは、「太陽に吠えろ」の松田優作の殉職シーン「なんじゃこりゃあ!」のところ。高井くんが、松田優作を撃つ犯人の役をすることに。高井くんと比べて、ターチンの演技はまた違う意味で可笑しいですねぇ(^^)。なんだかちょっと、コミカルで。クライマックスの絶叫シーンも、ま、松田優作のも今見るとちょっと可笑しいんですけど、ターチンはもっと可笑しかったです(^^;。

お客さんの拍手で勝敗を決めます。ここはまず、高井くんの勝ち。ちなみにわたしも、高井くんに拍手しました。

 

ふたつ目は「シチュエーション演技対決!」

あらかじめ決められたBGMと効果音に沿って、ひとり演技を進めていくというもの。最初にその音を聞きます。ターチンの音は、殴られたりぶつかったり、なんか痛そうなモノばっかり(笑)。高井くんのは、波の音やカモメの鳴き声など、浜辺ちっくなもの。この音を聞いて即興で演技を考えて、そのまま舞台で披露してくれます。まずターチンから挑戦。

アメリカンな感じでハイウェイでオープンカーを走らせるターチンですが、ぶつかったり殴られたり轢かれたり大変(笑)。ぶつけたと思っていた音がぶつけられた音だったりして、演技の中でターチンはボロボロ。でもしっかりオチがついて、うまいなぁと思わせられました。面白さでいったらイチバンだったなぁ。

高井くんは、野球部をやめたいと言い出すチームメイトを浜辺まで追いかけてきて説得するという青春ドラマ。高井くんにぴったりのシチュエーションですね(^^)。ほーっと見惚れていたら、オチでビックリ。チームメイトはいきなり海に飛び込んで死んでしまいました(笑)。

お客さんの拍手は、ちょうど5分5分くらい。なので、ふたりでジャンケンして勝ったほうが勝利、ということに。結果、ターチンの勝ち。

 

最後は「女優と演技対決!」

女優さんは、昨年9月にランディーズが出演したうめだ花月のチャンバラライブで共演した、吉本新喜劇の高橋靖子さん。これも即興で、きっかけとなる台詞が「話って何?」、しめの台詞が「じゃあわたし待ってる」。まずは、高井くんが挑戦することになりました。高橋さんと高井くんが演技の相談をしているあいだ、ターチンがトークでつなぎます。「みんないつも、俺が負けるって思ってへん?今日は『B面の俺』を見てくれ」と熱弁。

高井くんの演技。公園で待つ高橋さんのところへ、高井くんがやってくる。ふたりは恋人同士のよう。「話って何?」と高橋さん。高井くんの告白。「実は、俺、日本人じゃないねん。本当の名前は『チョイモ』っていう。ある島国の王子で、28人兄弟の長男だから、帰らなくちゃいけない。いつか必ず帰ってくるから、待ってて欲しい」。驚く高橋さん。でも最後は納得して、「分かった。わたし、待ってる」と円満に。嬉しくなった高井くんは、高橋さんにキスしようとしましたが、「終わりや!」とターチンに止められて「うそん」ってなってました。キスしたそうだった高井くんが可愛かったです(^^)。なんか男らしくて良かったですね。やっぱり上手いなぁー。

さて、ターチンと高橋さんが相談しているあいだは、高井くんのつなぎトーク。彼は、「チョイモ」について語ってくれました(笑)。

ターチンの決めた設定は、高井くんとは対照的に、ダメ男。会社をやめようと彼女に相談するくせに、一転してプロポーズ。しかもそんな不安定な立場なくせに、関白宣言。恋人役の高橋さんも呆れて、最後は「分かった。待ったるわ」と態度が違う(笑)。うーん、こういうのを見ると、ターチンって「コメディアン」だなぁって思います。

お客さんの拍手の結果は、圧倒的に高井くんの勝ち。結果、2−1で高井くんの勝ちでした。1月のソロはわたしは観てないのですが、そこでもターチンが負けたらしいし、前回の3月も負けて、今のところ全敗ということで、悔しがるターチンが可愛かったです。このタイマンコーナーはいいですねぇ。ランディーズは器用なコンビだから、そのいろんな面を堪能できるのが嬉しいです。特に今回は「演技」という、コントや漫才に直接影響してくることだから、なおさら楽しめました。

 

VTR

タイトルは「Let'sくしゃみtogether」。ふたりがそれぞれこよりで鼻こちょこちょして、同時にくしゃみが出たら「大成功」となるもの。

最初はふたりで「せーの」と出そうとしていたのですが、だんだん無理やって分かってきて、「せーの、とか仕切らずにとにかくどんどんくしゃみしていこう。そしたらいつか合うやろう」とということで、そこからはくしゃみの連射。でもきたない感じじゃなくて、非常に気持ちのよい音でした。こんなくしゃみ出たら気持ちいいだろうなーと思う。そして目論見通り、同時にくしゃみの出た瞬間がありました。「大成功!」。

 

コーナー「みんなでコント」

開場時、アンケートをもらうのですが、わたしがもらったその用紙の隅に「ライオン」と書いてありました。「何?」と思ったその謎は、ここで解けました。ここは、観客席全員を交えてコントをするというコーナー。設定は、閉園間際の動物園で、ターチンが園長さん、高井くんが新人の飼育係。お客さんはその流れに沿って、自分の担当の動物の声をするというもの。全部で10種類あって、ライオンなんかは普通でしたが、中には「ペンギン」「イルカ」なんてのもあるとのこと。

赤字で閉園する動物園を巡ってのドラマなのですが、途中は、動物役のお客さんを舞台に上げたりしていました。なんだかウエストサイドを踊ったり・・・。このへんはダレてたなぁ。わたしは普段、ウエストサイドというユニットの存在を忘れて暮らしているようで、実はこのユニットの曲も知らないので、そんなことをしているのを観て「ああ、ランディーズってそういうことしてたんだな」と改めて実感したりしていました。そして、正直言って、舞台に上がっているお客さんを観てもあんまり面白くなかったです。面白いのはランディーズ自身であって、ランディーズのお客さんではないからなぁ(^^;。そして、前回のソロでもそうだったのですが、舞台に上がりたがるお客さんに驚きました。みんなそんなに目立ちたいのかー・・・人前に立つのが苦手なわたしからしたら、ちょっと信じられないことです(^^;元気なのはよいことだと思うのですが、ランディーズのソロでのお客さんは若干元気すぎですね(^^;。もしかすると、こういう出たがりのお客さんの気を鎮めるための企画だったのかもしれませんが、なんだか火に油を注いでしまった感もありました。

 

VTR

今回の挑戦は「生卵キャッチボール」。ふたりでキャッチボールして、割らなかったらOKというもの。公園のようなところのアスファルトの道路で、キャッチボールをはじめるふたり。最初は10m間隔でおこなっていましたが、なんか、危なげなくすいすいできてしまう。最初は喜んでいたふたりでしたが、「簡単すぎる」ということで、間隔を15mに変更。自分に厳しいランディーズ、よいですね。この状態で、卵が彼らの手を3往復したらOKということで、そうなるとけっこうおっかなびっくりで、弧を描くようにすればよいと学んだりしつつ、ついに成功しましたー。「大成功!」。

 

コーナー「ランディーズの部屋」

これもお客さんを舞台に上げる企画でした。それぞれが司会とゲストになり、お客さん3人を質問者として、あるNGワードをゲストに言わせたら勝ち、というもの。最初は、司会がターチンで、ゲストが高井くん。だから、「ターチンの部屋」。お客さんの希望者を舞台に上げ、高井くんが目隠しとヘッドフォンをしているあいだにNGワード「うふっ」を言わせることになりました。お客さんは、男性ひとり、女性ふたり。エッチな質問に突っ走る男性のお客さんはちょっと面白かったですけれど、全体に、やっぱりお客さんでは笑えないなぁという印象。特に、高井くんゲストのときはNGワードも言わせられなかったしね(やたらと誉めて照れさせるという作戦が外れたので)。

ターチンゲストのときは、NGワードは「ヘタレ」。これは見事に言わせることができたので、ちょっと盛り上がりました。やっぱりターチンはヘタレを気にしてるんだなぁ(^^)。

全体には、けっこう長い時間をかけてやったコーナーのわりには、印象に残らないものだったなぁという感じです。

 

このあとには、これも恒例のお客さんへのプレゼントコーナーということで、「ランディーズ目覚ましMD」が抽選で10名にプレゼントされました。今回は全員プレゼントじゃなかったんですね。でもファンサービスは過剰にならなくてもいいと思うので、それでもかまわないと思います。

 

VTR

今回ラストの「不可能に挑戦」は、「火たばこキャッチ」。火のついたたばこを手の平に乗せ、もう片方の手で乗せたほうの手をポンとたたいてたばこを飛ばし、ちょうどいい具合にくわえられたらOKというもの。挑戦するのは高井くん。

「まず、火のついてないたばこで練習するわ」と、ポンとやってみた高井くんを、ターチんが「お前、何してんねん!」といきなりたたきました...「失敗でもしたのかな」と思っていたら、高井くんはなんと「成功」していました(笑)。「お前、これ本番にしてたら終わりやったのにー!」と叫ぶターチン。

でも終わりにはできないので、本番へ。何度か熱い思いをしつつ、果敢に繰り返す高井くん。何度目かで、成功したかに見えたときがありましたが...火のついたほうをくわえてました。でもそれでもいい、と「大成功!」ということになりました。

 

漫才

ラストの漫才は、ビシッとスーツを着て。いろんなコンビのソロイベントで、こういう瞬間がすごく好きです。もちろんランディーズも。人間の上下関係に関するネタは、彼らのスーツ姿同様ビシッと面白くて、流石だなぁと思わされました。これまで2回続けて、イベントのラストの漫才でどちらかが噛んだりネタが飛んだりとハプニングに見舞われて、「魔物が棲む」と言われてきましたが、今回はそんなこともなく、最後まで安心して観て笑うことができたので、特に大満足でした。こういうのを観たら、イベントのコーナーでむむっと思うことがあっても、やっぱりランディーズ観ていかなくちゃ!と思わせられます。

 

エンディングVTR

小島の曲にのって、これもいつものダイジェスト版VTRにスタッフロール。これが流れたとき、毎回、次も来ようと思っています。

エンディング

エンディングのトークでは、「今回は、お客さんと一緒に舞台を作りたかった。これからもこういうことをやっていきたい」っていう話題があったのでちょっと気になりました。わたしたちが観に来ているのは、ランディーズが作った舞台だからな・・・そう思って、アンケートには、誉め言葉と一緒に、こういう苦言もいっぱい書いてきてしまいました。

それでも、ラストに恒例の、全員の「一本無理!」は、しっかりやってしまう。わたしは前説でかけ声とかするときに積極的にやらない人ですが、ビッキーズの催促する手拍子と、ランディーズの一本無理だけは、しっかりやってしまいます。これをやって、「イベント面白かったなっ」って改めて思います。

 

 

ランディーズがただのアイドル芸人(←そんなものがあるのかどうか分かりませんが)と違うところは、きちんとした実力を前提に、密なイベントを作ろうとする姿勢が感じられること、その結果がちゃんと伴っていること、それによって日々の活動も観たいと思わせられること、そしてそれらすべてが押しつけがましくないこと、などだなって思う・・・だから、彼らのイベントには、どんなにチケットを獲るのが大変でも、なるべく観たいと思わせられる力があります。今回も、「ランディーズって、めっちゃ忙しそうなのに、これだけやれるんだったら、ほんとにすごいな」と素直に感心しました。わたしはランディーズをいいなぁと思うようになってまだ3年経つか経たないかだけど、そのあいだに、「若手」っていうくくりよりももっと上のところへ成長していたんですね。コーナーの企画に対してはたしかに、なんでお客さんをやたらと舞台に上げるねんという文句を付けたい気持ちはすごくあるし、舞台に上がりたがるお客さんに辟易もして、もうそんなコーナーしなくていいよって思うけど、だからといってランディーズのイベントを観たくないわけじゃ全然なくて、わたしのイベント全体の評価はだいぶん高いままですし・・・。コーナーにこんな風にすごく不満をいだいているのにも関わらず、「やっぱりランディーズのイベントはいい」って思ってしまうのはやっぱりすごいな。これから、彼らがすごく売れても、もしくは逆に不遇な時代に入ってしまったとしても、このクオリティは保持して欲しいです。観に行けるうちは、観続けたいものです。

(2001.7.30記)

 

 

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