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6月11日「SUPER base LIVE」レポ

始めに。

みのながの解散ライブはこの前日のことでした。ショックというよりも、あのライブの余韻に浸り、みのながの想い出を思い出してはボーッとしてしまっていた状態が、まだまだ抜けないとき。その中の想いに、わたしはやっぱり11期生の芸人さんが大すきだなぁというものがありました。「みのながに首ったけ」のアンコールでの情景は、強烈にわたしの中に入り込んできて、忘れられないものになっていました。

そんな風に、行くかどうしようか迷っていたこの日のスーパーベースですが、家で「10日以降もみのながの名前があるなぁ・・・」なんて考えながら、ぼんやりとbaseの出番表を眺めていたわたしの目に、このスーパーベースに出番のある2組の名前が飛び込んできたのは、この日も夕方になろうという時間でした。たむらけんじ、ハリガネロック。昨日の2組やん・・・見たいな。よし、この3人に、今日もまたわたしの時間を預けよう、この3人なら必ず救ってくれる。そう思って、慌てて出かける準備を始めました。

 

MC:たむらけんじ

いつものように、にこやかに登場のたむけん。その笑顔と存在感は、やっぱり前の日のライブを思い出すけれど、やっぱり嬉しい。こうやって彼の姿を舞台に認められることが強烈に嬉しい。

ひとりでなのに、客席とうまくコミュニケーションを取りながらトークを展開していく姿と、その話術には、こんなときでなくても引き込まれます。

「ロザンでキャー!古高でシン!」と、オープニングの映像を評してのコメントは相変わらずひがみっぽいたむら節。

「baseに初めて来た人?」という客席への質問のあと、「もう100回くらい来てるっていう人?」という質問。わたしも思い切りそれに当てはまっているものの、さすがに手は挙げられないでいたんだけど、客席にひとりかふたり手を挙げた人がいて、その人に向かってたむけん「アホやなぁ」と一言(笑)。ちゃんとすぐ「ウソですよ、ありがとうね」とフォローしてくれていたんだけど、わたしがアホって言葉に普通にショックを受けてしまうのもやっぱりたむけんのやることっぽくて嬉しかったり(結局)。

「遠くから来てる人?」という質問を客席にしていたとき、和歌山の話になって「なんか和歌山ってパスポート要りそう」って発言したのも(そしてもちろん「僕の実家、和歌山の近くなんでね。和歌山いいところですよ」とフォロー)、和歌山の人にしてみたら同じように思ってるんだろうなぁと思ってみたり。

ハイブローライブのチケットの手売りをしていて、たむけんに声をかけてきた人がいて、その人は実は一緒に手売りをしていたサバンナのファンって分かって、でもその人曰く「スプーンのファン」で、しかもよくしゃべってみたらCOWCOWのファンやった。「どういうこと!?」とか。

いい感じの書き出しで始まるファンレターをもらって、読み進んでいったら「田村はどう思いますか」といきなり呼び捨てにされた話では「ちゃんと読み直せ!!」とキレたとか。

base前で「握手だけでもしてください」と声をかけられて、もちろん、と握手してあげて。手を離したらその人、フッと我に返ったように「あ、こんなことしてる場合ちゃうわ」と言って去っていった、という話では、怒り(???)で言葉も出ない様子(笑)。

こういうボヤキをさせたらたむけんにかなう人はなかなかいないよね。お腹抱えて笑ってしまいました。たむけんの言葉は、素直に体に響いてくるのです。

それと、たむけんのHPの宣伝もしてました。パソコン持ってる人?と手を挙げさせたらけっこうな数の人が挙げていて、挙げていない人に「自分ら時代に乗り遅れるで」と偉そうに説教していたところもなんかおかしかった(自分だって今までそんなに使ってなかったくせにね(笑)←うちのサイトにいろいろ書き込みとかしてもらったとは思えない生意気発言スミマセン)。

古高くんの本人サイトに悪意の書き込みがあったという話から、「アンケートにおもろないって書くな!!」とまたキレたりとかね。「(アンケート)偉い人も見てんねん、オレ、自分とこにそういうアンケート見つけたら、すぐよけとくねん!いいか、絶対書くなよ。今のこのMCとかも『長い』とか書くなよ、絶対よけとくからな!」。ひとりで熱く語るたむけんの調子はほんと面白い。アンケートにおもんないなんて書くスキが全くない面白さ、とても濃い空気でした。

 

長い、嬉しい時間を終えて、たむけんが舞台からハケていったのを眺めながら、こういう場にみのながが出ることがもうないんだなと思って寂しくて、でもそれはたむけんの作る空気があんまり嬉しかったからで、そんな風にわけも分からずわたしはまた、涙が出そうになるのをこらえていました。アカンね最近涙もろくて。

 

コンビネタ

ルート33

大歓声に迎えられての漫才。ほんと最近のルートの人気には驚かされます。こうやってブレイクしようとするコンビが出てくることは、baseにとってすごくいいことだと思います。

自分をカッコいいと思う瞬間→彼女のバースディにカッコいいことをする→夏の甲子園にデートに行きたい→堂土くんの、初デートは彼女を自分の部屋に呼びたい(犯罪)ひとりコント、の流れです。前半はいつものルートの調子でドカンドカンと笑わせてもらっていたのですが、最後の堂土くんの犯罪チックなひとりコントには、会場のギャル(死語やな・・・)ちょっと引きぎみでしたね。けっこう前からやってるネタで、わたしは堂土くんのこういう暴走、けっこうすきなんですけどね。

人気にあぐらをかかず、こういう冒険ぽいネタを持ってきてくれたことがちょっと嬉しかったです。

 

ストリーク

わたしがスーパーベースで見るのは非常に久しぶりになるストリーク。漫才かと思いきや、コントでした。ちょっと前の「ガブンチョWAR」でやって好評(ストにしては順位も高かった)だった、吉本くんがテレビの心霊番組を見るネタです。山田くんがフリップの絵や写真を出しながらネタを進めていくのですが、フリップを使うネタのありがちなパターンではなく、いろいろ仕掛けがしてあって新鮮で、わたしはすごく気にいっています。

会場もすごくウケていましたしね。WARでやったネタだったからもう見られないと思っていたので嬉しかったです。それにしても、甲子園のあの写真には笑ったなぁぁ・・・。

 

スキヤキ

5月のホームラン寄席で初出の、土肥くんがキャプテンを務める高校のラグビー部に現れた謎のOBのコント。台詞で笑わせる部分は相変わらずすきなんですが、ここのところ古高くんの髪の毛がちょっと伸びて、しかもパーマなんかかけてカッコよさげにしているものだから、古高くんの登場シーンでの笑いが減ってしまってちょっと残念だなと思いました。全編を通しても、ホームランのときより笑いが少なかったのですが、それは古高くんのビジュアルのせいでないと思いますけどね。フォローさせてもらえれば、それでも充分面白かったです、もちろん。

 

シェイクダウン

漫才です。5月20日のソロイベントの90分漫才の中でやったネタが主だったので、とても長くなりました。気分としては、「このまま90分やって!」と思ってしまったり(笑)。シェイクダウンメンバー増減員、漫才以外の技も覚えないと、と手品や音マネ、昔話の続き、といったネタをギュッと凝縮していました。見たのは2回目だけど、変わりなく笑えてもう大満足。いやー、スーパーベースはシェイクの出る日に来るとお得やなぁ、と、今さらのように感心してしまいました。

 

VTR

オープニングと同じように楽屋などの光景がおそらく生中継で流されて、「♪リンリンリリン・・・」と、フィンガー5の歌のリズムに合わせてたむけんが「後半へGO!」とカメラに向かって一言。

 

コンビネタ

ロザン

ちょっと前のガブンチョでやっていたコント、エレベータにとじ込められた医者(菅)と高校の美術教師(宇治原)のネタ。菅くんのブラックさ、そしてイコールでロザンの良さがすごくよく出ていて、ラストはちょっと背筋が寒くなるあたり、かなりすきです。ガブンチョでやったときは、音響のミスで、最後のオチが言えなくて気の毒な気がしていたのですが、今回はその部分がなくなっていました・・・ってことは、そのオチ、たいしたことなかったんか???(笑)

ロザンはキャーキャー言われて大人気です。たしかにふたりともカッコいいし、特に菅くんはハッとするほどの美少年だから、分かる気もします。だけど、わたしとしてはロザンの魅力は、ネタのときの菅くんの底意地の悪い、ニヤリとしたあの目の力だと思うので、舞台でその目に貫かれたり、あとからそういうネタのことを思い出したりするたびに、そういうキャーキャーいうような華やかな気分は萎えてしまうんです。あんなブラックな人にキャーなんて言えないもん(笑)。その分、ネタにハマっていくのを感じます。みんなは、そうじゃないのかなぁ?

 

サバンナ

コント。ある大学の寮。2回生の八木くんは、ある新入生と相部屋になることになります。やってきた新入生は・・・っていう設定のネタ。

出たー茂雄のキショキャラ!わたしの大すきなパターンのサバンナのネタで嬉しかったです。サバンナのネタはみんな面白いけれど、わたしがいちばん好みなのが、高橋くんがこんな風なネタ。そして、こういうライブでも手を抜かず熱演してくれるコンビは、ますますすきになりますね。

 

次長課長

この日は上の階のワッハ上方演芸ホールで、桂きん枝の「かかってこんかい」というイベントに出演していた次長課長。上のイベントを終えて駆けつけての漫才なんだそうです。

「こないだ初めてスナックに行った」と言う美貌(井上くんのこと)。せんだみつおゲームをしたという話から、「小学校のときはどんな遊びしてた?俺ら、中学からしか知らないからな」、最後の方は「子ども何人欲しい?」というようなネタへ。

いやー、笑いました。河本くんのボケのテンポがすっごくよくて、「いかにも漫才!」という感じ。わたし、昔は次課長のことキライだったのに(実は)、こんなに彼らのネタを楽しめるようになるなんて、嬉しいです。ほんと、すっごく面白かったです!!!

 

ハリガネロック

トリの彼らは漫才です!ふたりとも黒いスーツ来てカッコいい。

ツカミの、「若い子は視力がおかしいのか!?」と、松口くんが、意外なbaseメンバーに間違われた話はもうそれだけでイイっていうくらいに笑わされ、本ネタの、5月のソロイベント「ザ・ゲーム」で披露した、若い子の犯罪の原因を深るネタから、松口くんと電化製品の関係(?)のネタは社会派で大すきなので、ずっと釘付けでした。前の日の優しい笑顔の彼らもハリガネロック、そしていつもの毒舌ロックな彼らもハリガネロック。どちらも、大すきです。

 

コーナー「丸見えbaseチェック」

トークコーナー用の椅子セットが用意され、真ん中には人数分に区切られたホワイトボード。まだ舞台は暗い中全員が登場して明転、タイトルをたむけんがどなります。

この日のテーマは「結婚」。「この中でしてるのは俺だけやね」とたむけんが舞台を見渡し、「それだとちょっと寂しいので、ゲストを呼んでいます」。ええっ、スーパーベースってゲストも来るんだー、と嬉しくなりました。そして、結婚してる芸人さんで、たぶん子供もおって・・・とかいろいろ考えていたら、「たぶんあの人やな」っていう予想がたちました。予想通り、ゲストは、清水共一さん!ぴのっきおを解散してから初めて舞台で見ることになる清水兄さんです。最初に言っておくと、このコーナーは、すっかり清水さんに振り回されたコーナーとなりました(笑)。

 

最初のテーマは「こんな結婚がしたい」。どんな結婚がしたいか、無記名でホワイトボードに書いてあるのをMCが当てて、書いた人に手を挙げてしゃべってもらう形式。

「川崎麻世みたく」は、スキヤキ土肥くん。「あんな風におしどりやったらいいなぁ」と全くオチなし(笑)。

「プロポーズ」は、ルート増田くん。南港で男の人が女の人にプロポーズしてるところを見た!と、だんだん熱くなってきて「ホンマなんですよ!」と熱弁を奮っていたところに、ハリガネの松口くんが、そのシーン見てもいないくせに「ホンマなんですよ」と冷静に被せてました(笑)。しかも、そこへシェイク久馬さんが手を挙げて、「僕、プロポーズ見てないんですよ」とひとボケ。こんなシーンを見られるだけで、スーパーベースのコーナーが全員参加になってよかったなぁと思います。

やたらとたむけんの奥さんのことをうらやましがる松口くんと高橋くん。高橋くんは、たむら夫妻のドライブに同行して、後ろの席で寝た振りして聞いていた夫婦の会話のことをバラしていました。昔もコーナーで聞いた話だったのですが、この話のときに、たむけんが奥さんに歌わせようとしていたのがぴのっきおの漫才に出てくる「(イントネーションが変な)♪ドラえーもんー」のネタだったことで、「ちゃうでそこは・・・」といつまでも口出しして高橋くんにエピソードを話させない清水兄さんが・・・彼の暴走っぷり、すごかったです・・・こんなに舞台で好き勝手やる人、初めて見ました。ピンになってからますますすごくなってるね、兄さん。

「オレ流」は、サバンナ八木くん。「大相撲のビデオは必ず録ってくれて、食事はカロリー計算してくれないとイヤ」と、亭主関白ぶりをアピールしてましたが、こんな我がまま夫、イヤやなぁ。

「子供」と書いたのはスキヤキ古高くん。子供がどうなのかと聞けば、「子供9人作って、ベタに・・・プロレス団体作りたいですね」だそうです。思い切りたむけんにツッコまれてました。

コーナーの途中、ストリークの吉本くんが口を挟もうとしたことがあったのですが、そんな吉本くんを見てたむけんんてば「誰?」。ツッコむ吉本くんに向かって清水さん、ぴのっきおのネタばりにカメラのシャッターを押してました。爆笑。

 

さて次のテーマは「こんな結婚はイヤだ」

久馬さんの「パレード」という答えにたむけん苦笑。誰と結婚してパレードすんのさ・・・。

「アルフィー高見沢に似てる」「アルフィー坂崎に似てる」「アルフィー桜井に似てる」という答えが3つも並ぶ・・・誰!?」ってたむけんに訊かれて手を挙げた犯人は、松口、山田、堂土。みんなで示し合わせたらしい(笑)。その横に「アルフィーに似てる」って答えはゴトーさん。何やねんみんな!(笑)

「ペットボトル出しっぱなし」は大上くん。これは前の恋人の話だそうです。同棲していて、ペットボトルを部屋に出しっぱなしにしたために飼っていた猫がペットボトルを怖がって逃げてしまって大変やった、だからそんな人とは結婚したくない、って話。でも、そういう人と付き合ってたくせに、って思ってしまいました。

「兵隊」は古高くん。お嫁さんが兵隊経験者で、夜中に戦争の夢を見てハッと起きられたらイヤだな、って話。まぁなかなかそんなことはないから安心してください(笑)。

「尻に敷かれる」は高橋くん。たむけんは逆玉に乗ったから、家とかも奥さんの持ち物なんだそうです。たむら夫妻のことをほんとよく観察してる高橋くんは、前にたむけんの家に遊びに行って、夫婦ゲンカが始まったとき、キレたたむけんが、「出て行け!」じゃなく「出て行く!」と言って家を飛び出したのを目撃したんだそうです。なんかいいなぁ、この夫婦ゲンカ(^^)。

「できちゃった」は、吉本くん。彼の両親がそうなんだそうです。ということは、両親の結婚の原因は吉本くん。未だに、お父さんに「お前のせいや」って言われて落ち込むんだそうです。そして、それが原因で親が夫婦ゲンカをしてしまい、お母さんにも同じことを言われるんだそうです・・・よくグレなかったね、エライね。松口くんも、幼い頃に松口くんが原因で社宅を火事にしてしまい、お父さんはそれが原因で出世できなくなったんだそうで、たまに酔っぱらったときにそれを言われるのはツライなぁって話をしてました。

こんな、ほんとならしんみりしそうな話をしてるときでも、清水兄さんの暴走は止まらなくて、たむけんに「今、清水兄が見えてるって思うのは、ホンマは幻ちゃうか??」と言われてました・・・いやホント、今思い出しても幻のような清水さんでした。まったくもって文字で伝えられないことを残念に思います。面白すぎました・・・。

 

最後に清水さんからご挨拶。「こうやって、お話させてもらっていることを、わたくし清水・・・なーんとも思っておりません!」そして舞台全員でコケる、っていう新喜劇風な、2丁目でも昔よくやってた光景でこのコーナー、シメ。

 

エンディング

前はひと組ずつMCに呼ばれて出てくる形式のエンディングだったけど、やっぱりこうやってみんなでワイワイするエンディングの方がいいですね。秩序なんかない方が若手っぽいって思うんだ。

それぞれ手を挙げて告知など。ソロイベントなどの告知が主だったのですが、夏に向けてツアーの告知なんかもありました。「大上企画鳥羽でとばすぜツアー」、このタイトルは大上くんが付けたんだそうで、MCのたむけんに「(トバって言葉を)かけたんや・・・」と言われると、「ハイ!思い切ってかけてみました!」とキッパリ笑顔。なんだかすごく、笑いました。大上くんらしすぎる。

 

ネタの出来もみんなすごくよくて、コーナーはしっちゃかめっちゃかに盛り上がるし、来てよかったってすごく思いました。MCのたむけんのおかげで、いっぱいあったかい気持ちにもなれたし。ああ、こうやって少しずつ癒されていくんだ、と、前の日にみのくんが言っていた「お笑いをすきでいてください。笑っていてください」という言葉を、改めて胸に刻みこんだのでした。いろんなものに「ありがとう」って言いたい気持ちになった、日曜日のスーパーベースライブでした。

 

(2000.7.25記)

 

 

 

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