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7月5日「フットボールサマー」レポ

始めに。

大阪では、7回目のソロイベントになります。フットボールアワーのソロイベントに、いろいろと考えることが多くなってきて早4か月。このイベントはいったいどうなるんだろう。

この日は、フットソロ初めての満員御礼。ついにこの日が来たかとちょっと感慨深かったけど、まぁこれはbaseよしもと人気との相乗効果だろうから、純粋にフットの人気が上がったわけじゃないと思うしそんなに素直に喜んじゃいけないですね^^;。

 

オープニングコント

夜、パジャマ姿でベッドで寝てる後藤くん。丸まって寝てる。なんかカワイイ。そこへ、蚊がブーンと飛んでくる。羽音がうるさい。後藤くんは、起き上がって蚊をたたこうとする。でも逃がしてしまう。蚊の姿も見つけられない。それを何度も繰り返す。「もうっ」という感じで電気を付けると、蚊だとばかり思っていたのは、白タキシードを着たのんちゃんが、マイクを持って歌っているその声だったのでした。爆笑。フットのイベントのオープニングコントはほんとにサイコー。この時期、こういうもののことを「出オチ」というんだと知りました。だとしたら、フットは出オチの名人ですね。

 

オープニングVTR

たぶん大阪の、わたしは南港だと思ったんだけど違うかな?港でのロケでした。はしゃいでいるふたりの映像。仲良しコンビは見ていてほんとに微笑ましい。わたしは何よりも、「このふたりが一緒に居て仲良くしているのを見るのが好き」だと常々思っているので、こういう映像はほんとに幸せになります。

オープニング

「(登場してきても)キャーがない!」「フラッシュが光らない!」「俺ら、NSC出たてか!」と、客席の反応に対して不満を並べたてるフットボールアワー。でもキャーなんてあったらあったでうっとおしくなるものだと思うので、ここでは、どこまで本気かわかんないけどなんとなく、ふたりがこんなことで不満を言ってる状況が面白くって、ケラケラと笑っていました。

ここでは、さっきのオープニングVTRを撮りに、のんちゃんの運転する車で行った話などを聞かせてくれました。のんちゃんが運転しながら声を出すのが気持ち悪いとか、そんなんだから口に食べかす付いてるねん、しかも10割!とか(運転に関係ないね(^^))、後藤くんのグチばっかり。責められてばかりののんちゃんが、いじめないでとブツブツ言うなんていうやりとりがありました。さて、そのままの流れで、コーナーへいくようです。

コーナー「お部屋自慢対決!」

うーん、ガブンチョライブの中のコーナー「MCトピックス!」でまるまる同じことやってたなぁ。まぁこういうコーナーは何度見ても楽しめるし、見たことない人も居るだろうし、いいけどねー。

 

まずは、後藤くんの部屋を写真で紹介。4LDKでひとり暮らしなんだから、部屋というよりも家ですよね。写真は、いくつかのものをピックアップしてのもの。まずは、ギターが2本並べて置いてあるところ。「左が岩尾。声小さそう」だなんて、フットボールアワーに見立てているところがなんともかわいい...そう思うと、後藤くんの手でかっこよく奏でられるはずのギターも、すごくかわいく見えます。

リビングの机の上のアップ(すごくキタナイです・・・)のあと、ベランダの映像。ここも鳩のフンだらけでほんとキタナイ。後藤くんが、鳩よけのためにCDのメディアを吊しておいた(光るモノがあると避けるらしい)翌々日のベランダの惨状を話してくれたのですが、ものすごく的確で面白い表現だったので大笑いしてしまいました。後藤くんは、何年も前の話でもまるで昨日の話のようにフリートークでしゃべることが多い^^;ので、このエピソードもきっとまたどこかでしゃべるはず。なので詳細は、書かないでおきます。きっとそのときにはまたオオゲサになってより面白くなっていることでしょう(^^)。

これも、年月を経るごとに話が大きくなっていったいい例ですが、リビングの写真が出てきたときの話で、後藤くんが学生時代、学校から帰ってくると、後藤くんのお母さんが夫婦ゲンカをしていて、そのときお母さんが投げたモノが・・・というエピソード(これもまた絶対にどこかでしゃべると思うので詳しくは書けないんですが)。初めてその話を聞いたときの原型はいちおうとどめているものの、どんどん話や喩えが面白くなっていく。「ルミナリエ」に喩えたところなんかまた爆笑してしまいました。

その他には、お母さんが集めていたというインスタントコーヒーの瓶の写真。お姉ちゃんの部屋の写真で、ヤンキーだったお姉ちゃんがシンナー代わりにマジックを吸っていたという話など。けっこう何回も聞いた話ばかりなのに、やっぱり楽しく聞いてしまいました。

 

さて、次はのんちゃんの部屋。彼は実家暮らしなので、彼の「部屋」(和室)です。まずは、テレビの写真。テレビを見ていると、その姿がガラス窓に映るのですが、自分の顔が微妙にニヤけていてイヤ、という話(笑)。こんななんてことない話なのに、すごくニコニコして聞いてしまいました。フットボールアワーのトークは、「どこが」と説明し難いけど、なんか好きだなぁ。

あと、以前にペプシコーラのボトルキャップがスヌーピーだったときにのんちゃんが集めていたコレクション、題して「スヌコレ」(笑)。アンド、ベッドの上に置いてあるスヌーピーのぬいぐるみ!可愛いなぁ・・・(^^)。後藤くんはそんなのんちゃんのことを散々気持ち悪がっていましたけれど・・・でものんちゃんのイメージ通りだと思いますし、素敵だなぁと思うのです。

しかし、クローゼットの写真で、のんちゃんのイメージが少しだけ覆されることになりました・・・。クローゼットに吊してあったのは、革のライダージャケット・・・!なんでぇ?とわたしは一瞬パニックに(オオゲサ)。なんでも、高校時代に血迷って買ったものだそうです・・・これ着て学校とか行っていたんだそうです・・・だけど、やっぱり友だちはできなかったんだそうです・・・うう、涙。でものんちゃんは、友だちが居なくても、別に欲しくなさそうに見えるし、マイペースだからそれでいいと思うのです。彼に合う道に進めたんだしね(^^)。

のんちゃんが後藤くんに、「いっぺん遊びに来る?何か出すよ」と言っていたのをきっかけに、客席のお客さんに、どちらの家に行きたいかを拍手で意志表示してもらうことになりました。接戦でしたが、僅差でのんちゃんの勝ち。やっぱりキタナイ部屋はイヤっていう人も多いのね。

 

そんな感じで、オープニングコーナーはほのぼのと。

 

VTR「視力検査」

モニタに1枚ずつ写真が映り、のんちゃんの声でそれにコメントしていったり、ランドルド環(視力検査で見るあの一部分が欠けた円のこと)やひらがなを読み上げていったりというVTR。最後に「1.0です」というアナウンスが流れるのが、なんかよくできてるわ、と微笑ましくなりました。

 

コント「大西家具店」

後藤くんが店員をしている家具店「大西家具店」。そこへ、ひとりの客がやってくる。刑事だと名乗るその男は、取調室の机を買い換えたいと言う。取調室に置くには、ある特徴を満たした机でないといけないと、店員に厳しく注文を付け、その練習をし始め・・・その挙げ句、というような感じのコント。

店員姿の後藤くんは名札を付けているんだけど、それは「大西」でも「後藤」でもなく、ああ、雇われ店員なんだなぁとなんかちょっと可笑しかったり、刑事っぽく長いコートを着たのんちゃんには「なんか似合わないなぁ」とクスクス笑ってみたり、そして、設定の斬新さやオチのきれいさに感心してしまいました。刑事ネタの場所が家具店だなんて、いったい誰が思いつくんだ、って思う。そう、こういうネタを観るために、彼らのソロイベントにかよっていたんだ、と痛感。

 

ネタが始まるとき、モニタに映った字幕を見て、「コントだ!しかもいつもの『教会』シリーズではない!」と分かったときの嬉しさを、今でも覚えています。正直、このコントにはずいぶんと救われることになりました。このコントがなかったら、フットボールアワーのソロイベントに対する気持ちは、なくなっていたといっても過言ではないかも知れない。このネタを観ているときの自分のことを思い返すと、わたしはこの頃どれだけ「フットボールアワーのコント」に飢えていたんだろう、とちょっと驚くほどです。まるで、渇いたスポンジが水を吸うように、彼らのコントの面白さを吸い込んでいって、なおかつ、もっと、もっと、と求めていた気がします・・・。ただのんびりイベントを観るだけじゃなく、全身で「観ていた」「求めていた」という感触は、なかなか忘れられません。彼らのソロイベントに対する気持ちを、ちゃんと持続させてもらった、という感触もたしかに感じました。正直、たった1本のコントでこれだけ、気持ちが満たされると思いませんでした。3月の「WEラブフットボール」からこちら、ずっと感じていた不満や欲求が、こんなに軽減するとは。忘れられないネタになりました。

 

VTR「岩尾に実況中継をさせよう」

決して流暢なしゃべりをするわけじゃないのんちゃんに、いろんなシーンの実況中継をさせてみよう、という企画。「K−1の試合」「競馬」「(千日前のたこ焼き屋さん)ワナカのおばちゃん」の実況です。どれも、最初ちょっとだけ言いよどんだあとに、ツボな言葉が出てくるのんちゃん流の実況。わたしがいちばん笑っちゃったのが、競馬の実況で、スタート後しばらくして「・・・競馬です」って言ったところ(笑)。競馬ってことは分かってるから!!あと、ゴール直前で「必死!」って言っていたのも笑ったなぁ。そりゃ必死やっちゅうねん。

 

コント「卒業式」

卒業生がのんちゃん、在校生が後藤くん。卒業生が答辞を読むのですが、それがいつもの、「のんちゃんの思う面白フレーズ」を集めたもの。「教会」での神父さんの言葉というシチュエーションから始まり変化を遂げて、今回はこんな設定となりました。このコント(コントといっていいのか)には、「面白かった」「笑った」以外になかなか感想が書きようがありません^^;。あ、客席があまりウケていない言葉で後藤くんがバカウケしていたりすると、「フットのふたりがツボな言葉なんだ(^^)」となんだか嬉しくなっちゃう、ということは毎回あって良いですねー。

 

VTR「心安らぐ映像」

「心安らぐ映像をご覧ください」とモニタに字幕で出たあと、映ったのは、綺麗な草原の映像。そよ風にたなびく緑の草原・・・たしかに心安らぐけど、いったい何?といぶかしがっていたのですが・・・だいぶん長い間、草原の映像が映っていたあと、登場したのは「パンイチフットボールアワー」。なんの脈絡もない、しかもフットにはちょっと似合わない下世話な姿に、妙に笑ってしまいました。オモシロカッタ。いったいどこで撮影したんだろう?

 

漫才

スーツ姿での漫才。「フットボールサマー」ということでか、「夏」「恋愛」に関するネタが多かったです。「夏は恋」という話から、失恋したときの話へ行ったり、スポーツの話からスポーツ選手はもてるという話、夏祭りのネタ、ラジオ体操など。きっと彼らは、この漫才のネタがどんな順番になっても、どれも自然に話をつなげるんだろうと、毎度のことながら感心します。たとえばソロイベント以外の他の出番で彼らの漫才を観たとき、「このネタとこのネタがこういう風につながるのか!しかもまったく違和感がない!」と驚く、いや、最近では驚きすらしなくなってきたかもしれません、あまりに自然すぎて・・・。こういうのを「うまい漫才」「面白い漫才」っていうんだ、と、本当に感心してしまいます。のんちゃんの顔がウリとはいっても、やっぱりわたしは、彼らの選ぶ言葉が好きです。

 

VTR「岩尾を驚かせてみよう」

ハイ出ました、サディスティック後藤のいちばん生き生きする企画です(笑)。後藤くんは自分でビデオカメラを構えながら(もしくは後藤くんのすぐ背後にカメラを持ったスタッフが居るか)だから、完全に後藤くんの目線で楽しむことができます。ちょっとサド気分の仲間入り(笑)。

楽屋でくつろぐのんちゃんを後藤くんは、いきなりピストルで撃つ。弾は出ないけどちゃんと火薬も爆発するから、かなり大きな音と煙が出て、映像で観ているだけでもドキドキしてしまいます。そんなのをいきなり人に向けて撃つわけだから、驚くに決まってる。逃げ惑うのんちゃん。楽しそう〜に追いかける後藤くん。ほんと、後藤くんのいちばん楽しそうな顔を観られるのがこれだというのは、のんちゃん的には複雑なんじゃないかと毎回しみじみ思うのに、やっぱり笑っちゃうなぁ。しまいには殺虫剤まで出てきて、虫扱いされたのんちゃんはちょっと怒っていましたが、でもやっぱりあんまり怒っているように見えないんですよね、あー面白かった。

 

コーナー「いい男はどっちだ!?」

よくあるタイプの、対決コーナーです。みっつのゲームを行なって、負けたほうには罰ゲームがあるというのも、いつものフットボールアワーのソロイベントと同じ。

最初は「所持金ジャイケン!」。「ジャンケン」ではなくほんとに「ジャイケン」というタイトルでした。のんちゃんと後藤くんがひとりずつ客席からお客さんを選んで舞台に上げ、そのお客さんが持っていた現金が多かったほうが勝ち、という単純なルール。後藤くんが選んだのは、フリーターの男の子。「こういう子が意外と持ってるねん」と言いながらでした。のんちゃんは、いわゆる「オネエ系」な女の人。訊くと、ブランドショップの販売員とのこと。いかにもお金を持っていそうな感じ。この対決は、見た目通りというか、のんちゃんの勝ちでした。

次は「口説き対決!」。相方を女の子と見立てて口説いて、素敵だったほうをお客さんの拍手で決めるというもの。相方を口説くということにちょっとイヤそうな顔をしていたふたりですが、始まるとちゃんと口説いていました。後藤くんのシチュエーションは、デートの帰り。何故か標準語の彼。ちょっとわざとらしいかなと思ったけど、悪くなかったかな。のんちゃんは、彼女の部屋でデートというシチュエーション。のんちゃん特有の、妄想暴走のものでした(^^)。客席の拍手は、のんちゃんへ向けられたほうが大きかったです。

最後は、「鳴らして踊ってジャンケンポイ!」。サンプリングマシンに、1〜5までのボタンがあって、ひとつずつ、人や動物の名前が仕込んであります。ジャンケンをして勝ったら、サンプリングマシンのボタンを押せる。ジャンケンに負けた人は、その人物や動物に対応した、あらかじめ決められたポーズと台詞をする、というモノでした。「志村けん」は「アイーン」、「仮面ライダー」は「とおっ!」、「牛」は「モー」、「羊」は「メエエ」、「武田鉄矢」は・・・忘れちゃった、けどまぁ、そんな感じです。このゲームが、なんだかものすごく盛り上がりました。単純なゲームなのに、慌てて全然違うポーズをとっちゃったりするふたりがすごく面白かったです。本家の「叩いて被ってジャンケンポン」も盛り上がりますけれど、客席の盛り上がりはそれ以上だったかもしれません。5ポイント先取で、「ガブンチョ特別ルール」(今もこのルールあるのかしら?)と同じで、「このゲームに勝ったほうが全体の勝者」と決まっていたのですが、かなり長く行なった結果、後藤くんが勝利を収め、のんちゃんが罰ゲームをするはめになりました。

 

そのままエンディング。

ここで、罰ゲームの発表がありました。天の声から知らされるそれは、「お客さん全員に、暑中見舞いを出す」というものでした。あー、また芸人さんにすごく労力を使わせる罰ゲームだなぁ、とちょっと気が重くなったのですが、それでも「わたしひとりが減ったところであんまり影響はないだろうし、やっぱりちょっと欲しいし」ということで、アンケート用紙にちゃんと住所を書いてしまうのでした(始めから書いていましたし)。のんちゃんは「ペン持ってないから書かれへん」とだだをこねたり、「書くのは俺だけど、一軒ずつ配ってまわるのは後藤やから」と仕事を押しつけたり、やっぱりちょっと不服そうでした。

7月末に我が家に届いた暑中見舞いは、かもめーるのハガキにセミ(っぽい)絵(ミーンミーンと鳴いていたので)、「暑中お見舞い申し上げます」という言葉、下に小さく「またきて!」という言葉とのんちゃんのサイン(わたしは彼のサインを「イワオズム」と呼んでいます・・・そういう風に読めるので)が書いている、ちょっと可愛らしいものでした。300人もの人に暑中見舞いを書いたのんちゃん、お疲れさまでした。

 

 

baseよしもとという劇場で「タレントプロデュース組」というくくりに入っている芸人さんは、月に1回とか、2か月に1回とかのペースでソロイベントを行なわなくてはいけなくて、そうなると「ソロイベント」というイベントの持つ希少性も、演っている彼ら自身や観に行くファンのテンションも、例えば年に1回、自分たちのやりたいと思ったときに行なうイベントよりは下がってしまうだろうというのは理解しているつもり。悪いのはこのシステムだということだって痛感してる。日々の仕事をこなしつつ、ソロイベントを作り上げるというのはわたしの想像を超えた作業です。今のフットボールアワーのソロイベントは・・・生意気だとは思いますがついそういう風に情状酌量してあげたくなってしまっていました。だから「『面白いフットボールアワー』は普段の通常興行で見て、『楽しいフットボールアワー』はソロイベントで見る」という本末転倒な感じになっていたのでしょう。フットボールアワーが面白いことには変わりはないんだから、と自分に言い聞かせたりして、ある程度のあきらめを持たないといけない、と思ってた。こういう風に気を揉むだけ、彼らのことに気をとられるというのは幸せなことだと思うし、彼らを好きだという気持ちは逆に増えているから、いいといえばいいんだけど。

この日やってくれたコント「大西家具店」を見て、ソロイベントもまだまだ捨てたものじゃないと思い、「ソロイベントも含めた彼らの活動」にまだ希望を見いだしてもいいんだ、と感じました。ますますフットボールアワーを好きになることができました。この時期に、このイベントがあってよかった、と強く思いました。

 

(2002.1.20記)

 

 

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