7月6日「葛飾次課長」レポ
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新宿に始まった、次長課長の東京23区制覇シリーズのイベントタイトルももう5回目。その「新宿次課長」は、次長課長初のソロイベントで、あのときはとりあえず、次課長がイベントをするということに驚いていて、そしてイベントの内容も「うーん」と思うことも多かったのに、もともとフットボールアワーがすきで行き出したとはいえ、今や次課長のソロには当たり前のように参加して楽しんでいる自分がちょっと可笑しい。今回は、ネタ・ユニットコントオンリーだった今までとはちょっと趣向を変えて、トークやゲーム、歌なんかもあると聞いたので、尚さら楽しみでした。
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舞台にはキャンプ場のセットが組まれていて、舞台に向かって右側前方のところ(客席のいちばん前のところ)にはモニターが置かれています。
「7月6日、朝6:20」という字幕。そこから、今からキャンプに出かけようと、公園に集まる次長課長、フットボールアワー、ストリークの6人の様子が写し出されます。みんなが遅刻してきて怒ってる河本くん、眠たそうな顔ののんちゃん、などなど・・・。車を出すのは山田くん。みんなが集まると、ひとりずつカメラに向かって、このキャンプへの意気込みしゃべり、そして車に乗りこんで、いざ出発。
そして舞台。 舞台に、河本くんを除いた5人が登場。「着いた着いた」と荷物をおろします。そこで「あれ?河本さんは?」となったところで河本くん、いや、大仏が登場・・・。大仏の被りものをして服装はジャージ、胸に名札で「3ーF奈良大仏」と書いてあって、そこからまずえんえんと、「奈良の大仏が修学旅行に行ったら」というひとりミニコントを見せられました(笑)(5人はツッコミまたは説明役)。 ここではみんな「葛飾次課長サボってキャンプにやってきた」という設定。「キャンプ場の管理人さんに挨拶しなくちゃ」と言って、客席に向かって6人が「よろしくお願いします」と頭をさげてくれる様子がすごく微笑ましかったー。 食事作りにおいて誰がどうするかいろいろとモメたあと、井上・後藤・岩尾・山田は食料になりそうな魚を釣りにいくことになり、吉本くんは山菜とりに。河本くんはひとり残ります・・・とそこへ、吉本くんが大声をあげて戻ってきました・・・山中で、センターマイクを見つけた!と、ツタの絡まったセンターマイクを持ってきて・・・それは、先ほど山で行方不明となった西川きよしのものだと判明したのですが・・・気付いたらもう、河本くんと吉本くんで、漫才が始まってる。モニタを見たら、既にタイトルも出ていました。 吉本くんがボケにまわってる。ふたりの漫才には、ビックリするほど違和感がありませんでした。梅雨ネタからヒーローネタ、西部劇ネタへと流れていきます。しかも、めちゃめちゃ面白いのがスゴイ!何よりハマったのが河本くんのギャグ(?)の「おま」。もう笑い転げてしまいました。 オープニングの全員でのやりとりから、まったく切れ目なく漫才が始まったので、もうそのままイベントに飲み込まれはじめています・・・。 漫才の途中(終わる頃)、後藤くんが漫才を見て「しょうもな!」と言いながら戻ってきました。なんでも、釣りに行った他の3人とはぐれてしまったんだそうです。 「じゃあ魚をさばきに行ってくる」という河本吉本コンビが「イワナ、有罪!(←魚を裁く・・・)」などと言いながら去り、今度は後藤くんがお留守番。座って待っていると、そこへゴルフボールがひとつ、飛んできました。それを追うように、接待ゴルフ中のふたりのゴルファー(井上、山田)とキャディー(岩尾)。舞台脇のモニタには、また知らないうちに 美貌が社長で、大ちゃんが部下(もしくは取引先の人だったかな?)、のんちゃんがキャディーさん。だいたい、ここはキャンプ場であってゴルフ場じゃないのに、傍若無人にゴルフを始めるところからおかしくて、ショットを打つときのタイミングをとるときのかけ声「チャー・シュー・メーン」を他の言葉に変えてしまったり(ていうか変えすぎ・・・そしてすごいツボやったー)、テレビドラマやバラエティ番組の再現&パロディーを始めてしまったり・・・てんやわんやのユニットコント。いい意味で「必死」という表現がぴったり来るような、忙しい後藤くんのツッコミもイイし、ほとんどしゃべらないのになんだか強烈なキャラののんちゃんも、マイペースな井上&山田もなんだすごくって、とても良いユニットコントでした。 次課長のイベントでは、今まで必ずフット・ストとのユニットコントが行われてきていましたが、それは必ずコンビの片方ずつで3人でネタというパターンだったので、今回「河本・吉本」「井上・後藤・岩尾・山田」という変則的な組分けがすごく新鮮だったのですが、どちらもすごく面白くて、こういうのもアリなんやなぁと思いました。今までは、「ん?これテキトーに作ったんちゃうん?」みたいのもあったりもしたので・・・今回、すごくよく練られているなぁというのが分かって嬉しかったです。
3人の奇妙なゴルファーたちをやっと追い出した後藤くんのところへ、河本くんと吉本くんが帰ってきます。「きいてくださいよー」と、おかしなことに巻き込まれたことをアピールしようとする後藤くんに、見ていないていなのにコントの内容を全部しゃべっちゃって、「たぶんそうやと思ったから」なんて言って、後藤くんを困らせてる河本くんがおかしい。 そして他の3人も帰ってきました。後藤くんとは、途中で見つけた洞くつに入ったときにはぐれたんだそうです(実はこれ、後藤くんへの即興ミニコントの強要でした。すっごく困ってた後藤くんがおかしい(^^))。 その後、フットとストの4人は、材料を調理してくれる「コックさん」を探しに出かけ、河本くんもフッとどっかに行ってしまい、ひとりになった美貌は「今晩の出し物の練習しよ」「サーフィスのものまねでもしよ」と、楽しそうにモノマネしてるのでした(よく似てたよ)。とそこへ、ひとりの奇妙な少年が現れます。
学生服姿の河本くん、何故か片目がカメラのレンズになっていて、しゃべる言葉はすごく訛っている。彼は、美貌のことを「先生!」と呼び、どうやら自分のクラスの先生と間違っている様子。美貌がいくら言ってきかせても全く聞きません。ものすごい河本くんらしいキャラ。 オチは、河本くんが、すごく意外な理由でここにやってきたことが分かる、という感じ。キレイなオチでした。次課長のソロイベントにはほとんど行っているので、今までいろんなコントを見てきましたが、これは「河本くんらしい」ネタやなぁと思いました。
そうやって、河本くん扮する中学生が去っていき、美貌が呆然としていると、フットとストリークが、料理を終えて戻ってきました。「バーベキューしようと思ったけどお金かかるからカレーにした」と、ほんとにカレーのお皿を抱えて。みんなで、テーブルについていただきますをします。ワイワイと、そのままトークへ。モニターの字幕もいつのまにやら 吉本くんの鼻を殴ったら出るという不思議な音のお話から、フットボールアワーのふたりがサドで、それならキボリはマゾだっていう話に。後藤くんは、カラオケでゴールドフィンガー99を歌うキボリの腕に、ライターで火をつけて「アーチーチ、アチッ!」と言わせたり、キボリは2400人の前で敢えて滑るギャグをやってホンマに滑ったり。こんな話をしているときの6人はほんま生き生きしてる。次課長も、自分らのイベントで他の人の話してるのに嬉しそうだし。 そこから、みんなのツイていない話になっていきました。次課長のツイてない話は、中学時代。ふたりは一緒に遊んでいたそうなのですが、そこでヤンキーに絡まれたんだそうです。そしたら河本くんだけめっちゃなぐられて、でも美貌はお兄さんが強い人だったからそういうときはいつも許してもらえてたんだって・・・ってこれ、河本くんのツイてない話やねぇ(^^; 美貌は美貌で、自転車をパクられた話を。でもパクられた自転車を見つけてパクり返し、でもまたパクられたという、ツイてるんだかツイてないんだかよく分からない(^^;次課長って不思議なコンビ。 のんちゃんのツイていない、しかも恥ずかしいことは、「ネタ帳をなくしたこと」。もう何年か前、まだ大学生だったときのことで、なくしたのはどうやら大学の図書館だと思ったので、カウンターに訊きに行ったんだそうですが、「中には何が書いてますか?」と訊かれて、答えられなかったんだそうです・・・そりゃそうだよなぁ。ネタ帳を見られるなんて恥ずかしいだろうなぁ。河本くんに「日めくりをおめくり!とか書いてるやつか?」って言われてたのがおかしかったな(ドレスのネタ)。 それから、河本くんってのはとことん不孝なようで・・・このあいだ実家に戻ってみたら、「4人目のお父さん」が居たんだそうです・・・家に入ってみたら知らないおっさんが寝転がっていたので、「誰?」と訊くと、「4人目や」という答えがかえってきたんだそうです。「ちゃんと4人目って分かってんねや」と芸人さんたち笑ってました・・・笑いごとか?(苦笑) これまた不幸の見本市みたいな吉本くんのエピソードは、「不幸の6連チャン」。昔、ドラクエの発売日に、予約していたお店に買いにいったとき、不良に絡まれたりお金をとられたり、予約した店がつぶれてたり、そして家に帰ったらマイク=タイソンが負けてたり(←これも不幸なんだって)という、全部覚えきれなかったくらいのキボリの悲しい1日のお話でした。でも彼の場合いつもこういう話を聞いてる気がするなぁ(笑)。 あと、後藤くんの話。家でごはんを作っているとき、割り箸を口にくわえながら歩いていて、何かの拍子にその割り箸を膝で突いてしまい、割り箸が口(の中)に刺さった、というなんとも痛そうなエピソード・・・しゃべりが商売道具やねんから、口は大切にしてくださいっ。
そんな風にみんなのツイていない話でワイワイとしているうちに、今度は、「ゲームしよう」ということになりました。 まず最初が「覚えましょう」。市販のタバコの箱の横に書いてある「あなたの健康を損なう恐れがありますので、吸いすぎに注意しましょう」を、早口で噛まずに言うというもの。のんちゃんが噛むんちゃうかな?という予想は外れて、後藤くんが噛んじゃいました。彼が受ける罰ゲームは「テツピシ」というもの。手を、手の甲を上にして椅子の上に置き、そこをひとりずつにグーで殴られるというもの・・・骨と骨がぶつかるから、めっちゃ痛そう・・・しかも、「ゴツン」という地味な音しかせえへんし(笑)。でも後藤くんはたまにはいじめられる方にまわったらいいねん(笑)。 次のゲームは「バットでポン」。プラスチックのバットを、ヘッドを下にして垂直に床に落とし、跳ね返ってきたところを上手くつかんだらOK。ここで失敗したキボリには「腹モノサシ」という罰ゲーム。出したお腹をモノサシでピシリと叩かれる、これまた痛そうなもの。キボリのお腹には、しっかりとモノサシのあとが赤く残りました・・・でもこれくらいの傷、彼にとっては大したことなかったりしてね(笑)。 次のゲーム「早九九」(九九を1の段から順番に早口で言っていく)では、また後藤くんが負け。早口、苦手なんかなあ?罰ゲームは、王道っぽくケツバットでした。 その次のゲーム「究極の選択」はかなり面白かったです。ひとりずつ、目をつぶって立って、そのあいだに他の人は、その人のうしろに椅子を置くか置かないか決める。目をつぶっている人は気配だけで、自分の後ろに椅子があるかないか決め、そして、椅子があるかないかの宣言を宣言して、「ある」と宣言したら、そのまま座ってみる、というもの(「ない」と宣言した場合は立ったままでいい)。まわりの人たちは、椅子を置くとき、バタバタとうるさくしてるので、これがなかなか当たらないんです。こわごわ座ってみる様子はけっこう見ものでした・・・結果、大ちゃんが負けました。見事にひっくり返ってました(笑)。でも、椅子が「ある」と宣言したときに、客席から軽く悲鳴が漏れたので、座る前に分かっちゃったそうなのですが(^^; 最後にもういっかい「覚えましょう」をやることになり、今度はのんちゃんがつっかえてしまいました。罰ゲームはケツバット・・・みんながビシバシいってる中、美貌だけはそっと優しく叩いてました。美貌いわく「オレ、のんすきやもん」だって。「のん」っていうの可愛いなぁ(^^)。なのに、そんなホノボノする話とは関係なく、暴れ出したのんちゃんを皮切りに、「モサレロ」コールは起こるし、舞台はまるで乱闘のようになっていったのでした、アハハ、こういうめちゃくちゃなのすきやー。
その乱闘がおさまりかけた頃、今度はキャンプらしく「歌を歌おう」ということになりました。 まだ歌は始まらず、「歌を録音するからラジカセ持ってこい」と、今度は吉本くんにボケの強要(笑)。雑誌の「カジカジ」とか、スプーンを持ってきて「サジサジ」とか、果ては「神風」とか、どんどん外れていき舞台の上の芸人さんから冷たい扱いを受けるキボリもまた大変そうでしたが、楽しませてもらいました。 後藤くんの作ってきた曲は、多少キャッチーすぎるくらの耳ざわりのよいポップソング。それに付いた歌詞はこんな感じ。 ♪今日は待ちに待った彼女と初デート こんな感じ(笑)。めちゃくちゃやわ!めちゃくちゃすぎるー。でも出来上がった歌詞よりも、それを作る過程がいちばん面白かったので、それを伝えきれないことが残念です。みんなワイワイ言いすぎやねん!(笑)
さて、歌も終わって、もうすっかり夜になったので、みんなはテントで寝ることにしました。テントはみっつしかないので、コンビごとにわかれて寝るんだそうです。微笑ましいなぁ、と嬉しくなったのですが、これは、このままなだれこむ、次課長のコントの中の設定への伏線だったのでした。
まず、陰マイクで、このキャンプ場のそばに住む原住民の雄叫びが聞こえ、河本くんがそれに捕まったところから、コントは始まります。最初は、その陰マイクでの河本くんと原住民とのやりとりに、テントから出てきた美貌がツッコんでるところがネタ。ところが、解放されて戻ってきた河本くんは・・・と、最後は次長課長のコンビの危機まで。こういうユニットイベントの中だからというわけではなくて、ひとつのネタとして見ても、すごく不思議な感じがしました。ちょっとドラマ性もあって、ハラハラさせられるし。ラストシーンを見たあとは、ますます不思議な気持ちになりました。けっこう長いこと次課長を見てきているけれど、まだまだ奥が深いんだなぁと思わせられました。 ネタの最後で、ひとりになった河本くん。そこで朝が来て、フットとストの4人が起き出してきました。そしてネタのオチがあって、初めて舞台は暗転、
VTRは、すっごくよかったです。いつもの次課長のイベントの最後のVはカンフー映画っぽいものなのですが、今回はそれはなく、徹底的に「6人」をフューチャーしたもので、6人の仲のよさがすごく出ていて、ホノボノしてて、見ていて本当、嬉しくなってしまいました。
それが終わると 3組が出てきてのエンディング。ストの大ちゃんに客席から花束贈呈があってちょっと盛り上がったり(お母さんの会社の人からだそうです)、「暗転のないコントがしたかった」と言う次課長の言葉にちょっとうなづいてみたり。あとは、次課長とフットボールが参加する8月のツアーの告知。ストがいかないのは残念やなぁと4人が言ってくれたのが嬉しかった。キャンプツアーなので、その分ここでキャンプしたから、なんて言ってくれてたね。(でもストも来いって言われてました。お金払ってお客さんとしてね(笑)←相部屋になったらどうしようってちょっとドキドキしました(アホ))。 幕が閉まり。客出しの音楽は、前回の「江戸川次課長」のユニットで歌ったという「スニーカーのSTEP」の替え歌がエンドレスで流れていました(^^)。
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誰かのソロイベントというよりも、次長課長・フットボールアワー・ストリークの3組のユニットイベントという感じのイベントでした。次課長だけ目当てで来た人には物足りなかったかもしれないし、フットやストがすきで来た人には嬉しかったんじゃないかと思う。だけど、「イベントそのものの完成度」はものすごく高かったと思います。けっこう長い時間やっていたけれど、全然飽きなくてずっと引き込まれて見ていました。次課長のイベントにはけっこう通ってきていて、そのどれもに今回と同じメンバーが出ていたのに、葛飾では急に趣向を変えてきたので驚きました。でもよい驚き。わたしは特にこういう、「ストーリーもの」「イベント全体がつながったもの」が大すきなのです。 2時間モノの、すごく面白い、しかもCMナシのバラエティー番組を見ているような、2時間強でした。このイベント、この6人が、テレビ番組になったらいいのにな。すっかりテレビを見なくなってしまったわたしだけど、こんな素敵なテレビ番組なら見るのにな、と、終わったときに強く思いました。 (2000.9.7記)
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